「院長は心理的負荷の注意を怠った」産科医の自殺、遺族が逆転勝訴
遠藤美波
山口県の総合病院で50代の男性産科医が自殺したのは過労のためだとして、遺族が運営団体に賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、大阪高裁(長谷部幸弥裁判長)は24日、ほぼ請求通り約1億5千万円を支払うよう命じた。
「院長は心理的な負荷が過度に蓄積しないよう注意する義務を怠った」と認め、一審・神戸地裁判決を覆した。
高裁判決によると、男性は1999年に同病院で働き始め、精神疾患を発症して2009年に病院敷地内の自宅で命を絶った。裁判を経て19年に労災と認められ、遺族が病院側の「過失」を訴えていた。
高裁は、男性は体調不良でこ…