大規模スカウトグループが発展した理由
ナチュラルなど大規模グループに所属するメリットは、その組織力にある。暴力団や半グレ組織とのつながりが深い風俗業界では、ケツモチと呼ばれる強力な後ろ盾がなければすぐに潰されてしまうからだ。
ナチュラルをよく知る歌舞伎町の風俗店経営者が言う。
「ナチュラルは『木山兄弟』と呼ばれる武闘派メンバーを中心に、'06年頃に東京・立川で創設されました。その後、'09年に歌舞伎町で活動を始め、勢力を拡大。スカウトの引き抜きも行っており、他グループとトラブルにもなりました。'20年には、他グループのケツモチのヤクザによる『スカウト狩り』も起きた。ナチュラルは追い詰められましたが、壊滅は免れ現在まで存続しています。
個人のスカウトだと『スカウトバック』と呼ばれる紹介料を風俗店から払ってもらえないケースも多いですが、ナチュラルならその心配はない。だからこそ、1500人ものメンバーを集められたんです」
グループ内で独自のアプリを開発し、それを活用して所属スカウトや斡旋先の風俗店、募集してきた女性を管理するのも大規模スカウトグループの特徴だ。独自アプリをもっているのは、ナチュラルやアクセスなど、ごく一部のグループに限られるという。