「婚約指輪」で破局してしまう人たち
結婚相談所マリアージュ・プリヴェの葉月です。
以前、婚相談所で婚活する方向けに、「真剣交際へ進んだら、婚約指輪のあれこれ」という記事を書いたのですが、今回はその「続き」のお話です。婚約指輪で揉めてしまうカップルには、実は根底に「異性の気持ちがわからない」という問題があります。
婚約指輪問題は、実は『氷山の一角』に過ぎないことも多いのです。
大事なのは、異性の心理を知ること。
自分とは違う考え・立場の人の気持ちを推し量るスキルです。
まずは、こちらを。
1.婚約指輪による破局は、男性からの方が多い
「結婚相談所で婚活をして、せっかく真剣交際へ進んだのに、婚約指輪で喧嘩して交際解消した」という場合、実は圧倒的に男性からの交際終了(女性が振られてしまう)が多いのです。逆に、女性の方から「指輪が原因で」真剣交際を解消したい、というケースは、実はそこまで多くはありません。
よくあるパターンとしては、
女性が、無理目の指輪を「強引に」ねだってしまう
⇒ 男性が、「もうムリ・・・」ってなってしまう
⇒ 女性が、「ごめん、それなら当初の予算でOK」と言うけど、もう既に時遅しで、男性は気持ちが離れてしまう・・・
という流れ。
だから!!私たち仲人は、女性に「強引に高い指輪をねだらないで!」と口を酸っぱくして言い続けているのですが、
男性の「ちょっと、微妙だな」という空気を察することができない女子
まだ婚約前なのに「真剣交際へ進んだ」ことで安心しきって我儘を言ってしまう女子
が後を絶ちません。何度も言いますが、当相談所の会員様で、どうしても指輪にこだわりがある方は、真剣交際へ進んだら、まず私に相談して下さい。
「葉月さんに相談すると、高い指輪はダメって言われそうだから・・・」と思う方もいるかもしれませんが・・・
私は自分が高い指輪を欲しかったよ!!
実際に、3桁万円のエンゲージをもらってるよ!!
だから、安心してあなたの「腹黒い本音」で相談していただいてOKです。但し、リスクについてもお伝えするし、私が大事にしているのは「そのリスクは取れるのか?取る価値があるのか?」を、ちゃんと考えていただくことです。
婚約指輪で「フラれてしまう女子」は、高い指輪を欲しがる女子ではなく、「高い指輪をもらうだけの『あざとさ・腹黒さ・計画性』」が無いのに、気軽に高額商品をリクエストしてしまう「考えのない女子」です。
高い指輪が欲しいなら、したたかに生きる覚悟を決めて下さい。
(↑え・・・そういう話なの?なんか違う方向へ行ってない?心配!笑)
2.「婚約指輪」が問題になるケース
婚約指輪で「喧嘩」してしまう場合、多くは「予算の問題」です。
因みに、予算は問題ないけど、
男性は、御徒町で少しでも大きなルースのダイヤモンドを購入したい
女性は、憧れのブランドの指輪が欲しい
みたいなケース。こういう場合は「女子の希望を叶えてあげて下さい!!」はい、以上!異論も反論も認めません。女子が受け取るものだから、女子の好きなものを選んで。男子の好みは、自分が受け取る「指輪のお返し」で思いっきり希望を通して下さい!!
まぁ、こういうお話はレアケースです。それよりも圧倒的に多い、予算の問題だった場合ね。彼女の希望する指輪の値段が彼の予算の金額以上だった場合は、やっぱりね、できることなら女性が彼の予算に合わせた方がいいとは思います。
但し、程度問題もあるので、例えば、
男性の年収が1200万
女性の年収が1200万
で、婚約指輪の予算が10万円、とかだったら、交渉の余地はあると思う(と、いうか、ちゃんと話し合って、納得が行く回答が得られなければ、女性の方が結婚を考え直した方がいいまであります)。
でも、こういうケースはほとんどありません。いや、私は見たことも聞いたこともありません(女性側が、「高い指輪はいらない」というタイプで、形だけ10万円の指輪をもらった、みたいなケースはあります。結構、あります。)
実際に多いのは・・・
パターン①
男性の年収が1000万
女性の年収が300万
彼の予算は40万だけど、彼女は100万円超の指輪が欲しい とか
パターン②
男性の年収が1200万
女性の年収が1000万
彼の予算は70万だけど、彼女はハリーウィンストンが欲しい とか
そんな感じのパターンです。
3.「覚悟を見せて欲しい」はヤクザと同じ?
多くの男性は、自分の予算よりも高額な指輪を「強硬に」欲しがる女性に対して「恐怖」を感じます。高額指輪をもらいたがる女子って、だいたい
結婚で女性は苗字が変わるんだから、それくらいの覚悟を見せて欲しい
指輪は一生に一度のことだから
お給料の3ヵ月分が常識じゃないの?
彼は、ハイスぺだから・・・
等々の「理由」をもっともらしく言いますが、
今の時代は、
ずっと同じ会社で働けばそのままお給料も上がって安泰
余程変なことをするか上司に逆らうかしない限りはクビにならない
みんな結婚して、子供を養って家族を作ってる
みたいな時代ではありません。なので、結婚に対して多くの男性は「相当なプレッシャー」を感じています。「結婚する」と決めるだけで、既に相当の「覚悟」なのです。そこに、更に「覚悟」を求めると・・・「ごめん、無理」ってなってしまう人は多いのです。また、「指輪は一生に一度のことだから」と言いますが、そんなことを言ったら・・・
結婚式も
新婚旅行も
新居も
新居で使う家具・家電も
一生に一度のことだったりします。結婚式の費用、新婚旅行の費用、新居の費用、新居で使う家具や家電・・・など、結婚では他にも色々な「出費」があります。
婚約指輪で「高額じゃないとダメ」と言われてしまうと、「もしかしたら、それ以外のものも、全部高額じゃないとダメなのかな?満足してくれないのかな?」と、恐怖を感じてしまう男性は多いのです。
因みに、昔よく言われていた「婚約指輪はお給料の3ヶ月分」というフレーズですが、これの『起源』をご存知でしょうか。このキャッチコピーは、1970年代にデビアス社(ダイヤモンドの採掘・流通をする巨大企業)の広告キャンペーンで唱えられたものだそうです。当時、婚約指輪がまだ一般的でなかった日本で、ダイヤモンド会社が「お給料の3ヶ月分」というキャッチフレーズで需要を喚起した、ということです(為替レートの関係もあり、当時のサラリーマンの手取り3カ月分がだいたいダイヤモンドの価格だったそう)。
いいですか?婚活女子のみなさん!!(いきなり、呼びかけるスタイル。笑)もう、時代が違います。「婚約指輪はお給料の3ヶ月分」というのは、
結婚したら女性は家庭に入る
男性側ご両親との同居も当たり前
子供を産むのが当たり前
家事育児は女性の仕事
離婚はかなりしにくい(社会的に、結構珍しい)
みたいな時代のお話です。そんな時代なら、結婚に際して男性に「覚悟」を見せて欲しい、もわからないでもないですが、今は男性の方が女性に「覚悟」を見せて欲しいと思うくらい、男性にとって「結婚」が大変な時代(誰でも結婚できる訳ではない)になってしまっている、ということに気付いて下さい(だから、こんなに苦労して婚活している・していた訳じゃないですか?)
【番外編】
私の知人の某ハイスぺ男性は、彼女に「どうしても高価な婚約指輪が欲しい」と言われて、その彼女と別れていました。彼女から「誠意を見せて欲しい」と迫られて、ふと、
「なんだか、ヤクザみたいだな・・・」
と思ってしまったそうです。「誠意を見せろと過剰な金品を強引に要求する」は、百年の恋も冷めさせるってこと、ゆめゆめ忘れないで下さい。
4.ハイスぺ男性なんだから、買えるでしょ?の罠
さて、ここまで色々と書いてきましたが、ここからが本題?です。婚約指輪に関して、彼の提示の予算で揉めるケースで多いのが、「彼はハイスぺ男性なのだから、買えるでしょ?」と女性が考える場合。
いいですか、もし、あなたの真剣交際相手がハイスぺ男性だったとして、彼の年収はいくらですか?
<年収1000万の彼>
年収が300万円前後のOLさんからすれば、年収1000万は「すごいハイスぺ」に見えるかもしれませんが、年収1000万って、都心で贅沢三昧できる年収ではありません。(「地方ならいいの?」って思うかもしれませんが、地方で「ハリーウィンストンが欲しい」とか言う女子、ほぼいませんからね?そういう価値観ではないと思います。)
これから、結婚して、子供もできて・・・って考えたら、色々と節約しておきたいと思う男性は多いのです。ハイスぺだからこそ、子供の教育にもお金をかけたくて、結婚前にどんどん貯金を使ってしまう、ということに抵抗を感じる人も多いと思います。
<年収2000万の彼>
年収2000万円の男性になると「流石に、余裕があるはず」と思うかもしれませんが、例えば、30代で年収2000万稼ぐ男性となると、医師や外資系の人が多いのかな、と思います。医師は、なるのにお金がかかります!!医学部の奨学金を返済中の人もいれば、大学の学費は両親に出してもらったけど、大学院の学費は自分で払ってる、という人もいます。また「これから留学の可能性もあるから、お金は貯めておきたい」という人もいます。
そして、外資系!!はい、外資はクビになります。あっさりクビになります。因みに、お給料が高い人ほどクビになるリスクは高いです。なので彼らは過剰に「貯金」を大事にします。
<年収3000万超の彼>
年収3000万円~の男性になると、多くの場合は経営者か、医師・弁護士で開業して成功している人、外資系でも金融・コンサルで出世している人になってきます。いいですか?もう、この人たちはね、普通じゃないの!!ちょっとおかしな人たちなの。彼らは自分のやりたいようにしかやらない。婚約指輪でもなんでも、買いたければ買うし、買いたくなければ買わない。
「私が欲しいって言ってるのに、買ってくれないなんて、私のことを好きじゃないんでしょ?」って言われると「そうかもね。さようなら。」って真っ先に言うのはこの人種です。気を付けて。
彼らにも愛情深い人はいるし(むしろ、多いと思う)、愛する人は徹底して幸せにしようとするけど、「自分の方法で」幸せにしようとする。ここ、マーカー引いておいて下さい。
5.高額指輪をもらってる女子って?
では、ここからは「どういう女子が高額指輪をもらっているのか?」についてお伝えして行きたいと思います。結婚に際して、高額な婚約指輪をもらっている女子は、以下のパターンであることが多いです。
①結婚式はしない、新婚旅行はいかない、など、他の結婚にかかる費用をスキップしている場合(その分、指輪は豪華に、という感じ)
②結婚後の生活費等の負担が少ない場合(「新居は女性の父親が持っている都心のタワマンに無料で住んでOK」とか「男性の実家の二世帯住宅に住むから家賃はかからない」とか)
③女性が男性の事情を大幅に受け入れた場合(「初婚の女性が、婚歴ありで前妻とのお子さんを育てている男性と結婚して、彼の子を育てる」「キャリア女性が仕事を辞めて、地方に移住して彼の家業を手伝う」など)
④お金で愛情表現をするタイプの男性の場合
6.それでも高額指輪が欲しい女子へ
突然ですが、あなたは、どれくらいの期間婚活をしましたか?
婚活は、どれくらい大変でしたか?
あなたは今何才で、子供は欲しいですか?
「私はまだ20代です。婚活期間は3ヵ月。男性を好きになりやすいし、真剣交際も、どの人と進むか迷いました。Aさんも良かったし、Bさんも良かったし、Cさんも良かったです。全員真剣交際を申し込んでくれて、1人に決めるのが大変でした。因みに、子供はいてもいなくてもいいです。」
うん、こういう人は、「欲しい指輪」をねだってもいいし、それでダメなら、もう一度婚活すればいいと思います。
「私はミドサーです。婚活期間は2年。なかなか「いいな」と思える人がいなくてor「いいな」と思える人からはなかなか真剣交際を申し込まれなくて、婚活は大変でした。子供はどうしても欲しいです。子供が欲しいから婚活をしました。」
もう、こういう人はね、指輪とかどうでも良くないですか?彼と破局したら、恐らく今度は真剣交際へ進む相手を見つけるのに、2年以上かかる可能性が高いですよ?30代前半の婚活2年と、30代後半の婚活2年は、会える人が全く違ってきます。自分が「好きになれる」範囲も相当狭まります。
そして、今結婚した時と、2年後?3年後?5年後?に結婚した時で、子供を授かれる確率も、相当変わってきます。
「どうしても子供が欲しい女性」は、「好きな指輪をもらって、子供がいない人生」と「指輪は諦めたけど、子供がいる人生」で、どちらが幸せかを考えてみて下さい。
目先のことだけではなく、人生トータルでの「幸福度」「満足度」を優先しましょう。
7.たかが指輪・されど指輪
婚約指輪で破局してしまうカップルの場合、『きっかけ』は婚約指輪でも、実はそれだけが原因ではないことが多くあります。
多くの場合、男性又は女性の、あるいは双方の「コミュニケーション」がしっかり取れていないことが根底にあるのです。婚活での結婚は、それまで全く接点のない男女が、残りの人生を一緒に生きる約束です。
「当たり前」は無いし
「普通」もありません。
これくらいの値段の指輪が「当たり前」。
いや、「普通」はこれくらいでしょ?
結婚生活では、日常の些細なことから、人生の大きな決断まで、色々なことを『夫婦共同』で決めて行かなければいけないのです。
普通と普通のぶつかり合いに、正解はありません。どちらかが、折れるしかないのです。「ここは相手が折れてくれたから、あれは私が折れよう」と思える2人ならいいのですが、「毎回自分の意見を通そう≒毎回相手に折れさせよう」みたいな人との結婚はお勧めしません。
仲人の立場としては、婚約指輪で破局しないで欲しい。
でも、その一方で「そんなにすり合わせができない2人なのであれば、無理に結婚しない方がいい」とも思います。婚約指輪1つでそこまで揉めてしまう男女が、その先の何十年という結婚生活を仲良く続けて行ける姿って、あまり想像できないのです。
どんな人と結婚しても、何から何まで全部自分の想い通り、ってことはありません。でも、それでも「結婚って、いいよ!」と私は自信を持って言えますし、成婚退会して、結婚して行ったご卒業生様たちも、みんなそう言っています。
大変な婚活を乗り越えて、真剣交際へ進んだ男女が、婚約して幸せいっぱいに結婚相談所をご卒業して行かれる姿は、本当に尊いものです。
『婚約指輪』をきかっかけに、よりお互いのことを知り、理解し合い、幸せな家庭を築いて行って欲しいな・・・と、1年で一番ご成婚が多い季節に、会員様たちからのプロポーズ&ご成婚退会のご報告を聞きながら、この記事を書きました。
大好きな彼・彼女と手を繋いで過ごす真冬の季節は、人生のご褒美だと思う。Happy Holidays!!


良い記事すぎました
嬉しすぎます!!