2026年に訪れる「コロナ禍の新展開」...変異株「XFG」の脅威と、今こそ知っておきたい重症化リスク
「緊急事態」ではなくなったが、コロナウイルスの脅威は消えていないようだ
2020年に世界保健機関(WHO)が新型コロナウイルスをパンデミックと宣言してから、まもなく6年が経過する。 【動画】現在感染が拡大している、新たなコロナ変異株 現在では緊急事態とはみなされていないが、依然として病弱な人々を重篤な状態に陥らせる可能性がある。 例えば、アメリカでは現在、冬季に典型的な傾向としてウイルスの感染が増加している。本誌は、2026年にコロナウイルスがどのように変化するのか、注意すべき症状は何か、そしてこのウイルスを懸念すべきなのかについて、専門家に話を聞いた。 コロナウイルスに感染しても軽症で済む人がいる一方で、より重篤な症状を呈し、入院、さらには死亡に至る場合もある。 また、感染後に後遺症を発症する人もいる。例えば現在、アメリカの子どもたちの間で、最も一般的な慢性疾患の1つとなっている。 米国疾病対策センター(CDC)は以前、2024年10月1日から2025年9月27日までの間に、コロナウイルスの患者数が1410万人から2070万人、入院者数が39万人から55万人、死亡者数が4万5000人から6万4000人に上ると推計していた。2024年6月1日時点で、アメリカでは約120万人がコロナウイルスにより死亡している。
2026年にはどの変異株や症状が見られる?
コロナウイルスには20種類以上とも言われる多くの変異株が存在する。しかし、専門家は2026年もオミクロン株系統が主に流行すると考えている。 「現在流行しているコロナウイルスの変異株はすべて、数年前から存在するオミクロン株に属する」と、米バンダービルト大学医療センターの予防医学および内科学教授であるウィリアム・シャフナー医師は本誌に語った。 米ニューヨーク州立バッファロー校の感染症部門主任で教授のトーマス・ルッソ医師は本誌に対し、オミクロン系統から派生した最新の変異株は、XFGやストラタスと呼ばれていると述べた。 「先行する株よりも免疫回避能力が高いようだ。過去の感染やワクチン接種による免疫が不完全であったため優勢になった」 そのため、現在はXFGが「感染拡大している」が、「新たな変異株が出現する時期が来ている」とも指摘した。ただし、その時期は不確実であるという。 CDCによれば、コロナウイルスには発熱、悪寒、咳、息切れ、鼻づまり、喉の痛み、味覚や嗅覚の喪失、倦怠感、体の痛み、頭痛など、非常に幅広い症状を引き起こし得る。 2026年でも症状は引き続き同様である可能性が高い。ルッソも「喉の痛みや軽い風邪のような症状から、宿主の状態によっては重篤な疾患や死亡に至るまで幅がある」と述べている。 4歳未満の子ども、妊婦、65歳以上の高齢者、免疫不全の人、基礎疾患を有する人は、「重症化するなど、深刻な結果に至る可能性が高い」と付け加えた。