●責任者常勤と虚偽申請
サービス管理責任者を常勤として配置するかのように虚偽の指定申請をしたとして、富山市は23日、市内で就労継続支援B型事業所「スカイワーク月岡」を運営する日本ウェルフェア合同会社(同市南新町、藤木吉洋代表)に対し、障害福祉サービス事業者の指定を取り消す処分を下した。取り消しは市で初めて。市は障害福祉サービス訓練給付費を不正に受け取ったとして約1300万円を同社に請求する。
市によると、同社はスカイワーク月岡の開設時、法律で義務付けられたサービス管理責任者を常勤として配置できる見込みがなかったにもかかわらず、常勤配置すると虚偽の記載をした申請書を市に提出。人員配置基準を満たさないまま、昨年10月、不正に事業所の指定を受けた。
市民から通報を受けた市が今年8~9月、スカイワーク月岡で監査を実施し、書類調査や従業員への聞き取りを進めたところ、同責任者が他の施設で働いていることが判明。スカイワーク月岡で常勤しているよう偽った出勤簿を市に提出し「常に出勤している」と虚偽答弁を行った。
スカイワーク月岡は1日当たりの定員が最大20人で、今月30日の指定取り消しで事業継続が不能となる。市は引き続きサービスの利用を希望する人に他施設を紹介するなどの対応を求めている。日本ウェルフェア合同会社の藤木代表は富山新聞の取材に応じ、給付費の返還について「今後、協議していく」と説明。利用者が他の事業所に移れるようサポートするとした。
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