「先生をちゃんと見ていなかった奥さんが悪い」
この日を境に、X教授は「Aとの話し合いがあるから」という理由で帰宅が遅れるようになった。そして2022年2月には「自分のために時間と金を使いたい」という言葉を残し、家を出た。
その2ヵ月後、X教授とYさんの自宅に差出人不明の手紙と複数の写真が届く。手紙にはX教授とAが頻繁にラブホテルに行っていることや旅行に行っていること、学内でも周知の事実となりつつあることなどが記されており、写真にはX教授とAが親密にしている様子が写っていた。
あの涙の訴えはいったい何だったのか――。Yさんは事実確認のため、妹を伴ってAが両親と共に暮らす自宅を訪ねる。すると、Aの自宅にも同様の手紙と写真が届いていたことがわかった。
Yさんに対し、Aは手紙の内容が事実であることを認めたものの、その場にいたAの両親からは信じがたい言葉が浴びせられた。
「先生をちゃんと見ていなかった奥さんが悪い」
Yさんは屈辱に耐え、頭を下げることしかできなかった。