ポケモン廃人、知らん地方に転移した。【完結】   作:タク@DMP

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今日は22時まで断続的に更新します


CC42話:曇天

 ※※※

 

 

 

 

「──ホウオウ”かいじんのほのお”」

 

 

 

 ホウオウが一度宙を舞うと──青白い炎がクガイに吹きかけられる。ポケモンで抵抗しようとしたが、さっきの部屋に置いてきてしまったので、出すこともできない。直後、メグルも近付けない程の高温の炎が爆ぜる。

 

「なっ、やめ、やめるのじゃホウオ──ぎゃああああああッ!?」

 

 悍ましい悲鳴が、その場に響き渡る。

 肉が溶ける。焦げる。そして、消えていく。

 この世の地獄のような光景に、メグルはへたり込んでしまった。

 

「──不死身の怪物を作る青白い炎。それを不死者がもう一度受けると、どうなると思う?」

「ぎゃ、ぎゃあああ!? 熱い、熱いのじゃ!! ワ、ワシは、新時代、を──」

「不死の呪いは解かれて──肉体は崩れ落ちる」

「あ、あづい、あづ、い……ッ」

 

 業火は勢いよく不死者の身体を一瞬で焼き尽くしていく。

 肉体は炭と化し、その身に宿っていた力も消えていく。

 肉の燃える嫌な匂いすら残らなかった。

 

「争いも、苦しみも、ない、せかい、を──」

 

 そう言い残し──最初から存在していなかったかのようにクガイは消え失せた。

 ホウオウの炎もまた、周囲を焼くことなく、鬼火のようにふぅと消える。

 

「争いも苦しみもない世界ってのは……ちょっとつまらないかなあ。だって、ポケモンバトルも無くなっちゃうよね」

 

 同意を求めるようにイデアはメグルの方を向いた。心底ぞっとした。人を殺めておいて、一切感情が動いていないのだ、この男は。

 

「大企業の社長で収まっていれば良かったのに、引っ込みがつかなくなったのかなあ。ま、伝説のポケモンを手に入れちゃったらそうなるよねえ」

「こ、殺すことはなかっただろ……!!」

 

 メグルは批難するように彼を睨む。

 全く気にすることがないように博士は肩を竦めた。

 

「バレなきゃ犯罪じゃないんだよ。それに、この女がやってきたことは君だって分かるだろ?」

「そ、それは──」

「だから、こいつは居なくなって良いヤツなんだよね。不死者は僕だけで良いんだ」

 

 確かに、クガイの実験の所為でメグルの世界は滅びたも同然だ。

 それでも平気でポケモンを使い、人に手を掛けるイデアの精神性にメグルは底知れない恐ろしさを感じとる。

 

「ッ……何が目的なんだ博士。伝説のポケモン2匹を揃えて、終わりってわけじゃないだろ」

 

 そう聞かれて、彼は踵を返す。

 

「ある時は旅人のイデ、ある時は薬売りのでっつぁん、ある時は絵描きのデイゴロウ、ある時は──生物学者のイデア。顔も幾度となく変えたし、名前も変えたよ。結局、今の名前と立場が一番気に入ってるけどね」

「何の話だよ……ッ!!」

「気に入ってるけど──流石に飽きちゃったかな。次は何をしようか。君もそれを考えてる時が……一番楽しいだろう?」

 

 少し考えた後、イデアはとびきり無邪気な笑みを浮かべてみせる。

 

「……そうだ! ルギアとホウオウを()()()()()()()として……僕がこの世界の頂点(キャプテン)になる……とかどうかな」

「……ふざけてんのかよ、博士」

「ふざけてなんかない。折角伝説が2匹も居るんだ。それも、サイゴクを幾度となく災禍に陥れた伝説だよ。それを今手にしているのは僕だからね……立ってみたいのさ」

 

 にっこりと笑みを浮かべた彼は続ける。

 

 

 

「──この世の頂点って奴にね」

 

『──警報、警報、動力炉に深刻なダメージ!! 総員退艦せよ!! 警報!! 警報!!』

 

 

 

「な、何だ……アラート!?」

「……ああ。此処に侵入する時に仕掛けておいたんだ──博士特製時限爆弾。もうこの船はダメだよ。もう直に墜落する」

 

 方舟はがたがたと震え出し、突如揺れ出す。

 さらっととんでもないことを言ったイデア博士はパチンと指を鳴らすと、ホウオウとルギアをメグルに向かって嗾ける。

 幾ら何でも禁止伝説級2匹は彼の手では手に余る相手だ。

 それだけではない。イデア博士が裏切者だったことへのショックでメグルは立ち直れていない。

 

「で、僕は不死身だからどうなったって死なないんだけど……その前に、君にも消えて貰おうかな」

「ッ……!?」

「ごめんねー、君には散々世話になったけどさ──やっぱ邪魔されるだろうからね。大丈夫大丈夫! アルカ君たちを悪いようにはしないからさ」

「ニンフィア……オーライズだ!!」

「ふぃーッ!!」

 

 危険を感じた。

 メグルはボールにニンフィアをオーライズさせようとする。

 纏うは氷水の鎧。炎に対抗するにはこれしかない。

 しかし──オージュエルが反応しない。

 

「な、何でッ……!?」

「何でもクソもないよ。考えてみたまえ、君のオーパーツを調整したのは……誰だい?」

「ッ……あ、あああ……!!」

 

 メグルの顔から血の気が引いていく。

 オーパーツとなる宝珠を作ったのは他でもないイデア博士なのである。

 

「僕の遠隔操作一つで……宝珠は機能停止するようになっていてね。君は今、オーライズは使えない」

「この、詐欺師が……ッ!!」

「何とでも言えばいい。この世は騙し騙され、欺瞞が罷り通る。……安易に僕を信じた、君自身を恨みたまえ」

 

 既にホウオウは全身に爆炎を纏っており、部屋の天井に小さなドス黒い太陽が熱を放っている。

 もうメグルに打つ手は残っていなかった。すぐさまニンフィアを庇うように覆いかぶさる。

 

「フィッキュルルルル!?」

「ああ、ニンフィア。研究所に居た頃の君はやんちゃで……可愛かったよ。でも──少々やんちゃが過ぎたかな」

「キュルルルルル……ッ!!」

「先に言っておく。この技は500年前の災禍で都を大火災に陥れた技だ。炎なんて生温いもんじゃない。黒い太陽が、目の前のもの全て飲み込む。”ならくおとし”と一緒にしてもらっちゃ困るね。勿論君達は……不死身になんて、してあげないよ」

 

 黒い太陽が周りのもの全てを溶かし──突き進む。次第に巨大化しながら──

 

 

 

「さようなら、メグル君。でも……大好きな相棒と一緒に逝けて、本望だろう?」

 

【ホウオウの ──てんちゅうさつ・そらなき!!】

 

 

 

 膨大な熱を放ちながら、爆音が響いた。

 熱が収まった時、メグルとニンフィアの居た場所は抉れて消えていた。

 高圧縮された熱エネルギーは、ありとあらゆるものを一瞬で溶解させる。

 跡形もないどころか床諸共抉れた動力室。

 そのまま──何事も無かったかのように、イデア博士は裏口から動力炉を立ち去るのだった。

 

 

 

「さーてと、皆を助けに行かないとねえ♪」

 

 

 

 ※※※

 

 

 

「なっ、何今の爆発──!?」

 

 

 

 警報を受け、中央ホールに出向き、案の定倒れていたキャプテン達を救出したアルカ達の耳に轟いたのは──爆発音だった。

 彼らを背負いながらいよいよ脱出しようとした矢先に、イデア博士が裏口から飛び出してくる。

 

「皆っ、無事かい!?」

「イデア博士! 何処行ってたんですか!?」

「メグル君と一緒に動力炉を止めてたんだ。おかげで、圧縮次元砲とやらは止まったけど……奴ら、僕らをみちづれにするために爆弾を仕掛けていたらしい。全く小賢しいったらありゃしないよ」

「爆弾ンンン!?」

「博士、メグルは大丈夫なの!?」

「安心してよ。彼はアヤシシに乗って非常口から逃げたってか、僕が逃がしたんだよ」

「よ、良かったッス……」

 

(ああ、逃がしてあげたよ……()()()()()()()()()()()……ね)

 

 黒い笑みは胸の中だけに留め、イデアはすぐさま他の全員の脱出を手引きするべく指をさす。

 

「とにかく、早く逃げよう! 此処ももう長くないよ!」

「ああっ、天井が崩れてきたッス!?」

 

 キャプテン達を庇いながら、各々は壁に開いた大穴からライドポケモンに乗り込み、脱出していく。

 

「そういえば、スイクン達はどうしたんスかね!?」

「今気にしてたら僕達まで巻き込まれる! 早く出るんだ!」

「メグル、避難したって言ってたけど、何処に行ったんだろう……!?」

「……ネム殿!! 早くッ!!」

「い、良いの、キリりん……?」

「生きて罪を償うでござる!」

「キリりんッ……!」

 

 一見感動的に見えるかもしれない。

 ネムの身体は取り戻した鉄糸でぐるぐる巻きにされているのであるが。

 

「あれ? そういや、あのクソAIは何処に──」

「ハハハハハ、この高性能美少女清楚系秘書AIのこの私は、飛行機能も常備しているのですよ! ごきげんよーえぁあああああ!?

 

 空を飛んでいったサーフェスだったが──早々に鳥ポケモンに激突し、そのまま墜落していく。

 

「もう……あいつは知らんでござる……」

「……放っておいて良いッスね……」

「どうせ生きてそうだからね……」

「何だって良いさ! 一先ず全員無事だからね! 早く戻ろうか!」

 

 オトシドリやヨルノズク、カラミンゴと言った空を飛べるポケモンに乗り込んでいき、彼らは次々に方舟から離れていく。

 山脈に落ちていく美人秘書を眺めながら、サイゴク山脈へ降り立ったのだった。

 一先ずこれで、メグルを除いた全員は方舟から脱出することに成功したのである。

 その後、キャプテン達は病院へ速やかに搬送され、そしてイデアの言葉を信じた各員はメグルももうじきに帰ってくるだろうと考えていた。

 捜索班も山脈を探している。何処かで合流できるだろうと考えていた。

 しかし──いつまで経っても、メグルが帰ってくることはなかったのである。

 

 

 

 ※※※

 

 

 

 ──事件の翌日。

 現場から救助された【アークの船団】のメンバーは次々に捕縛されていき、事情聴取されていた。

 方舟は相も変わらず煙を吹き出したまま山脈に乗っかったままだ。

 キャプテン達は洗脳ガスの影響がなかなか抜けきらず、皆ベッドで寝込んでいる状態だという。

 そして、未だにメグルは戻って来ない。

 そんな中、とんでもないことを言い出したのはアルカだった。

 

「アルカさん、一人でサイゴク山脈に向かうって正気ッスか!?」

「だって丸一日経ったのにメグルが帰って来ないなんて、おかしいよ! しかも連絡もつかないし……ッ!」

 

 登山装備を身に着けながらアルカは言った。

 サイゴク山脈は文字通りの危険地帯。伝説のポケモンの力を借りたから楽に登れただけで、本来は世界の登山家も匙を投げるような場所なのである。

 今だって捜索隊は命懸けでメグルを探しているのだ。

 

「博士は確かに逃がしたって言ってたんスよ!?」

「でも──よくよく考えてもおかしいよ……メグルが一人だけで脱出するかな……ボク達を置いて」

「動力室がヤベーことになってたんっしょ? だから博士が逃がした」

「もう1つ気掛かりな事があるんだ。スイクン達は結局、何をあんなに警戒してたんだろう……あの後姿を見せてないし……やっぱりボク、気になるッ!!」

「だから、あぶねーって言ってるっしょ!? あんた、方舟も調べるつもりっスか!?」

 

 アルカを羽交い絞めにしながら、ノオトもふと考える。

 あの時、メグルが無事に脱出したと言ったのはイデア博士だけだった。

 イデア博士以外、誰もメグルの姿を見ていないのである。

 正直ノオトも、何度も博士には世話になっている以上、彼を信じたい。

 信じたいが、それでも引っかかるのである。

 本当にメグルは無事にあの方舟から脱出することができたのか、と。

 

「だって……ボク嫌だよ! メグルが帰って来ないなんて、絶対嫌だ! 折角、この世界を救えたのに、メグルが居ない世界に……意味なんて無いよ!!」

「それであんたまで居なくなったら、オレっちだって悲しいッスよ!!」

「ッ……」

「あんたの命は、あんたのモンだけじゃねーんスよ……! 心配なのは分かるけど、抑えてほしいッス……!」

「でもぉ……!」

 

 不安そうにアルカは蹲った。

 

「……何でだよ、メグル……何で、帰って来ないのさ……っ」

 

 目には涙が浮かんでいる。

 心配、そして嫌な予感。

 色んなものが彼女を襲ってくる。

 

「大体、メグルさんがそう簡単に死ぬわけがないじゃねーッスか! あの人、アラガミ遺跡から生還したんスよ? オレっち達抜きでルギアを捕獲したんスよ?」

「……」

「信じてやるのが、彼女の甲斐性ってモンっしょ? ね?」

「……信じてないわけじゃないよ」

 

 ぎゅう、と彼女は拳を握り締める。

 

「……でもメグル、本当は向こうに帰りたいはずだったのに……故郷が無くなっちゃって……この世界を守る為に無茶な事してないかって」

「あんたじゃねーんスから……」

「失礼じゃないッ!?」

「あの人は……あんたが居る限り、あんたの所に戻ってくるような人ッスよ。それに、あの人は人一倍ポケモンが好きなんスよ? ……ポケモンをみちづれに死ぬわけがねーっしょ」

「……そうかなあ。だって人って、ある時突然、あっさりと死んじゃうものなんだよ」

「ッ……あーもう! あんたはメグルさんに生きててほしいんスか! 死んでてほしいんスか!」

「生きててほしいに決まってるじゃん! 決まってるけど……ッ」

「カヌヌ……」

 

 ボールからデカヌチャンが飛び出す。

 そして──諭すように彼女の手を握ると首を横に振るのだった。

 

「……デカヌチャン」

「きゅるるるる」

 

 もう1匹、飛び出したのはカブトプスだった。

 心配するように彼女を見つめている。

 

「ごめんね……そうだよね。ボクがこんな顔してたら、君達だって不安になっちゃうよね」

「きゅるるるるる」

「カヌヌ……」

「……どうにかして、メグルさんの居場所だけでも分かれば良いんスけどねえ。メグルさんの手持ちも居ねえし。伝説のポケモンも居ねえし」

 

 

 

「──捜索の結果、メグル殿は確認されなかった」

 

 

 

 淡々と突きつけるように言ったのは──何処からともなく現れたキリだった。

 

「……キリさん」

「そんな……」

「残念だが……サイゴク山脈の環境を考えると、後1日が限度。既に命を落としている可能性も高い」

「……ウソッス。メグルさんが、そう簡単にくたばるわけがねえッス」

「脱出時に崖に落ちた可能性、野生ポケモンに襲われた可能性。幾らでも考えられるでござるからな……」

「そんな事──今言わなくても良いっしょ、キリさん!?」

「変に希望を持たせるよりはマシでござろう!?」

 

 珍しく彼女も声を荒げる。

 

「……絶望は、人の心を殺すぞ、ノオト殿」

「ッ……キリさんは、もうメグルさんが死んだって思ってるんスか」

「そういうわけではないが……そう思いたいが……」

 

 キリはベンチに座り込んだ。

 

「……不思議なものだ。異世界から来た余所者とも言えるメグル殿に……我々はこれだけ絆され、生きていてほしいと思っている」

「ッ……」

「キリさん……」

「拙者もまた、メグル殿の戦いに勇気付けられた身だからな」

「偏屈な癖にヘンな所でまっすぐで……」

「……クールぶってるけど、すぐに慌てるし……」

「誰よりもポケモンの事を知ってるし、愛してる……か」

「こっちの世界に来るべくして来た人間なのかもしれないでござるな」

 

 メグルの故郷が滅んだことを知らないキリは、無邪気に言ってのける。

 

「……そうッスね」

「だからこそ、無事で居てほしいのでござるよ。猶更……」

「……メグル」

 

 祈るようにアルカは手を合わせる。

 フチュウで自分が墨に囚われた時、彼は同じ気持ちだったのかと考えると余計に胸が張り裂けそうだった。

 

(ごめんね、メグル。いっつも心配かけて……ボク、もう無茶なんてしないから……帰ってきてよ……)

 

 

 

「大変です、キリ様!!」

 

 

 

 その時だった。

 突如キリの周囲に忍者達が現れる。

 

「ッ……どうかしたのか」

「大変です……スオウシティの上空に……ッ!! 上空に──ッ!!」

 

 すぐさまモニターに映像が映し出される。

 そこには──

 

 

 

「こ、このポケモンって──!?」

 

 

 

 ──翼を広げ、大空を舞い上がる灰色の不死鳥。

 

 ──赤い光を溜め込み、地面に向かうように舞い降りる海の化身。

 

 伝説のポケモン──ホウオウとルギアだ。

 

「ッ……あれって、前にメグルさんが捕まえたルギアッスよね!? 何で──」

「理由は分かりません──分かりませんが、二匹が暴れており、既に暴風と炎で被害が出ています……ッ!!」

 

 流石生ける災禍・伝説のポケモンと言ったところだろうか。

 ルギアが羽ばたくだけで家屋が倒壊していき、ホウオウが羽ばたくだけで熱風で火の手が上がる。

 既に周囲の住民には避難警報が出されている所だ。

 

「色が違うルギアに、色が違うホウオウ!? アルカさん、あれってヒャッキの──」

「知らない知らない! ボク、ホウオウは知らないよ!? ……伝承がマイナーで伝わってなかった……!?」

「まさか……500年前の災厄を繰り返すつもりか……!? しかし誰が!? ルギアを捕まえたのはメグル殿だが──」

「メグルさんがこんな事するわけないっしょ!?」

「そうだ……だが、このままでは……!」

 

 キリは歯噛みする。

 前回とは違い、伝説2匹は明確に破壊の意思を持って進撃している。 

 このままでは、サイゴクは500年前のように蹂躙され尽くしてしまう。

 

「拙者はスオウに向かう! 他のキャプテンはまだ出られそうにないからな……ッ!」

「キリさん、身体はもう良いんスか!?」

「……こんな時に拙者が出ずして、誰が出る! キャプテンは……サイゴクの人々の、心の柱だ!」

「それなら、オレっちも行くッス! キリさん一人に行かせられねえッスよ!」

「ボクも! ライドポケモンを出してよ!」

「……かたじけない」

 

 すぐさま忍者達がエアームドを用意する。

 ノオトはライドギアでそれに飛び乗り、免許が無いアルカはキリに掴まってタンデムする形になる。

 目指すはスオウシティ。おやしろまいりの到着点だ。

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