セキュアなAndroid用日本語キーボードアプリ「スミレ」
Googleの信頼性が高かった2010年代、Google日本のチームは「Google日本語入力」という画期的な日本語IMEを開発しました。当時は ATOKが高評価を得ていましたが、Google日本語入力は ユーザー辞書を使用しなくても変換精度が高いことが特徴で、現在もパソコン版は開発が継続されています。
Google日本語入力は Android版もリリースされましたが、後に Gboardの普及が進む中で、Android版は Gboardへ統合される形でサポートが終了しました。
また、Google日本語入力の変換エンジン部分はオープンソース化され、「Mozc」として開発が継続されています。F-Droidでは「Mozc for Android」が公開されていましたが、2019年を最後に更新が停止しています。
このMozcをベースにしたセキュアな日本語キーボードアプリが「スミレ」です。
スミレ
[スミレ]は、Naka Kazuma氏が個人で開発している、GitHubでソースが公開されたオープンソースの日本語キーボードアプリです。
Mozcをベースにカスタマイズされており、入力内容をクラウドへ送信しないため、プライバシー面で安心して利用できる設計になっています。広告も含まれておらず、Exodus Privacyの分析でもトラッカーは検出されていません。
👉️ 日本語IMEについての詳細は、下記の記事を参照してください。
使用感
個人的にフリック入力が苦手で、QWERTYキーボードを使用しています。Mozc for Androidと比較して、キーの幅が若干狭いですが、句読点のキーやかな・英字変換キーの表示など、日本語キーボード特有の「かゆいところに手が届く」設定ができるのが秀逸です。
環境によって、英数字が連続入力されるなどのバグもありますが、修正・更新の活発で、メインキーボードとして十分利用できるレベルになっています。
Tips
Google日本語入力のサポートがなくなり、Mozc for Androidが使えなくなった日本語IME難民にとって、スミレは「渡りに船」のごとく出現したキーボードアプリです。
Microsoft SwiftKey AIは操作が独特で使いづらく、Gboardや Simejiは入力情報の扱いに懸念が残る状況の中、オープンソースで透明性が高く、クラウド辞書を使用しないセキュアな IMEとしては、現状「スミレ」一択です。


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