腰椎手術で神経切断 医師と市に8800万円の賠償命じる 赤穂市民病院

赤穂市民病院=兵庫県赤穂市
赤穂市民病院=兵庫県赤穂市

赤穂市民病院(兵庫県赤穂市)で受けた手術で重大な後遺障害を負い、損害を受けたとして、女性患者(80)と家族が執刀医だった男性医師(47)と赤穂市に計約1億4千万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が14日、神戸地裁姫路支部であった。池上尚子裁判長は男性医師と赤穂市に計約8800万円の支払いを命じた。

被告側は手術時の過失は認めており、慰謝料など賠償額がどの程度認められるかが争点だった。

判決によると、女性は令和2年に同病院で男性医師による腰椎手術を受けた際、神経を切断され、まひや排泄(はいせつ)障害など重度の後遺障害を負った。

判決理由で池上裁判長は、男性医師が出血などにより視認性の確保が十分でないのに骨切除を進め、注意義務違反の程度は著しいと指摘。女性患者の後遺障害の程度や、過失の重大性、市の対応不足などを踏まえ、慰謝料のほか、退院後の治療費や後遺障害に伴う車いす購入費などの支払いについても認めた。

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