2026年は変化の時代が終わり、すべてが変わり、「ついにAIが資本主義を滅ぼす年」になる
この帰結は、完全なグローバル化である。それはいったん、第1次世界大戦直前、ピークを迎え、大戦後、歪みを膨らませながら、国際金融の発達のさらなるピークを迎え、それが崩壊し、株の大暴落、大恐慌となった。 この時期、覇権が欧州からアメリカに移った。それは、第1に、アメリカは、近代化のメリットをすべて受けながら、戦争というコストに関しては外側にいたからだった。 しかし、より重要なことに、中心が発展しすぎると、その恩恵は周縁に及ぶという歴史法則のモーメンタムが大きく作用したからだった。戦争の外側というのも、その周縁効果の一部分であった。
この中心の移行期、つまり覇権の移行期に、大バブルが発生した。欧州の資本がアメリカになだれ込み、アメリカは壮大なバブルとなったのである。それが、1929年に弾け、それは金融市場にとどまらず、1932年からの大恐慌をもたらした。しかし、その後の第2次世界大戦において、アメリカも世界大戦に参戦しながらも、自国は戦場にならなかったことに象徴されるように、またもや周縁に位置することによって、大きな恩恵を得た。そして、欧州は荒廃した。
第2次世界大戦後、覇権は名実ともに、軍事的にも外交的にも経済的にもアメリカに移った。今度は、日本とドイツが周縁であることの利点を生かして、経済的には台頭した。 社会主義経済圏というのも存在したが、ソ連や東欧が崩壊したことにより、その意味で1972年リチャード・ニクソン大統領の中国訪問(の米中共同声明)以来、アメリカとの融和による経済の発展を鄧小平が画策してきた中国が、社会主義経済圏の周縁として台頭し、社会主義体制が世界的に崩壊し、冷戦が終了することにより、一気に発展した。
日本が牽引したアジア経済圏の中にあって、周縁だった東南アジアは1980年代から台頭し、1990年代のアジア金融バブルを生むまでに発展した。 より大きな枠組みで見ると、ラテンアメリカが先にアメリカ合衆国の発展の周縁の利を得て成長しかけたが、いち早くオイルショックなどにより低迷したことなどから、アメリカおよびその周縁、西欧およびその周縁たる東欧に対して、アジアは、最初に日本、次に中国に引っ張られて、世界の中で台頭してきた。21世紀、いよいよアジアが、19世紀までの欧州、20世紀のアメリカ、それらに取って代って、「中心」として世界経済を動かすようになったのである。