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介護施設での高齢者虐待、最多 理由に「経営層の現場理解不足」など 沖縄
この記事を書いた人
宮沢 之祐
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沖縄県は25日、高齢者虐待についての2024年度の調査結果を発表した。養介護施設での従事者らによる虐待は22件で、前年度より2件増えて過去最多となった。養護者による虐待は157件で、前年度より26件減った。
虐待が起きた養介護施設の内訳は「住宅型有料老人ホーム」が12件で55%を占めた。次いで「通所介護等」が3件だった。虐待されたのは98人で、そのうち59人は身体的拘束を受けた。

虐待発生の要因(複数回答)では「経営層の現場の実態の理解不足」「高齢者へのアセスメントが不十分」「職員の倫理観・理念の欠如」が多く挙がった。
施設での虐待の相談・通報は37件で、相談・通報者は「当該施設職員」が15件で最多。「元職員」も6件あり、発覚が内部通報頼りの現状をうかがわせた。
一方、養護者による虐待についての相談・通報は380件。相談・通報者は、介護支援専門員97件▽警察99件▽家族・親族58件の順に多かった。
虐待をしていたのは168人で、内訳は、息子72人▽夫36人▽娘27人▽妻12人など。虐待者の年齢は50代が44人で最も多い一方、70代以上が51人で、全体の30%に上り、老老介護が背景にあることが浮かび上がった。
県地域包括ケア推進課は「施設での虐待件数が高止まりしており、半数以上を占める有料老人ホームなどへの啓発に力を入れたい」としている。
(宮沢之祐)
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