徳島大学病院で不正アクセス 患者ら1.9万人分の情報流出の可能性
徳島大学病院(徳島市蔵本町2丁目)は、海外から不正アクセスを受け、患者や職員ら計約1万9千人分の個人情報が流出したおそれがあると発表した。現時点で情報が悪用されるなどの被害は確認されていないという。 同病院によると、流出した可能性があるのは、7月25日から10月22日までに病院で血液や尿などの検査を受けた患者1万6945人の名前や性別、生年月日などのほか、看護師の研修に使う看護キャリア支援システムに登録された職員ら1933人のIDやパスワードなど。 10月23日朝に病院の担当者が院内の情報システムを点検したところ、前日夜の短時間に百数十回の不正ログインが繰り返されていたことを確認。外部の専門機関に依頼して詳しく調べた結果、香港のIPアドレスから同月11~22日に不正アクセスがあり、院内の一部システムに外部へ通信する不審なプログラムが仕込まれていたことがわかったという。 病院は不正アクセスを受けたサーバーの通信を遮断して不審なプログラムを削除し、情報システムの監視体制も強化。患者や職員らには、情報が流出した可能性について郵送やメールで通知したという。 西良(さいりょう)浩一病院長は病院のホームページで「関係する皆様には多大なご心配とご迷惑をおかけした。今後もセキュリティー対策の強化に努め、再発防止に取り組む」とのコメントを出した。(吉田博行)
朝日新聞社