うちには時短勤務で毎日子どもの迎えに行く男性社員がいる。
17時になると席を立って、
迷いなく帰る。
ある日、50代のパワハラ系上司が
笑いながら言った。
「毎日まっすぐ帰ってさ。飲みにも行かない。正直、人生楽しいの?」
周りが一瞬、静かになった。
少し間があって、
彼は首をかしげて返した。
「え…?仕事終わってから家族と過ごす時間が一番楽しいですけど。」
「それ以上に大事な時間って、あるんですか…?」
嫌味とかではなく、純粋な言葉だった。
その場にいた全員が、
なんとなく気づいてた。
「人生それでいいの?」
って言葉は、心配じゃなくて
価値観の押し付けだって。
残業して、飲みに行って、
家に帰るのは深夜。
それを「充実」と呼ぶ人もいる。
でも彼は違った。
自分で選んで、一番大事な時間を
ちゃんと取りに行ってるだけ。
マジで思った。
人生を楽しんでないのは、
どっちなんだろうって。
仕事を優先する人生もある。
家族を優先する人生もある。
ただ一つ確かなのは、
自分が幸せな時間を
他人に否定される筋合いはない。
数日後、
別の若手が時短申請を出した。
「あの人見て、
やっていいんだって思いました。」
あの上司が何を言おうと、
もうこの働き方が正解になりつつある。