須田桃子
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すだ ももこ 須田 桃子 | |
|---|---|
| 生誕 |
1975年(49 - 50歳) 千葉県 |
| 国籍 |
|
| 出身校 | 早稲田大学大学院理工学研究科修士課程修了(物理学専攻) |
| 職業 | ジャーナリスト |
| 団体 | フリーランス、東京農工大学 |
| 著名な実績 | STAP細胞論文の追及、科学行政分析、線虫ガン検査N-NOSEへの疑義 |
須田 桃子(すだ ももこ、1975年[1][2][3] - )は、日本のジャーナリスト。東京農工大学特任教授[4][5][6]。元毎日新聞記者、元NewsPicks副編集長。東京工業大学非常勤講師[7]や東京農工大学客員准教授[8][9]も務めた。科学、医療、科学技術行政などを取材し[8][10]、多くの賞を受賞している。
千葉県生まれ[1][2][3][11]。幼少期は読書が大好きだった[1]。早稲田大学大学院で物理学(宇宙物理学)を修め[1][5]、毎日新聞社に入社した。水戸支局を経て2006年から科学環境部に在籍した[11]。2014年にSTAP細胞の研究不正の取材で知名度を高めた[11]。1年の米国滞在後[1][12]、2020年4月にユーザベース社のNewsPicks編集部に転職[10]。HIROTSUバイオサイエンス社の線虫ガン検査N-NOSEの信頼性に関わる重大な疑義の追及[13][14]などで注目を集めた。疑義を報じられたHIROTSUバイオサイエンス社からは訴訟を起こされている[15]。2024年11月からはフリーランスとして活動している[5][6]。
略歴
[編集]- 2001年4月 毎日新聞社入社
- 2006年 毎日新聞社東京本社科学環境部[16]
- 2011年 毎日新聞社大阪本社科学環境部[16]
- 2013年 毎日新聞社東京本社科学環境部[16]
- 2016年9月 ノースカロライナ州立大学遺伝子工学・社会センター 客員研究員[1]
- 2020年3月 毎日新聞社退社
- 2020年4月 ユーザベース入社[10] NewsPicks編集部 副編集長[17]
- 2023年10月 ユーザベース NewsPicks編集部 編集委員[17][18]
- 2024年11月 フリーランス(独立)
書籍
[編集]- 『捏造の科学者 STAP細胞事件』(単著、2014年、文藝春秋。ISBN-13: 978-4163901916)
- 『捏造の科学者 STAP細胞事件』(単著、2018年、文春文庫。ISBN-13: 978-4167911652。新章を加え後日談を記した[1])
- 『世界を変えるiPS産業』(共著、2015年、毎日新聞出版。ASIN: B0126KZGIW)
- 『合成生物学の衝撃』(単著、2018年、文藝春秋。ISBN-13: 978-4163908243)
- 『誰が科学を殺すのか』(共著、2019年、毎日新聞出版。ISBN-13: 978-4620326078)
- 『AIと共生する人間とテクノロジーのゆくえ』(共著、2020年、集英社。ASIN: B086WDM4XH)
- 『科学と倫理-AI時代に問われる探求と責任』(共著、2021年、中央公論新社。ISBN-13: 978-4120053887)
- 『合成生物学は社会に何をもたらすか』(共著、2022年、専修大学出版局。ISBN-13: 978-4881253700)
受賞歴
[編集]- 大宅壮一ノンフィクション賞(2015年)[16](書籍『捏造の科学者 STAP細胞事件』について)
- 科学ジャーナリスト大賞(2015年)[19](書籍『捏造の科学者 STAP細胞事件』について)
- 科学ジャーナリスト賞(2020年)[20](書籍『誰が科学を殺すのか』について)
- Internet Media Awards(2024年)[18](連載『虚飾のユニコーン 線虫がん検査の闇』[13][14]について)
- 調査報道大賞奨励賞(2024年)[21](連載『虚飾のユニコーン 線虫がん検査の闇』[13][14]について)
エピソード
[編集]- STAP細胞の研究不正疑惑において報道対象となった小保方晴子は、ベストセラーとなった著書『あの日』の中で、「特に毎日新聞の須田桃子記者からの取材攻勢は殺意すら感じさせるものがあった」と記載した[22][23][24][25]。
- 『誰が科学を殺すのか』の出版を受けて開催された2019年12月13日の毎日メディアカフェの記者報告会において、「取材を通じて最も驚きや怒りを感じたこと」には「内閣府主導の巨大プロジェクトのずさんさ」、「研究力低下の最大の要因」には「『出口志向』と『選択と集中』」、「日本の科学が元気を取り戻すには」には「多様性とEBPM」と回答した[26]。
- 線虫ガン検査N-NOSEへの疑義を『虚飾のユニコーン 線虫がん検査の闇』[13][14]で報じたことについて、HIROTSUバイオサイエンス社からは民事訴訟を起こされている[15]。N-NOSEへの疑義は週刊文春が先行して報じていた[27]。
出典
[編集]- ^ a b c d e f g “科学ジャーナリズムの原動力 | アマナとひらく「自然・科学」のトビラ | NATURE & SCIENCE”. nature-and-science.jp. 2025年12月27日閲覧。
- ^ a b Inc, Nikkei (2015年4月7日). “大宅賞に須田桃子さん 雑誌部門は安田浩一さん”. 日本経済新聞. 2025年12月27日閲覧。
- ^ a b “科学報道のビタミンになる3冊/須田桃子”. Web中公新書|中央公論新社. 2025年12月27日閲覧。
- ^ “社会的受容性の評価手法開発”. 炭素循環型社会実現のためのカーボンネガティブの限界に挑戦する炭素耕作拠点. 2025年12月27日閲覧。
- ^ a b c “須田 桃子 プロフィール”. 文春オンライン (2025年11月2日). 2025年12月27日閲覧。
- ^ a b “須田 桃子 | 著者ページ”. 東洋経済オンライン. 2025年12月27日閲覧。
- ^ “須田 桃子 - 専修大学出版局”. www.senshu-up.jp. 2025年12月27日閲覧。
- ^ a b “【開催レポート】Open academia Lectures #2:須田桃子氏「メディアを横断し、科学の姿を伝える」(2024年10月18日)|アカデミスト株式会社”. note(ノート) (2024年10月30日). 2025年12月27日閲覧。
- ^ “2023年度CoSTEP開講式特別プログラム「合わせ鏡の間に立って〜科学ジャーナリストの視点から〜」を5月13日(土)に開催します”. CoSTEP - 北海道大学 大学院教育推進機構 科学技術コミュニケーション教育研究部門. 2025年12月27日閲覧。
- ^ a b c “NewsPicks編集部に科学ジャーナリストの須田桃子を迎え「サイエンス班」を新設 | お知らせ | 株式会社ユーザベース”. www.uzabase.com. 2025年12月27日閲覧。
- ^ a b c “「ジャーナリストの目から見たSTAP細胞事件」須田桃子”. OIST Groups (2015年8月7日). 2025年12月27日閲覧。
- ^ “ほぼ日の学校新講座「ダーウィンの贈りもの」 - ほぼ日刊イトイ新聞”. ほぼ日の学校新講座「ダーウィンの贈りもの」 - ほぼ日刊イトイ新聞. 2025年12月27日閲覧。
- ^ a b c d “虚飾のユニコーン”. NewsPicks (2023年9月18日). 2025年12月27日閲覧。
- ^ a b c d NewsPicks /ニューズピックス (2023-09-30), 【スクープ】世界初の「線虫がん検査」、衝撃の実態を徹底取材(HIROTSUバイオサイエンス/広津崇亮)解説:須田桃子 2025年12月27日閲覧。
- ^ a b “株式会社ユーザベースを被告とした民事訴訟について”. HIROTSUバイオサイエンス. 2025年12月27日閲覧。
- ^ a b c d 「本の話」編集部. “説明責任を果たさない理研に失望した──第46回大宅賞は『捏造の科学者 STAP細胞事件』(須田桃子) | 「本の話」編集部 | イベント・レポート”. 本の話. 2025年12月27日閲覧。
- ^ a b “須田 桃子 | World Cancer Week 2024 | CancerX”. 須田 桃子 | World Cancer Week 2024 | CancerX. 2025年12月27日閲覧。
- ^ a b “JIMA : Internet Media Awards 2024 : 虚飾のユニコーン ——線虫がん検査の闇”. JIMA.media (2024年3月14日). 2025年12月27日閲覧。
- ^ “科学ジャーナリスト賞2015 大賞受賞者のことば:STAP事件「科学史に残るスキャンダル」と直感 毎日新聞社科学環境部記者 須田 桃子。日本科学技術ジャーナリスト会議 会報 75号” (2015年6月). 2025年11月9日閲覧。
- ^ “科学ジャーナリスト賞2020”. 日本科学技術ジャーナリスト会議 (2020年7月21日). 2025年12月27日閲覧。
- ^ “2024年 調査報道大賞・発表|報道実務家フォーラム”. j-forum.org. 2025年12月27日閲覧。
- ^ “小保方氏手記 捏造の有無より報道被害訴えたかったのか”. NEWSポストセブン. 2025年12月27日閲覧。
- ^ “理研に衝撃…小保方さん“反論手記”に書かれた核心部分|日刊ゲンダイDIGITAL”. 日刊ゲンダイDIGITAL (2016年1月28日). 2025年12月27日閲覧。
- ^ 産経新聞 (2016年1月28日). “【小保方さん手記】「悪の象徴にされた」と恨み節 「殺意感じさせる」毎日記者を名指し非難 揺れる心情、被害者意識-赤裸々に(3/3ページ)”. 産経新聞:産経ニュース. 2025年12月27日閲覧。
- ^ “小保方晴子氏が手記出版 混濁する真相 「STAPあります」は撤回せず(Yahoo!ニュース オリジナル THE PAGE)”. Yahoo!ニュース. 2025年12月27日閲覧。
- ^ 毎日新聞「毎日メディアカフェの記者報告会「『誰が科学を殺すのか』の舞台裏」」『Facebook』2019年12月13日。2025年12月27日閲覧。
- ^ 「週刊文春」編集部. “「尿一滴でがんがわかる」で話題 線虫がん検査「精度86%」は問題だらけ”. 文春オンライン. 2021年12月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年9月22日閲覧。