“ジブリ風”など…AI隆盛で「アニメ業界」に生じる混乱 絵だけでなく、声やグッズの権利をどう守っていくのか
■まさに過渡期の現在 近年はアニメグッズに関しても、既存キャラクターのAI製イラストをポスターにしたものを販売して書類送検される人がいたりするなど、AIの技術が悪用される事例が後を絶ちません。 一方で、AIソフトを補助的に用いながらアニメ映像のリマスターが行われるなど、AIに本来期待されている作業効率化や映像技術の進化が実現している事例も生まれてきています。 かつて動画配信プラットフォームが普及したときのように、急速に広がるAIの普及はもはや誰にも止めることはできません。そんな中で権利の侵害や悪用をいかに防ぎ、AI技術との共存の道を探していけるのか。アニメ業界はAIとの関係において、まさに今その過渡期にあるといえます。
小新井 涼 :アニメコラムニスト