序章:SKY-HIとBMSGの“革命”に酔っていた私へ――元ファンの目に映る実像
私はBMSGの“信者”だった
私はSKY-HI率いるBMSGの元信者だ。
BMSGはファンダムの熱量や構造が、一部の新興宗教と似ていると感じたことから、私はあえて“信者“という言葉を使っている。実際、他界隈の間でもBMSGのファンのことを信者だと揶揄する声が少なくない。
SKY-HIの話術と“取り込み”の構造
SKY-HIの人を惹き込む話術は、実に巧みだ。耳心地の良い言葉を並べ、美しい理想を語り、その恵まれたビジュアルと相まって説得力を増す。
日常にヤキモキしていた者や、日本のエンタメに物足りなさを感じていた者達は、たまたまSKY-HIの綺麗事に触れると、一気に惹き込まれる。SKY-HIはそんなちょっと鬱屈していた者達を、次々に、言葉巧みに取り込んでいく。
私も取り込まれたうちの一人だった。
語られる理想と“革命”の幻
「才能を殺さないために」
「日本の音楽業界を底上げしていく」
「才能のある子達が韓国に流れていかないように」
「日本から世界へ」
こんなスローガンやプロモーションを見せられていくうちに、今までの日本には存在しなかった真のエンタメを生み出す人がついに現れたのだと思い込んでいった。
オーディション番組「THE FIRST」では、夢を見る純粋なSKY-HIと少年達のキラキラした青春物語を見せつける。
「日経エンタ」で頻繁に取り上げられるSKY-HIのインタビューには、美しい理想論が大量に並んでいる。
月額5000円という破格のオンラインサロンでは、SKY-HIのありがたい言葉をクローズドな環境で聞くことができる。高額を払ってる我々だけの特権だと、自尊心を掻き立てられる。
仮想敵と“革命ごっこ”の構造
SKY-HIは仮想敵を作る。
少なくとも今の私の目には、その“敵”は実在しないように見えるが、信者にはそう見える“敵”を巧みに描き、それらと戦って革命を起こしているかのような錯覚を起こす。
その”革命”に心酔した信者達の心境は次の通りだ。
「日本の芸能界の構造では、才能が殺される」
「今の日本の音楽は世界では通用しない」
「そこに革命を起こせるのはBMSGだけだ」
距離を置いて振り返ってみると、まるで「ハルマゲドンが来る」と信じさせられた教団の信者のように、存在しない巨悪に向かって戦う幻想に取り込まれていたように思う。
そのように取り込まれてしまった要因となる情報源をスクショで集めてみたので、別ページにて参考にしてほしい。
声高に叫ばれる“理想”とその実態
取り込まれた信者達はSNSで声高に叫ぶ。
「このままでは日本のエンタメがダメになる」
「アーティストの幸せを叶えられるのはBMSGだけ」
「BMSGには他の事務所にはない真の才能が集まっている」
「SKY-HIは日本の音楽業界に革命を起こす指導者だ」
「こんな素晴らしいリーダーがいる日本の芸能の未来は明るい」
どうやらものすごい“大革命“を世の中に起こしているような感覚を、信者達は抱いているようだ。
でも、実際はどうだろうか?
数百万から数千万人はいると思われる、芸能、エンタメ、音楽を愛する日本人のうち、どのくらいがBMSGを認識しているだろうか?
日本の年間ヒットチャートにどのくらいBMSGの曲はランクインしているだろうか?
海外ではどのくらい需要があるのだろうか?
日本のアーティスト達は、BMSGが革命を起こしたおかげで活動環境が良くなったのだろうか?
芸歴20年、30年、40年という大御所ミュージシャンはたくさんいるが、BMSGのおかげで何か変わっただろうか?
例えばサザン、玉置浩二、B'z、ミスチル、宇多田ヒカル、矢沢永吉、松任谷由実など現役の大御所は数えきれないほどいるが、どうなのだろうか?
世界各地のフェスに、BMSGがきっかけで日本のアーティストの出演が増えたりしただろうか?
BMSGは世界各国のチャートにどのくらいの頻度で登場するのだろうか?
XG、YOASOBI、米津玄師、藤井風、Ado、Jojiなどと比べて、本当にBMSGは「世界に通用している」と言えるのか?
そもそも「今のままでは日本の音楽は世界に通用しない」と言っているが、前述のようなアーティスト達がすでに世界で活躍している実態をどう説明するのか?
信者達は声を揃えて言う。
「BMSGのおかげで、BE:FIRSTやHANAなど、世界に通用するダンス&ボーカルがついに日本にも誕生した!」と。
本当にそう思っているなら、一度XGのパフォーマンスを見てほしい。
本物とは何か。
世界に通用するとは何か。
“盲信状態“から解放された今、見えてきたもの
盲目的にBMSGを応援していた私が、まるで洗脳されていたかのような状態から解放された今だからこそ見えるものがある。
SKY-HIの語る言葉は、耳障りがいいだけで中身がない。
いもしない仮想敵と戦ってるように振る舞い、何か立派な革命を起こしているかのように語り、愛に溢れる人を演じている。
しかし彼はSNSの投稿で、たびたび嫌味に聞こえる発言や、矛盾した発言をする。そのたびにファンは少しモヤっとした感情を抱くのだ。
私もその”モヤッ”を感じていたうちの一人で、その違和感を何度となく繰り返していくうちに目が覚めていった。
SKY-HIは二枚舌だ。こっちではこう語り、その裏で実際は反対の行動を取る。
言ってることが二転三転する。そのたびに、”誤解”したファンが悪いかのような発言をする。
不要なタイミングで余計なことをペラペラ話す。大事な時には何も語らない。
BMSGの“内側”
BMSGは、ここ2年ほどの間に離職者が相次いでいる。離職者が少ないホワイトな会社を装っているが、実態は人が続かない。
常に求人広告を出しているのは、組織を大きくしていっているからというのもあるが、入社してもすぐに人が辞めてしまうからだ。
そのために担当者がコロコロ変わり、しかもろくに引き継ぎがされていない。
なぜそんな事情を知っているか。
それは、実は私の身内がBMSGに関わっているからだ。
私がBMSGを知ったきっかけも、その身内だった。身内から今関わっている仕事として話を聞き、「THE FIRST」を観てみたことでBE:FIRSTにハマり、BMSGの箱推しとなったのだ。
現場の声:「裏ではSKY-HIの批判が多い」
身内は言う。
「最初はSKY-HIが素晴らしいリーダーだと思っていたけど、首を傾げる言動が多くて不信感を抱くようになった」と。
BMSGと関わったスタッフ同士で話をしてみると、SKY-HIに対する批判的な声は少なくないらしい。
遅刻や喫煙が目立ち、方針変更も多く、現場の混乱を招いているという話を複数の関係者がしているそうだ。
身内は、私がSKY-HIに心酔していることを知っていたため、長らくその実態を私に隠していた。
しかし私がだんだんとSKY-HIの矛盾した言動に疑念を抱くようになり、思い切ってそのことを身内に告げてみたところ、実態を教えてくれるようになったのだ。
元信者だからこそ、語れることがある
このnoteでは、元信者として、BMSGやSKY-HIが抱えている問題点をファン目線と内側の情報の両方から語っていきたい。
応援していたからこそ、見えてしまったことがある。苦しみながら気づいたことを、これから少しずつ書き記していこうと思う。
これはあくまで、私の視点だ。
盲目的に信じていた過去の自分に、今の私から静かに問い直してみたくなったのだ。


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