【Obsidian】は必要?|設定に疲れた私が【UpNote】と【Craft】を選んだ理由
あなたが今、この記事にたどり着いたということは、検索窓に
「Obsidian 不要」
「Obsidian 難しい」
「Obsidian 挫折」
「Obsidian 使えない」
「Obsidian やめた」
といったネガティブワードを打ち込んだからではないでしょうか?
正直に申し上げます。
その感覚、ビジネスパーソンとして極めて正常だと思います。
「第二の脳」
「最強のナレッジベース」
「双方向リンクで知識が繋がる」。
世間ではObsidianを礼賛する声が溢れていますが、私たちのような多忙なビジネスマパーソンにとって、それは時に「とてつもない時間の浪費」になり得ます。
そこで、今回はメモアプリに関する第二弾の記事として「Obsidianを検討し、結果的に不要と判断した」経緯についてお話しします。
私が、なぜ話題のObsidianを「実務には不要」と判断し、「UpNote」「Craft」というシンプルな解にたどり着いたのか。
メモアプリの記事としては、以前に「EvernoteからUpNoteへの乗り換え」を投稿したところ、これまで3万ビューを獲得。
そこで、今回はメモアプリに関する第二弾の記事として「Obsidianを検討し、結果的に不要と判断した」経緯についてお話しします。
Obsidianを「使う前」に挫折した
私は実際にObsidianを導入しました。
しかし、挫折したのは「使っている最中」ではありません。「使う前」です。
どういうことか?
私は、どうせ導入するなら最初から理想的な構築をしたいと考えました。
Obsidianは人気のため、多くの方が様々なコンテンツで情報提供してくれています。
そこで、私はObsidianに関するYouTube動画を何本も視聴し、ブログ記事を読み漁り、関連書籍にも目を通しました。
「Zettelkasten」「PARA」「MOC」といったナレッジマネジメント手法も調べました。
気づけば、Obsidianについて「調べる」だけで、数日が過ぎていました。
その間、ノートは1つも作っていません。
YouTubeで見た「美しいグラフビュー」を再現するために、プラグインの組み合わせを検討し、CSSスニペットを探し、フォルダ構成を設計し……。
ふと我に返りました。
「これ、何のためにやってるんだっけ?」
メモを取るためのツールを導入するために、メモを取る時間を犠牲にしている。
この矛盾に気づいた瞬間、私はObsidianを諦めました。
「Obsidianは不要」と判断した3つの理由
私の周りでも「第二の脳」構築を諦めた人が、結構います。
では、なぜ多くの人がObsidianに挫折するのでしょうか?
それは能力不足ではなく、「コスト感覚」が鋭いからでしょう。
私が正式な導入を見送った理由は、以下の3つのリスクを看過できなかったからです。
理由①:「設定」という名の時間外労働
Obsidianを使いこなすには、プラグインの選定、CSSの調整、フォルダ構造の設計など、膨大な「初期作業」が必要です。
しかし、週末を潰して美しいグラフビューを作ったところで、得られるものは少ない。
「投資対効果が見合わない」状態です。
「めんどくさい」「疲れた」という感情は、脳が発する「これ以上コストをかけるな」という正常なアラートでしょう。
理由②:「複雑さ」は負債になる
銀行員時代、私はこれと同じ光景を見たことがあります。
現場の担当者が良かれと思って作り込んだ、複雑怪奇なExcelマクロ。
作った本人は満足げですが、メンテナンスコストが膨大で、周囲は誰も手が出せない。
Obsidianのvault(保管庫)も同じです。
凝りに凝った構成を作っても、半年後の自分がそのルールを覚えているでしょうか?
Obsidianの構築に費やす時間は、私にとって「回収不能なコスト(サンクコスト)」になりかねないと判断しました。
理由③:「手段の目的化」
Obsidianには「Community Plugins」だけでも2,000以上のプラグインがあります。
自由度が高いことは、裏を返せば「正解がない」ということ。
NotionやEvernoteのような「型」がないため、自分でワークフローを設計しなければなりません。
私たちにとって、この設計作業は「本来、しなくていい作業」です。
結局、Obsidianを極めることが目的化してしまい、本来やりたかった「知識を活用する」ことが後回しになる。
これは、「手段の目的化」そのものです。
Obsidianが「向いている人」と「向いていない人」
誤解しないで欲しいのですが、Obsidian自体は素晴らしいツールです。
ただ、向き不向きがあると考えます。
Obsidianが向いている人
ツールのカスタマイズ自体を楽しめる人
長期的な知識体系の構築を目的としている人
「完璧なシステム」を作ることにモチベーションを感じる人
Obsidianが向いていない人
今すぐ仕事で使えるメモが必要な人
設定に時間をかけたくない人
「ツールは道具」と割り切れる人
複数デバイスでストレスなく同期したい人
私はどちらかといえば、後者でした。
だからこそ、「自分にはObsidianは不要」という結論に至りました。
メモアプリは「Craft」で十分だった
では、私はメモアプリは何を使っているのか?
答えは「Craft」です。
Craftを選んだ理由
Craftは、Appleの「デザインアワード」を受賞したドキュメントアプリです。
私がCraftを選んだ理由は、以下の3点に集約されます。
① 設定不要で「美しい」
Craftは、インストールした瞬間から美しいノートが作れます。
CSSもプラグインも不要。テンプレートを選ぶだけで、プロ級のドキュメントが完成します。
この「何も考えずに使える」という体験は、Obsidianのコンセプトと全く異なります。
② 「書きたくなる」デザイン
Obsidianの無機質なエディタ画面は、正直に言って「書く気が失せる」雰囲気を感じます。
一方、Craftには美しいタイポグラフィと整理された余白があります。
「ここに書きたい」と思わせる心理的安全性が、Craftにはあると思います。
③ Apple製品との親和性
Mac、iPhone、iPadでシームレスに同期。
移動中にiPhoneでメモを取り、帰宅後にMacで編集する。この当たり前のことが、何のストレスもなくできます。
Obsidianの場合、iCloud同期でのわずかなラグや、公式Sync(月額8ドル)を契約するかどうかの悩みが生じます。
Craftは、「同期されていて当たり前」。
この「ゼロ・フリクション」が、忙しいビジネスマンにとっては最大の効果ではないでしょうか。
私のCraft活用法
具体的に、私がCraftをどう使っているかをお伝えします。
noteの下書き:この記事もCraftで書いています
読書メモ:ビジネス書のエッセンスを美しく整理
家族旅行の計画:画像や地図を埋め込んで視覚的に管理
欲しいものリスト:製品画像とリンクをまとめて比較検討
Craftの使い方は、以前の記事で解説していますので、興味があればご覧ください。
👉 【Craft】に関する記事はこちら
「Craftは高い」と思う人:Setappという選択肢
「Craftに興味が出てきたけど、有料プランは高い…」
そう感じた方に、私が実践している方法をお伝えしておきます。
私はCraft単体契約ではなく、「Setapp」というサブスクサービス経由でCraftの有料プランを利用しています。
有料プラン(Plus)が利用できます
Setappとは?
Setappは、260以上のMac+iOSアプリが月額 $12.49(日本円で約1,800円 程度)で使い放題になるサービスです(Macのみなら月額約1,500円)。
Craft単体の有料プラン(Plus)は月額1,580円。
つまり、わずかな上乗せ金額でCraft以外のアプリも使い放題になります。
私の場合、Setappで以下のアプリなどを活用しています
CleanMyMac:Macのメンテナンス
MindNode:マインドマップで思考整理
Paste:クリップボード管理
「どのアプリを導入しよう」と悩む時間は不要です。
良質なパッケージを契約し、あとはコンテンツを作ることに集中する。
これが、忙しいビジネスパーソンの賢い選択だと考えています。
👉 【Craft】と【Setapp】の契約に関する記事はこちら
Setappは7日間の無料トライアルが用意されています。無料期間中に解約すれば1円もかかりません。
「Setappを使ってみたい」という方は、まずは7日間の無料体験を試してみて、その実用性を確認してみてはいかがでしょうか。
トライアル期間終了後、 Setapp を継続してご利用いただくとSetappは1ヶ月間無料で体験できます。
仕事用には【UpNote】を併用
念のため補足すると、私はCraftだけでなくUpNoteも併用しています。
本記事の冒頭でお伝えした通り、Evernoteの値上げをきっかけにUpNoteへ移行しました。
現在も、仕事のメモはすべてUpNoteで管理しています。
👉 EvernoteからUpNoteに乗り換えた記事はこちら
使い分けの基準はシンプルです。
仕事の現場では、「速度」と「安定性」が最優先のはず。
UpNoteは月額100円(または買い切り4,000円)という圧倒的なコスパも魅力です。
シンプルな構成ですが、MacでもWindowsでも使える。
だから、私は仕事ではUpNoteを使っています。
一方、noteの執筆や、デバイスやガジェットのリスト、家族との記録など、じっくり思考を深めたい場面ではCraftを選んでいます。
「すべてを一つに(All in One)」ではなく、「適材適所(Best of Breed)」。
これが、私がたどり着いた答えです。
Obsidianユーザーの多くは「すべてを一つのvaultに」という理想を追い求めますが、私はあえてその発想を捨てました。
そもそも論として、ツールは目的ではなく、手段のはずです。
また、複数のツールを使い分けることに、私は全く抵抗を感じません。
考えてみてください。
私たちは日常的に、仕事ではWindows PC、プライベートではMacやiPad、移動中はiPhoneと、デバイスを用途ごとに使い分けています。
誰もそれを「非効率だ」とは言いません。
ツールも同じだと思います。
私の場合、Craftでの執筆が最も捗るのはiPad Pro + Magic Keyboardの組み合わせです。
ソファでリラックスしながら、美しいCraftの画面に向かって文章を綴る。
この体験は、デスクに向かう時とはまったく違う思考を引き出してくれます。
結論:あなたにObsidianは本当に必要か?
もしあなたが、今まさにObsidianの導入を検討し「本当に必要なのか?」と疑問を感じているなら…。
あるいは、設定の複雑さに「めんどくさい」「疲れた」と感じているなら…。
その直感を信じてもいいのではないでしょうか?
あなたに必要なのは、複雑な「第二の脳」を構築することでしょうか?
それよりも、目の前の仕事を片付け、家族や友人と豊かな時間を過ごすことの方が重要ではないでしょうか?
「みんなが使っているから」
「最強のツールらしいから」
こういった理由で、ストレスを感じながらツールを使い続ける必要はないと思います。
複雑さは敵です。
Obsidianという複雑なツールではなく、CraftやUpNoteなど、もっと軽やかなメモアプリで人生を楽しむべきではないでしょうか。
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