| 天下御免 | |
| メーカー | アートディンク |
| 発売日 | 1994/04 |
| ジャンル | 経営SLG |
| 発売機種 | PC-98 Win95 |
| プレイVer | PC-9801版 |
一風変わったゲームばかり…というか変わったゲームしか作らない事で有名なアートディンクがまたちょっと変わったゲームを出した。
このゲームはいわゆる経営シミュレーションなのだが、舞台が元禄時代となっている。また単なる経営だけでなく、賭場に行ったり吉原で遊んだり温泉旅行ができたりと、元禄体験シミュレーションと言っていい内容になっている。経営版太閤立志伝って感じかな。
全然最初の方しかプレイできなかったけど、ちょこっとだけ攻略してみる。
オープニング。
このゲームに出てくる膨大な登場人物が、映画のように表示される。
名前を見ると分かるように、「眠り狂五郎」や「椿山四十郎」、「宮田武蔵」など実在の人物やフィクションのキャラをちょっともじったような名前がズラッと並んでいる。
そして最初に、どんなお店を経営するか選択させられる。海産物問屋や酒問屋など色々ある。
ちょっと悩んだけど、私は呉服問屋を選んだ。ほら、光栄のシブサワ・コウちゃんも祖業は呉服屋な訳じゃない。それにあやかってさ。いやこのゲームは別に光栄じゃないけどw
さてこれがゲーム画面。
その時やる事は、右下の「今日の行動」に集約されている。各種情報や設定も、ここの「人別帳」や「大福帳」から見られる。
アートディンクのSLGは、A列車で行こうやアトラスなんかもそうだけど画面のあちこちをクリック可能だった。それが生む利便性もあるにはあったが、「これどこがクリック可能なんだ…?」と悩む部分も結構あった。関ヶ原とか「そこクリックできたのかよ!!」って場面結構あったからね。このようにコマンドが集約されているのは分かりやすい。
それはいいんだけど、今日の行動がいつもウィンドウに収まってなく、右のスクロールバーを動かさないと全部見れない。しかも結構下の方にあるコマンド使うんだよね。これは非常に煩わしかった。ちょっと他の情報にかぶってもいいから、コマンドは全部画面に収めてスクロールしなくていいようにしてくれれば良かったのに…。
大福帳から現在寄港可能な場所を見る。
プレイヤーは江戸に店を構えており、最初は堺にしか寄港させられない。しかしこれは単に幕府に堺との交易を認められているだけであり、実は船がない。だから寄港可能と言っても、今のところ何もできない。
また現在の呉服問屋の勢力図を見られる。
これを見るとプレイヤーが操作する江戸屋は25%のシェアを持っており、最大勢力となっている。しかしこれは先代までの成果であり、現在は在庫も何もないから商売はできない。このシェアは早々に下がる…というかゼロにまで落ちるのは目に見えている。
おっ…!?
設定を見ていたら、どうも店や主人の名前を変えられるらしいぞ…。
ちょっとアートディンクとしては珍しいね。なんかトキオにしろアトラスにしろ、なんとなく名無しの区長だったり経営者だったりして、「自分の名前」とかそういう概念自体ない事が多かったから…。
デフォルトの名前は「江戸屋元禄」で、これは屋号と名前を続けて名乗るようになっている。だから必ず「○○屋××」になる。江戸家猫八みたいな…。
ここはカッコよく、「埼玉屋皇帝」とかいう名前にしておいた。
また、家紋も変えられるようだ。
デフォルトでは江戸屋の家紋という事で○に「え」というデザインになっている。じゃあ埼玉屋なら○に「さ」がいいかなと思ったんだけど、これあれだ。1ドットずつポチポチする奴だ…。これは辛い…。
でも幸い、見本というボタンでいくつかサンプルを呼び出せる、そこからこの太陽みたいなマークを選んだ。これでいいや。
ではゲームを進めようか。
まず…ここで攻略サイトも何もなければ、マジで何をしていいか分からないと思う。本気で。ただ幸いな事に攻略しているサイトはいくつか見つかるし、私は国会図書館で当時の情報を調べているので、かろうじて最初の進め方は分かる。
まずは世話人を雇う。もうこれあれでしょ。「世話人って何…?」って思うでしょ。そうなんよ。まさにアートディンクのゲームなんよ。言葉からイメージできないというか。
世話人候補も何人かいるが、私はこの「隠居の光衛門」を選んだ。なんでも越後の縮緬問屋だったらしい。いやそれ絶対先の副将軍だろ…。
多分ここはみんな光衛門を選ぶと思う。
光衛門は月22両の給料なら引き受けるという。
まあこれが高いか低いかさっぱり分からない。でも運転資金は12000両もあるしどうにかなるだろ、とか思って雇う。
次の実際店で働く奉公人を雇う。
世話人を先に雇っていれば、他の誰かを雇おうとした時に世話人が見繕ってくれる。こういう風にあらゆる場面でサポートしてくれるのが世話人なので、まず真っ先に優秀な人を雇う必要がある。
後は用心棒も雇っておく。
実際どういう場面で必要なのかいまいち分かっていないけど、多分強盗に襲われるとかそういう事もあるのだろう。
今回は「眠り狂五郎」を雇ってみた。
例によって世間の評判も聞けるし、用心棒に関しては腕前を見る事もできる。このように巻藁が表示され、それを斬る。どう斬れたら腕があるのか全然分からないけど、まあ斬れてはいるから良しとしよう。
それから先程雇った奉公人の政次を、番頭にした上で更に大番頭にする。
大番頭にしておくと、仕事を任せられるらしい。本当はきちんと能力を見極めた上で一番できる人を大番頭にした方がいいんだろうし、そもそも仕事は全部手動でやった方が強いんだろうけど、私は何も分からないのでこの最初の奉公人を大番頭にしてしまう。
よし。次は船を作ろう。
どの問屋で始めようと、基本はどこかから物を仕入れてきて売る事になる。それを生産している土地から買ってきて、消費地である江戸で売りさばくという事だ。そのためには船がどうしても必要になる。また光衛門に大工を探してもらい、船を作らせる。
あとなんか設定色々を見てたら、毎月の隠金を設定できる。デフォルトでは12両になっている。
これが何か良く分かってないけど、帳簿外のお金をひっそり作る事で税金逃れができるんだろうなあ…とか思っている。
さて、と。一応準備はできた。
しかし船がまだ完成しないから物を仕入れられない。だから店を開いていても何も売れない。開店休業状態だ。
だが手が何もない訳ではない。他の商人から仕入れる事ができる。呉服問屋の場合、麻や縮緬や紬といった布素材だ。これを余らせている商人を世話人に探してもらい、在庫を譲り受ける。ただ向こうも商人だから利益を乗せてくるだろうし、自分で輸入するよりかはコスト高いんだろうけど…。
どのみち今回は素材の余っている商人がいなかった。というか全然見つからないんだよね、これ。
ふー、これじゃ商売はできんな。
しゃーない、別の事をするか。まずは幕府重臣への付け届けだ。これが何に効くかいまいち分かっていないが、このゲームでは重要らしい。
幕府重臣は、上は老中から下は世話役まで画面に入り切らないほどたくさんいる。まずは階級が下の方から順番に会っていく。
幕府重臣に会いに行くというコマンドを選ぶと、手土産を作る事になる。店で買ったお菓子の中にひっそりお金を紛れこませる。俗に言う「山吹色の菓子」って奴だ。
なぜこんなところが凝ってるんだ…。いや最高にアートディンクっぽいけど。
どの重臣も、手土産を渡そうとすると最初は断る。しかし何度も渡すを選ぶと最終的に受け取る。
この時の世話役の吉良さんとか、「一度のすすめでもらうわけにはまいらぬ」とか言ってるから分かりやすい。次に渡そうとすると「多少のすすめで…」とセリフが変わる。受け取る気まんまんやんw
という事で賄賂を渡す。
お出かけすると、たまに帰り道でイベントに遭遇する。この場合は、奥さんの薬代に困っている人と出会った。要するにこの手のイベントはほとんど「お金をくれ」という人が出てくる。この時に気前良くお金を渡すかどうかで、プレイヤーの評判が上がっていくという仕組みだ。だからとりあえず私は全部言われたままにお金を渡していた。
また城に行って重臣に会ったが、この人は手土産を「受け取らぬ」とか言っている。
何度か渡そうとしたがセリフが変わらなかったのでこの時は諦めたが、実はこれもしつこく申し出ると最終的には受け取る。
月に1回、かわら版が発行される。それまでの1か月に起きた事件や、様々なランキングが掲載されている。
中には美人番付というのもあり、吉原の遊女達のランキングが載っている。
現在トップなのは「霧島太夫」のようだ。
また城に通っていたら、今度はすりに出会った。この時は用心棒が捕まえてくれたので、見逃すか訴えるか選択できる。まあ評判上がるのは見逃す方だろうなー、と思って今回は我慢してやった。
段々賄賂を渡す相手も高級になってくる。この時は勘定奉行だったが、「何度だしても受け取らぬ。しかし中身は浅草饅頭よな」と言ってくる。何回渡そうとしても中身の話をしてくる。どうもこの人はお菓子の方が欲しいようだw
もちろんこれもしつこく申し出ていたら最終的には受け取る。
で、勘定奉行の場合は特別「寄港の許可を願う」という選択肢がある。どうも商人の寄港許可を与えているのがこの勘定奉行らしい。
試しに一番上の「長崎」に寄港許可を申し出てみたら、「長崎は寄港願いが多くて困っておる」と却下された。そうか…まあ長崎は人気だよな…。1回拒否られるとそこでこの選択肢は消えるので、また別の日に(手土産持って)出直すしかない。
今度のイベントは、剣術の腕がありながら刀を持っていなくて困っている侍。しょうがないので刀代を出してあげる。
実際江戸時代はこういう人多かったらしいね。
ついには老中にまで面会する事ができた。
いわゆる賄賂である手土産とは別に、わりとオフィシャルな雰囲気である「寄付」という行為も可能である。下の方の階級の人達は少々の寄付で満足するが、上の方になると結構な額を申し出ても「寂しいな」とか言い出す。きっとこの老中ともなるとかなりの金額を出さないと納得しないだろう…と考え1000両も出す。そうしたらありがたく頂戴してくれた。
ちなみに私はこのゲーム、賄賂を渡したり寄付をしたりしたらどうなるか今でも一切知らない。なんか雰囲気でやっている。アートディンクのゲームの事だから、きっと選択した行為の意味が分かるのは相当プレイ回数を重ねた後なんだろうなー、と思っている。いつもそうだし。
(続く)
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