7:00 起床
四谷くんのトイレが長いので、早めに起きた。

テレビをつけると、アタック25みたいな番組をやっていた。

オセロ形式ではない模様。また、「6階の6」みたいなパネルの指定をしていた
四谷くんがトイレからでてこない。四谷くんは本当にトイレが好きである。

天気予報。キャスターがどいてくれないので明後日以降の予報がわからなかった。
8:00 朝ごはん屋へ
四谷くんの台湾旅行の目的は2つしかなく、そのうち一つが「胡椒餅を食べる」だった。
「胡椒餅ならどこにでも店あるやろ、吉祥寺にもあるんやし」と思いきや、高雄には胡椒餅を売ってる店が思ったほどない。
あるのはあるのだが、探さないとない。台北はうろちょろしていたら大抵出くわすのに。
東京でおいしいうどん屋を探す感じだ。
Googleマップで見つけた、ホテルから歩いて20分くらいにある「凃記」というお店に行くことに。
お店に向かう道中、四谷くんが「財布わすれたかも…」と言ってきた。「実はかばんの中にあったらいいな…」と願っていたら、かばんの中にあった。願いは叶う。

お店に着いた。胡椒餅系のメニューがメインだ。これは期待してしまう。あと、メニューのカラーリング、最高。

胡椒餅と、巧克力牛奶(チョコレート牛乳)を注文。

牛肉ぎっしり、皮はしっとりの胡椒餅。おいしい。これ一つでおなかいっぱいになった。
四谷くんも満足している。四谷くんの旅はここでコンプリートになった。完全な余剰がはじまる。

巧克力牛奶(チョコレート牛乳)はココアだった。カップのシーリングはサソリに乗ったパンダ。
8:30 寺廟へ
昨日、四谷くんが持ってきてくれた『地球の歩き方 台南 高雄』をパラパラめくっていたら、日本の沈んだ軍艦を祀っている「紅毛港保安堂」が紹介されていた。しかも、ここには安倍晋三の像もあるという。
そういえば去年、台湾は桃園の即身仏のある寺廟「哲学堂」に行ったら蒋介石が祀られていた。日本でも豊臣秀吉や徳川家康が神として祀られているわけだし、靖国は戦没者を祀った神社だ。
伝説上の神々や、遠く遠く昔の人物ではなく、割合最近の人を神としているor讃えている施設。…どうしても気になってしまう。
四谷くんに「ここ行きたいかも」と言ってみると、「いいよー」と言ってくれた。
MRTに乗り、草衙駅で降りて20分歩く。20分徒歩は旅のデフォ。
駅前にでっかいショッピングモールがあった。後で行こう。
12/1なのに日差しは夏並み、汗ばんでくる。
水分補給のため、ファミマに入る。四谷くんがまたトイレから長時間出てこない。トイレ愛好家。

私は甘いビタミン系炭酸「露他維(ルーターウェイ)、四谷くんはお~いお茶を購入。大谷は高雄でもにこやか。

道中、めちゃくちゃでかい寺廟が2カ所くらいある。郊外の寺廟は巨大だ。

張り込み中の臨場感ある虎のオブジェが。
9:00到着
空地のぽつぽつあるような住宅街を歩く。本当にこんなところにあるんかな?と思いつつ進むと、

あっ!絶対あれや
日本建築っぽい楼閣が向こうに見えた。

紅毛港保安堂に到着。
日本家屋のような青い屋根瓦…!特殊な外観。

台湾の寺廟はだいたいこんな感じである。比べてみると明らかに違う。

むちゃくちゃ太いしめ縄が。

中華っぽいド派手な装飾と融合している。
建物のとなりに、

安倍晋三の銅像があった。
銅像のすぐそばには松、背後には富士山と「台灣永遠的朋友(台湾は永遠の友達)」、「無盡思念(果てしない想い)」という垂れ幕、そして左手には「台湾加油(台湾がんばれ) 安倍晋三」の石碑が。
最近、自民党の幹事長代行がここをお参りしたのだとか。
廟の真向かいには、

鳥居のある広場も。

名前は「安倍紀念公園」

公園内にある石碑を読んでいくと、第二次世界大戦で「日本軍」として戦没した台湾の人々を慰霊していることがわかる。
植民地支配の歴史と、支配を受けた人々の出兵の問題は非常に重い。

「台湾少年工」「高砂義勇軍」「台籍日本兵」の石碑
そのほか、台湾有事に関する安倍昭恵の石碑もあった。この時、高市早苗首相の発言で中国との緊張状態が一番つよかった時だったので石碑の存在に驚いた。
私の中では、植民地期の出兵問題・安倍政権の賛美・台日友好が同時にすべて成立するイメージがわきにくいのだが、ここではそれが成立していた。
廟の中も、ほかの廟とはちがった雰囲気だった。

こちらが祀られている(蓬)38号哨戒艇
このうしろに、(蓬)38号哨戒艇を模したオブジェが安置されていた。あと、この哨戒艇を擬人化した萌えキャラの蓬ちゃんのパネルもあった。

高田又男艦長という人が「海府大元帥」として祀られている
これらが祀られることになった経緯は少々複雑で、公式特設サイトを見る限り、童乩(台湾のシャーマン)に高田又男艦長が降りたのがきっかけのよう。
↓特設サイト

↓Wikipedia

いわゆる「霊験」が縁起としてありながら、現在は高田艦長以外の(蓬)38号哨戒艇戦没者144名も探しているとのこと。
歴史や政治や宗教が一つの鍋の中、強火で煮られている。
人々の想いを考慮しながら、それらを正しく述べていく力が私にはまだ足りていない。
次回、
紅毛港保安堂に行く途中にあった寺廟へ!
めちゃくちゃ空いてるスーパーマーケットで高めの野菜をながめ、独特の味がするのど飴を購入!
ショッピングモールでつけ麺を食べる!今まで食べた中で一位のうまさ…
お楽しみに!
四谷くんのトイレが長いので、早めに起きた。
テレビをつけると、アタック25みたいな番組をやっていた。
オセロ形式ではない模様。また、「6階の6」みたいなパネルの指定をしていた
四谷くんがトイレからでてこない。四谷くんは本当にトイレが好きである。
天気予報。キャスターがどいてくれないので明後日以降の予報がわからなかった。
8:00 朝ごはん屋へ
四谷くんの台湾旅行の目的は2つしかなく、そのうち一つが「胡椒餅を食べる」だった。
「胡椒餅ならどこにでも店あるやろ、吉祥寺にもあるんやし」と思いきや、高雄には胡椒餅を売ってる店が思ったほどない。
あるのはあるのだが、探さないとない。台北はうろちょろしていたら大抵出くわすのに。
東京でおいしいうどん屋を探す感じだ。
Googleマップで見つけた、ホテルから歩いて20分くらいにある「凃記」というお店に行くことに。
お店に向かう道中、四谷くんが「財布わすれたかも…」と言ってきた。「実はかばんの中にあったらいいな…」と願っていたら、かばんの中にあった。願いは叶う。
お店に着いた。胡椒餅系のメニューがメインだ。これは期待してしまう。あと、メニューのカラーリング、最高。
胡椒餅と、巧克力牛奶(チョコレート牛乳)を注文。
牛肉ぎっしり、皮はしっとりの胡椒餅。おいしい。これ一つでおなかいっぱいになった。
四谷くんも満足している。四谷くんの旅はここでコンプリートになった。完全な余剰がはじまる。
巧克力牛奶(チョコレート牛乳)はココアだった。カップのシーリングはサソリに乗ったパンダ。
8:30 寺廟へ
昨日、四谷くんが持ってきてくれた『地球の歩き方 台南 高雄』をパラパラめくっていたら、日本の沈んだ軍艦を祀っている「紅毛港保安堂」が紹介されていた。しかも、ここには安倍晋三の像もあるという。
そういえば去年、台湾は桃園の即身仏のある寺廟「哲学堂」に行ったら蒋介石が祀られていた。日本でも豊臣秀吉や徳川家康が神として祀られているわけだし、靖国は戦没者を祀った神社だ。
伝説上の神々や、遠く遠く昔の人物ではなく、割合最近の人を神としているor讃えている施設。…どうしても気になってしまう。
四谷くんに「ここ行きたいかも」と言ってみると、「いいよー」と言ってくれた。
MRTに乗り、草衙駅で降りて20分歩く。20分徒歩は旅のデフォ。
駅前にでっかいショッピングモールがあった。後で行こう。
12/1なのに日差しは夏並み、汗ばんでくる。
水分補給のため、ファミマに入る。四谷くんがまたトイレから長時間出てこない。トイレ愛好家。
私は甘いビタミン系炭酸「露他維(ルーターウェイ)、四谷くんはお~いお茶を購入。大谷は高雄でもにこやか。
道中、めちゃくちゃでかい寺廟が2カ所くらいある。郊外の寺廟は巨大だ。
張り込み中の臨場感ある虎のオブジェが。
9:00到着
空地のぽつぽつあるような住宅街を歩く。本当にこんなところにあるんかな?と思いつつ進むと、
あっ!絶対あれや
日本建築っぽい楼閣が向こうに見えた。
紅毛港保安堂に到着。
日本家屋のような青い屋根瓦…!特殊な外観。
台湾の寺廟はだいたいこんな感じである。比べてみると明らかに違う。
むちゃくちゃ太いしめ縄が。
中華っぽいド派手な装飾と融合している。
建物のとなりに、
安倍晋三の銅像があった。
銅像のすぐそばには松、背後には富士山と「台灣永遠的朋友(台湾は永遠の友達)」、「無盡思念(果てしない想い)」という垂れ幕、そして左手には「台湾加油(台湾がんばれ) 安倍晋三」の石碑が。
最近、自民党の幹事長代行がここをお参りしたのだとか。
廟の真向かいには、
鳥居のある広場も。
名前は「安倍紀念公園」
公園内にある石碑を読んでいくと、第二次世界大戦で「日本軍」として戦没した台湾の人々を慰霊していることがわかる。
植民地支配の歴史と、支配を受けた人々の出兵の問題は非常に重い。
「台湾少年工」「高砂義勇軍」「台籍日本兵」の石碑
そのほか、台湾有事に関する安倍昭恵の石碑もあった。この時、高市早苗首相の発言で中国との緊張状態が一番つよかった時だったので石碑の存在に驚いた。
私の中では、植民地期の出兵問題・安倍政権の賛美・台日友好が同時にすべて成立するイメージがわきにくいのだが、ここではそれが成立していた。
廟の中も、ほかの廟とはちがった雰囲気だった。
こちらが祀られている(蓬)38号哨戒艇
このうしろに、(蓬)38号哨戒艇を模したオブジェが安置されていた。あと、この哨戒艇を擬人化した萌えキャラの蓬ちゃんのパネルもあった。
高田又男艦長という人が「海府大元帥」として祀られている
これらが祀られることになった経緯は少々複雑で、公式特設サイトを見る限り、童乩(台湾のシャーマン)に高田又男艦長が降りたのがきっかけのよう。
↓特設サイト
↓Wikipedia
いわゆる「霊験」が縁起としてありながら、現在は高田艦長以外の(蓬)38号哨戒艇戦没者144名も探しているとのこと。
歴史や政治や宗教が一つの鍋の中、強火で煮られている。
人々の想いを考慮しながら、それらを正しく述べていく力が私にはまだ足りていない。
次回、
紅毛港保安堂に行く途中にあった寺廟へ!
めちゃくちゃ空いてるスーパーマーケットで高めの野菜をながめ、独特の味がするのど飴を購入!
ショッピングモールでつけ麺を食べる!今まで食べた中で一位のうまさ…
お楽しみに!
コメント
コメント一覧 (1)
すみません、こちらの記事の話ではないのですが、唐沢さんのDPZの昔の記事で、自分に展覧会で買ったはがきを送ろうってのに感銘を受けまたゲラゲラ笑いました。私もやる〜!
私事ですが子どもの保育園探しで電話したくねえ〜って大いに気が滅入っていたので、ビールを開け、生協で買っておいた馬刺しを解凍し、それらをむさぼりながら読んだ記事のおもしろさ。胸に沁みましたよ。元気出ました、ありがとうございます。
次の一位取ったつけ麺の話も楽しみにしてますね!
唐沢むぎこ
が
しました