北海道、釧路湿原メガソーラー建設現場の搬入土砂を調査 破片などの混入量を精査
北海道の釧路湿原国立公園周辺の大規模太陽光発電所(メガソーラー)の建設工事を巡り、北海道が搬入土砂に廃棄物が混入していないか調査に乗り出していることが24日、分かった。同日、調査を求める要望書を道に提出したアルピニストの野口健さんと釧路市議の木村隼人さんに道側が明らかにした。 道担当者によると、文化庁が11月17日に行った現地視察のタイミングで調査を開始。担当者は「破片などの混入量を確認したり、事業者への聞き取りを行ったりしている」とし、混入した破片などが廃棄物にあたるかどうかの調査を慎重に進めているとした。 この工事現場では事業者の日本エコロジー(大阪市中央区)が土壌汚染対策法や盛土規制法上の届け出をせず、着工したことが明らかになっている。 野口さんは要望書提出後、報道陣の取材に「メガソーラーは全国で同じ問題を抱えているが、釧路で起きている問題は極めて悪質」などと指摘。釧路湿原国立公園周辺で行われている事業を止められなければ全国のメガソーラー問題は変えられないとし、「逆に釧路の事業が止まれば全国に広がる。鈴木直道知事が〝中止ボタン〟を押せばほかの自治体が後に続く。その最初の知事になってほしい」と呼びかけた。(坂本隆浩)