| ADVANCED POWER DoLLS 2 | |
| メーカー | 工画堂スタジオ |
| 発売日 | 1996/04 |
| ジャンル | SF戦術級SLG |
| 発売機種 | PC-98 DOS/V Win |
| プレイVer | PC-9801版 |
以前「POWER DoLLS 2」の時にも書いたが、この2の系列だけたくさんある。まず2無印とそのプレイステーション版移植。そして2のサイドストーリーである「DASH」。無印とDASHをセットにした「PLUS DASH」。そして今回取り上げる「ADVANCED」。更にこれらを全部含めた「COMPLETE BOX」が出ている。
で、今回取り上げるADVANCED POWER DoLLS 2(※以下長いのでAPD2)の位置付けだが、私にはちょっと良く分かっていない。DASHに関しては、パワードール2の外伝的な作品で、本編の特定ミッションの間に行われた別のミッションという話になっている。恐らく、今回のAPD2もそれと同じだとは思う。登場人物も世界観も敵も同じなので、パワードール2の話のどこか、あるいはパワードール2の話が終わった直後くらいの別ミッションの話なんじゃないかと思う。私は2無印をクリアしていないので、断言はできない。ただ今作はキャンペーンが3つあり、それぞれ状況が異なるので、単純に「2無印のここに該当する話」みたいにサクッと書けなかったのではないだろうか。
まあそういう感じなので、ゲームシステム的には2無印とそんなに大差ない。DASHと今回のADVANCEDですこーしずつ変化はあるものの、ほんの少しだ。なんかもうちょっと続編的な位置付けなのかなと思ってプレイしたのだが、そうでもなかった。
これまでの2作では何も歯が立たなかった私だけど、今回はどうにかキャンペーンを1本クリアしたので紹介してみる。
今作は、タイトル画面からオープニングを見れる。それを見ればストーリーが分かるんじゃないか…と思った。
が、全然分からなかった。パワーローダー(PLD)と女の子の画像とスタッフの名前が出てくるだけで、お話的なものは何一つ表現されていない。ただおしゃれなだけだった。
さて、本作はキャンペーンシナリオが3つある。本作のメインである「デッドフォール作戦」、サブキャンペーンだがやや難易度の高い「グランドクロス作戦」、そしてビギナー向けの「Pワークス作戦」だ。私はパワードール2で1面もクリアできなかったほどのド素人なので、迷わずPワークス作戦を選ぶ。
Pワークス作戦の場合、3つしかミッションがなく、分岐もない。またPワークス作戦の3ミッションのみは最初から個別に遊ぶ事もできる。
まあここは普通にキャンペーンとしてPワークス作戦を選ぶ。
まずはミッション1、「フォックス・ハント」。
反政府組織「ジアス」と思われる敵勢力が、オムニ第6国立衛生研究所を襲撃し、ウィルスか何かを奪い取ろうとしている。DoLLSは輸送機から降下し、研究所から何かを奪おうとしている敵を全滅させるのが目的だ。上のスクショは、その敵の逃走ルートの予想図だ。見ての通り研究所から四方八方に逃げ出そうとしている。1匹でも見逃すと作戦失敗だ。まだ研究所付近にいるうちに全滅させないともう見つからなくなる。
ビギナーキャンペーンと言っておきながら、最初から「1匹も逃すな」はなかなかな要求ですよ…。
まずはブリーフィング。例によって最初の作戦は重要だ。ただこの「Pワークス作戦」の3ミッションは、そんなに時間差で突入する部隊が無い。目的等を聞いておけばどうにかなる。
それから部隊編成。
今作はパワードール2から引き続き、27名の隊員が操作できる。しかも最初から全員編成可能だ。
ちなみに顔グラフィックは全員描き直されている。DASHの時にハーディちゃんとヤオちゃんのみ新しくなったが、今回その2人も含めて全員リニューアルしている。
多分絵柄の癖からすると、キャラクターデザインは初代パワードールから一貫して同じ人だと思う。しかし画力がかなり上がっている。初代から2になった時に、各隊員の年齢アップに伴って若干大人っぽく描かれたが、その2に比べても今回のADVANCEDは大人のお姉さん度が上がっている。ドット打ちのレベルも高い。
この作戦は、パワーローダー(PLD)中心の降下部隊であるSiverFox/GrayHound/BlueWolfと、支援車輌部隊のSugarCane、支援航空部隊のMeteorStrikeとHonetStingの計6部隊を投入できる。非常に豪華な作戦だ。
その第1部隊であるSilverFoxには、リーダー格のハーディ・ニューランドちゃんに加えて、私の大好きなセルマ・シェーレちゃん、それからファン・クァンメイちゃんやマフィル・ハティちゃんに入ってもらう。ヤオちゃんはGrayHound、ジュリアちゃんはBlueWolfのリーダーを務めてもらう。
各メンバーの機体は最初からセットアップ済みだ。なのでまあ異論がなければそのまま始めてもいいとは思う(※もちろん、パワードールのプロなら絶対そのまま始めたりはしない)。
私はまだ良く分かっていないので、基本的にはそのままで行く事にした。ただ、ちょっとだけ追加する。例えばこのハーディちゃんが乗っている「X4+」というPLDは、ポケットが6つある。で、ポケット6個タイプの機体は大体初期状態では2個ほど空きがある。そこに「L200Eパッシブセンサ」を詰める。なんか…これがいい感じらしい。
よし、配分も終わったしセットアップも済んだ。作戦を始めようか。
と思って開始ボタンを押したら、「第3降下部隊BlueWolfにC559輸送機が編成されていません」と表示された。そうか、輸送機も自分で割り当てないといけないのか…。
そういう事でまた組み直したんだけど、今度は「輸送力をオーバーしてる」とか「戦闘機が組み込まれていない」とか色々なエラーメッセージが出てきた。
エラーメッセージと戦っているうち、ようやく意味が分かってきた。
まず今回の作戦は高々度からの降下作戦なので、地上部隊には必ず輸送機が編成されていないといけない。そしてC559輸送機は、1機あたり6機までのPLDを搭載できる。各部隊はそれを越えないように編成しないといけない。
しかし、これだと輸送機のパイロットが足りない。どうも、各パイロットの適性は「陸戦」と「航空」の2種類に分けられるようだ。陸戦パイロットはPLDや戦闘車輌に乗れる。航空パイロットは輸送機やヘリや戦闘機に乗れる。しかし陸戦と航空の間の配置転換はできない。PLD乗りをちょっと減らして輸送機のパイロットにするという事はできない(多分)。
で、航空パイロットが5人しかいない。まずは降下部隊のSiverFox/GrayHound/BlueWolfに1機ずつC559輸送機を割り当て、後は支援航空部隊に戦闘機を1機ずつ割り当てる。これで5人使い果たしてしまう。SugarCaneを輸送する事ができない。
もしかしたら何かいい方法があるのかもしれないけど…私には分からなかった。仕方なく左の4人のPLD乗りは今回お休みしてもらう。
ふー、これでようやく作戦開始できる。
まずは22:00に降下部隊を乗せた輸送機がエリアに侵入する。
その後SilverFoxから順番に、輸送機を動かしていく。初代パワードールの最初のミッション「遠すぎたダム大作戦」と同様、自分で降下位置を決められる。
中央の研究所に近づいていくが、途中から輸送機が撃たれ始めた。つまりもう敵部隊に発見されている。と言ってもこちらは敵部隊を殲滅させないといけないんだから、ある程度近づいてから降下しないとダメだ。
降下は1機ずつも可能なんだろうけど、今回は「一斉降下」を使ってみる。
この一斉降下の仕組みが良く分かっていないんだけどさ。私はその時の輸送機の位置の周囲に展開するのかと思っていた。しかし実際には、それよりもずっと前方に降下した。なんだろ。輸送機の慣性がついていた…?
着陸した時索敵範囲内に敵がいたら「敵ユニットを発見」と表示される。が、どう見ても敵陣のど真ん中に着陸している。これどちらかと言うとこちらが発見されているのでは…。
SilverFoxはあまりにも研究所に近い所に降ろし過ぎたので、GrayHoundとBlueWolfは少し離れた位置に降下させる。そこから改めて移動を使って研究所に近づいていく。
そして攻撃開始。
もうど真ん中に部隊が降りているから今更なんだけど、それ以外の部隊は遠くからキャノン砲で狙撃していく。
ああん…。ちょっと誰だか分からないけど、早速撃破されてしまった…。
まあ仕方ないよね。敵陣のど真ん中に降下してるからね。誰かは集中攻撃されてしまう。
このあたりでようやく、能動的に「索敵」を行うとその場で広範囲索敵を行うのを思い出した。いやもう初代パワードールからずっと基本になっているのに、完全に忘れてた…。
いやさ、普通索敵ありのゲームってさ、ユニットの索敵範囲に応じて自動的にやってくれるじゃん。「銀河英雄伝説」とかさ、「ワールドアドバンスド大戦略」とかさ。直近そういうのばっかりやっていたから、能動的な索敵コマンドがあるのを忘れていた。
お。副主人公とも言えるヤオ・フェイルンちゃん。
ヤオちゃんと言えばグレネードだよねー。広範囲に攻撃してくれる。
最後、もう残りの敵がどこにいるか分からないのでウロウロしていたが、ターン終了時にオペ子ちゃんから「敵の全滅を確認」と言われた。そうか、もういなかったのか…。
索敵ありゲームだから仕方ないんだけど、敵の残りユニット数くらいは教えて欲しい気持ちがある。最後のターンめっちゃ探しちゃったよ…。
でも一応ミッションクリア。
何機かPLDを破壊されたけど、まあセーフっしょ。最初の降下位置が悪かったw
いつも通りキャラごとのリザルトが斜めに表示される。
私の好きなセルマ・シェーレちゃんも破壊されてた…。でもパイロットは無事救出されていた。行方不明になった人はいなかった。良かった良かった…。
では次のミッション「ストロングホールド」に行こうか。
戦争も後半に入り、ジアス軍も数を減らしてきた。残る拠点のうち、このベスフィド要塞がかなり強固だ。なのでDoLLSがその攻略を任された。もうDoLLSもエース部隊なのね…。
この作戦には支援航空部隊がいない。降下部隊のSilverFox/GrayHound/BlueWolfと、車輌部隊のSugarCaneのみだ。いやこのへんは「作戦立案」ボタンを押してある程度はカスタマイズできるけどね。
そして前のミッションで機体が破壊されたユニットは、乗機無しになる。だから予備の機体を割り当てないといけない。
いいタイミングなので、ちょっとみんなの乗機を見直そうか…。
まず、索敵特化係を作る。隊員リストから索敵技能が「有」になっているキャラを選び、その数人をX4RRという索敵向きの機体に乗せる。そして両手には武器ではなく、マルチセンサを持たせる。可能ならSC88を、数が足りなければSC55MkIIを持たせる。
名前で分かるように、このゲームのマルチセンサはローランドのMIDI音源が元ネタになっている。他にもSC33やMT32などがある。開発者が音楽好きだったのかなあ。
それから、セルマ・シェーレちゃんも含めた数人はX4Sに乗せる。X4Sは恐らくこの中で最新鋭のPLDだ。何しろ攻撃力も防御力も機動力もトップクラス、ポケットも6つある。索敵特化にしたX4RRを除くと、全てのPLDの上位互換となる。他のPLDはどこかしら欠点があるんだけど、こいつには無い。あまりにも万能ユニットだ。
じゃあ第1ミッションからこいつ使っとけよって話だけど…まあ良く分かってなかったし…。
今回は降下部隊に輸送機を1機ずつ。SugarCaneに2機入れて、戦闘車輌に乗せ換えて詰め込む。これで全員出場できる。
ただ今考えると、降下部隊のどれかに輸送機を2機入れて、PLD12台にした方が良かったかも…。支援車輌の使い方全然分かってなかったし…。いや、降下部隊は人数制限あるんだっけな?
よしミッションスタート。
見せてもらおうか、索敵特化係の実力とやらを。
右下のミニマップ見てよ。明るい部分が六角形状に広がっているけど、これが今回の索敵範囲。でかいでしょ? マップ1/3くらいをカバーするくらい広い。これが索敵技能有+索敵機体+両手センサー持ちの威力だ。
なんかようやくこのゲームの遊び方が少し分かってきた気がする。
(続く)
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Comments
お久しぶりです!
パワードールの時に出てくるトノッチさんw
>四半世紀前に買ったWindows98向けのADPD2が実はWindows11でも起動したので、久々にOP見返しています。
おおー、素晴らしい。Windows10あたりで結構な数のソフトが振り落とされましたからね…。それ以降のOSで動くのは貴重です。
>索敵技能は実行時のAP消費が少なくなりますが、技能無い人も警戒移動で賄えるのはあるので、AP低いパイロットにX4RR載せたりもしてました。
そういや今回も警戒移動全然使いませんでしたね…。索敵して高速移動ばかりで…。いや臨機射撃を防ぐという重要な役割があるので、使う場面では使うと思うのですが…。
>やはりこの索敵範囲は見ていて爽快ですね。
ですよねー。私は初めて索敵特化タイプを作りましたが、一気に広範囲が明るくなるのは気持ちよかったです。
(2+DASHは残念ながら起動せず)
索敵技能は実行時のAP消費が少なくなりますが、技能無い人も警戒移動で賄えるのはあるので、AP低いパイロットにX4RR載せたりもしてました。
やはりこの索敵範囲は見ていて爽快ですね。