毛利 嘉孝

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毛利 嘉孝
@mouri
6月20日『アート×リサーチ×アーカイヴ 調査するアートと創造的人文学』(月曜社)発売! amzn.asia/d/20exPmg。社会学者、文化研究/メディア研究。東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科・音楽学部音楽環境創造科教授 mouri.geidai.ac.jp

毛利 嘉孝’s posts

参政党の英語名が、Party of Do IT YOURSELFだったことを今頃になって知る。『はじめてのDiY』という本を書いた者としては衝撃しかない。
今回の文化庁のあいトリに対する補助金の撤回は、文化庁の芸術文化事業だけでなく、大学の教育研究の科研費等の問題にあっという間に影響するだろう。現政権にとって都合の悪い結論がでる研究費は、すべてカットされるかもしえれない。戦えよ。
ねずみは、バンクシーにとって都市から忘れ去れている人々、野宿や難民、労働者、あるいはグラフィティライターである自分自身を指している。もしこの作品が2003年に描かれていたとしたら、今まで気が付かれなかったこと自体象徴的だ。
リチャード・レイノルズ『ゲリラガーデニング』。都市の隙間で勝手にガーデニングを始める、と言うものだが、土地の私有を問う試みでありな深い。植物を武器としたゲリラの闘いが面白い。
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中村哲さんとペシャワール会の活動は最近のNGOの文脈でえ語られることが多いが、福岡という地にいるとむしろ戦前の玄洋社などにあったアジア主義を、戦争の経験を踏まえて、徹底的に批判的しつつそのわずかな可能性を継承した思想史的な運動であるように感じられた。
ずいぶん前から欧米の近現代美術館が政治的な議論の場であることを考えると、ある意味正しくアップデートされたともいえる。今や美術の問題は「近代」や「西洋」(や男性中心主義)で、美術が何を排除し、人種主義や暴力や戦争と結びついているか、にあるのだから。
なんでねずみなんですか?と聞かれるが、ねずみはバンクシーにとっては重要なモチーフ。画集の文章を引用(今手元に英語版しかないので、そこから試訳)。「彼らは許可なしに存在している。彼らは嫌われ、捕獲され、迫害されている。彼らゴミの中で静かに死に物狂いで生きている(続く)」
W杯。テレビの異常な盛上りの理由の一つは異常に高騰した放映権料。日本全体で400億円。うちNHKが280億円。ちなみにフランスW杯時は6億円。日韓W杯時は65億。全世界の放映権料5分の1を日本が負担しているとされる。テレビは元を取るために自作自演で盛り上げるほかはない。
大学教授がビジネスクラスに乗っていると信じている人がいるのに驚く。そもそも数年前まで成田エクスプレスに乗ることが許されてなかった。乗ると自己負担。海外からの招待教授も自己負担だったので説明が大変だった。最近さすがに成田EXPは乗れるようになったけど。
文化庁のあいトリ補助金交付撤回に反対する緊急ミーティング。2019年9月27日(金)18時〜。上野東京藝術大学美術学部正門。集合後、場所は移動する可能性あり。詳細は→ #芸大前0927
オリンピックを直前にして東京では都市開発が進んでいる。このタイミングでバンクシーのねずみが「発見」されたのも因縁めいている。これが美術作品として「収蔵」されるにしても、落書きとして「廃棄」されたとしても、いずれにしても現在進行中の都市の「包摂」と「排除」とパラレルに見える。
南スーダンの問題で気が滅入るのは、日本人の犠牲者が出る可能性が高いこともあるが、と同時に自衛隊が南スーダンの人々を殺す可能性がこれで確実に高まったということだ。日本を守るために、南スーダンの人を殺すという論理はどこに存在するのだろう。
ネズミ続き「それでも彼らは完全な文化的生活を自分たちの足元に運ぶことができるのだ。もしあなたが、汚く、不必要で、愛されていないとしたら、ねずみこそが究極のロールモデルだ」バンクシー、W&P p.84。
学生に話題を合わせるために『イカゲーム』一気見してから授業に臨んだら、私以外誰もみていなかったという衝撃の結末。
バンクシーの活動を彼に関する本やブログやもろもろの情報から集めたBankysy unofficialというサイトがありますが、その中の2000~2003年の海外の初期のストリートアートというページで、この間に東京に行ったとある。banksyunofficial.com/page/14/
マーク・フィッシャー『アシッド・コミュニズム:思索・未来への路線図』セバスチャン・ブロイ+河南瑠莉、Pヴァイン。未完のプロジェクト『アシッド・コミュニズム』の序文を含む評論集。待望の翻訳。
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2004年アテネオリンピックが今回のギリシャの経済危機の一因といわれていることは確認しておくべきことだろう。ちなみにそのときのスタジアム建築費は、367億円。東京の現在の予算の八分の一程度。
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戦前のアジア主義は、帝国主義者と資本主義者に独占されてしまったが、戦争を機にそれと決別する形で考える可能性があったのではないか。自戒を込めていえば欧米の政治思想に依拠しがちな日本のラディカリズムとは異なった思想を実践できるのではないか。そうしたことを考えさせる活動だった。
新型コロナウイルスのためにストリートに出られないバンクシーw
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StreetArtNews
@streetartnews
Banksy “Rat Bathroom Installation” #streetart #banksy streetartnews.net/2020/04/banksy
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日本が本当に世界から尊敬されるかどうかは、たとえばイスラエル/パレスチナ問題の解決のためにどのように立ち回れるかということにかかっている。先進国の中で数少ない非キリスト教国としてできることが中東ではたくさんあるはず。これに乗じて武器を売ることではないだろう。
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あまりの衝撃で大文字と小文字が変な感じでまざってしまったw Party of Do It Yourselfですね。
小保方晴子のSTAP細胞発見のニュースは、NHK経営委員の長谷川三千子の「女が家で育児が合理的」という妄言に対する反論としては十分すぎるだろう。むしろ問題なのは「女性の」理系研究者というだけでいまだにニュースになること。先進国の中で、これほど女性が冷遇されている国はない。
長野県飯田市で行われている持田敦子のプロジェクト「解体」を見る。ほとんど告知もされず、ほとんど誰にも見られていない、この驚くべき、圧倒的な展示が同時代になされていることにもっと気がついてほしい。今月末まで。
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6月4-5日の2日間、『人工地獄』『ラディカル・ミュゼオロジー』の著者で、批評家、美術史家、CUNY教授のクレア・ビショップのオンライン講義を藝大GAの授業で行います。初日は学生向け2日目は公開。討議者も充実していて楽しみ!2日目公開講座はこちら。 ga.geidai.ac.jp/2021/04/30/cla
そもそも「吉田調書」は朝日が記事にしなかったら存在も知られぬまま葬りさられていただろう。政府の意に反して「スクープ」をしたからしっぺ返しをくらったということだろうが、今後政府お墨付きの資料しか報道できなくなるとしたらそちらの方が問題。「スクープ」は誤報のリスクは付きもの。
今回湾岸の再開発地域を選んで、ネズミのステンシル作品を残したいうのはバンクシーらしい。仮に本人じゃなくても、バンクシーのことを知っている人か、テイストをよく理解した人が描いたのではないか。最終的には誰が描いたのかはステンシルという特性上、最終的に特定するのはむずかしいかも。
ありえない決定。こんなことを許したら、今後すべての文化庁の事業が政権の反応を伺いながら行われることになる。方針の撤回を。
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NHKニュース
@nhk_news
愛知 国際芸術祭への補助金 不交付の方針 文化庁 #nhk_news www3.nhk.or.jp/news/html/2019
東京藝術大学「不和のアート展」始まりました。3日間のみ。日曜までなので、ご注意下さい。
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すでに指摘されているように、もう少しひねくれた作品だと思う。もちろん作品を販売しNHSに寄付することから医療従事者に対するリスペクトが最大のメッセージであることは確かだが、ヒーローを作っては即座に表層的に消費する子ども(=メディア)の残酷さも描かれている。
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美術手帖 ウェブ版
@bijutsutecho_
バンクシー、医療従事者を称賛する新作を公開。 サウサンプトン総合病院で展示された後、オークションに。収益は寄付される bijutsutecho.com/magazine/news/
8月はコペンハーゲンに滞在している。ちょっと昼ご飯を食べるだけでも日本円で2000円位になり、自分が途上国から来ている感がすごい。で、大学学費がただとか大学生は給料もらっているとか聞くと、ますます日本とのギャップを。もちろん北欧福祉国家は極右とかレイシズムの問題も深刻なんだけどね
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Helium🎈
@heIium_com
日本の現実 平均賃金ー35カ国中18位 相対的貧困率ー38カ国中27位 教育公的支出ー43カ国中40位 年金所得代替率ー50カ国中41位 障害者公的支出ー37カ国中32位 失業公的支出ー34カ国中31位 日本はもはや後進国であると認める勇気を持とう(ニューズウィーク日本版) headlines.yahoo.co.jp/article?a=2019
一国の首相が、「左翼くん」という架空の戯画化されたキャラクターとテレビ番組で議論する異様さ。国会だけではなくテレビでも議論したほうがいいと思うが、それなら普通に今回法案に参加している野党や学者、市民とテレビで徹底的に議論すればいいのではないか。
で、その中の写真で今回「発見」されたという写真ときわめて似ている写真がなぜか反転されて紹介されていて、マウスをあてるとBanksy in Tokyo 2003とある。
確かにこれは東京都知事への贈り物かもしれない。
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小池百合子
@ecoyuri
あのバンクシーの作品かもしれないカワイイねずみの絵が都内にありました! 東京への贈り物かも? カバンを持っているようです。
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撮影の対象者の基本的人権も守れず、写真機の持つ暴力に無自覚なものだけがアートだとしたら、そんなアートは単に時代遅れのくだらないものだ。そのアートがわかるものが特権的で、専門的な批評家だとしたら、この世の中に専門家は必要ないだろう(続く)。
大島渚の『忘れられた皇軍』の再放送。大島渚もすごいが、当時これを日本テレビが放送したことを考えると、今ではいかに「公共性」の概念が変容したかがわかる。「公共性」は最大公約数の中立性を装うことではなく、権力の介入を阻止し、自分の意見を言う場所を確保することから生まれる。
『ストリートの思想』増補新版でちくま文庫から出ます。
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猫の泉
@nekonoizumi
ちくま文庫9月。「DIY文化など80年代の伏流が、90年代の「知の転換」を経て、現代に接続する水脈を読むアンダーグラウンド思想史。10~20年代の動きを増補」 ⇒毛利嘉孝 『ストリートの思想 増補新版』 hanmoto.com/bd/isbn/978448
ナム・ジュン・パイクが東京大学に提出した学士論文のシェーンベルク論が見つかったのを機に、ソウル国立大学美術館で7月20-21日シンポジウムRANDOM ACCESS SOUND: ReSounding Nam June Paikが開催されます。私も2日目に短い発表をします。
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