沖縄市の花城大輔市長らは25日、市役所で会見を開き、市予防接種事業の委託先の病院で予防接種を受けた患者の個人情報が含まれた予診票や、生活保護にかかる集合医療券を紛失したと発表した。資料を紛失したのは同市の医療法人安心会愛聖クリニック。現時点で13市町村493人分の資料の紛失が確認されている。個人情報の流出や不正利用は確認されていないという。
紛失した資料は10月の一部と11月分の、高齢者や小児などの予防接種の予診票など。名前や住所、生年月日、接種履歴、既往歴などが含まれていたという。同資料はデータでも同院に保管されており、対象者のワクチン接種状況への影響はないとみられるという。
資料は12月1日夜から2日にかけて紛失したとみられ、同院職員が紛失を確認するまでの間は、清掃業者以外の施設への立ち入りは確認されていないという。
紛失が確認されたのは沖縄市、うるま市、北中城村、宜野湾市、北谷町、嘉手納町、中城村、読谷村、西原町、浦添市、那覇市、金武町、今帰仁村の13市町村の住民の情報。対象者が最も多く、現時点で418人分の紛失が確認されている沖縄市は、年明けから対象者個人への通知を開始する予定だという。
同院は資料の紛失で、予防接種の費用約600万円の公費を受け取れない可能性があるという。
同院の中田安彦院長は「多くの市民の方々に心配をおかけし大変申し訳ない。今後二度と同様の事案が起きないように努める」と謝罪した。