「今、指示を受けている」勾留中の立花孝志被告からの“圧力”疑惑に発展したNHK党市議の「ひと言」

証人や事件関係者に圧力を及ぼしかねない危惧

また、12月8日に公開した動画では、ポスター制作代金について、制作枚数(ロット数)の違い(立花被告の場合は1300枚)と、ポスターは裏面のセパレーターをはがして貼ることができるシール仕立てになっていたため、通常のポスターより制作費が高くつく、と説明。その上で、

〈(告発した人が)間違っていたなっていう形で(告発を)取り消してくれたらいいんですけれども。これがまだ残るようであれば、僕は今度は虚偽告発で、僕から訴えます〉

と、告発者に対する脅迫ともとれる発言をした。そして、

〈告発するように、今、指示を受けてるのは、立花党首からそう言われてます〉

と、立花被告から指示されていることを明らかにした。

これには、

〈党首の指示なんて言っちゃダメだよ。“拘置所から外部に圧力をかけることができる”ということだから、保釈できなくなっちゃうでしょ〉

〈福井さん、余計なこと言いすぎ〉

などと、コメントが寄せられた。

福井氏は、翌9日、YouTubeを更新。

〈誤解される表現があった〉

と、立花被告から指示を受けたのではなく、実際は、自分が主体的に動いており、弁護士を通じて立花被告から同意を得たと発言を訂正した。だが、この発言が印象を悪くしたことは間違いないだろう。

福井氏の発言は、立花被告の立場を危うくし、保釈を遠のかせるものだと、指摘していた人は多い。元テレビ朝日法務部長の西脇亨輔弁護士もその一人だ。

FRIDAYデジタルの取材に対し西脇弁護士は、

「立花被告の現在の起訴事実とは別の事案の話ではありますが、このことが立花被告をめぐる周辺事情として『立花被告の周囲には指示を出せば証人や事件関係者に圧力を及ぼしかねない人がいる』という危惧を裁判所に与える可能性は十分に考えられます。また検察側にとっても “この状況で立花被告を外に出したら、事件関係者に危険が及ぶ”と保釈に反対する理由になりえます」

と話す。

そもそも、立花被告は過去にあげた動画の中で、

〈刑務所に行っても、遠隔操作できるから何とかなるよ〉

と発言していたこともあり、裁判所が保釈申請を却下する判断を下したのは無理がないと分かる。

敵は後ろにいる味方だったようだーー。

  • 取材・文佐々木 博之(芸能ジャーナリスト)
  • PHOTOPasya/アフロ

佐々木 博之

芸能ジャーナリスト

宮城県仙台市出身。31歳の時にFRIDAYの取材記者になる。FRIDAY時代には数々のスクープを報じ、その後も週刊誌を中心に活躍。最近は、コメンテーターとしてもテレビやラジオに出演中

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