東スポを知らないからなんともいえないが、Motoko Rich さんはともかくジェイク・エーデルスタインさんを使っているところで、「怪しい」と思わなければ、普段英語記事読んでいない人たちじゃないかなあ?
ジパング編集部編 『笑われる日本人 : ニューヨーク・タイムズが描く不可思議な日本(Japan made in U.S.A.)』 ジパング(New York), 1998. ISBN 9784812306154
という本がある。この本は左翼の人もたぶん、必読で、
ニコラス・クリストフが書いたニューヨーク・タイムズの記事にはほかに、「日本の夫婦には人生の良きときにも悪しきときも愛は不要」[2]、「コンピューター時代にいまだにキツネ憑きがさまよっている」[3]などがある。日本の運動会では同時に手をつないで同時にゴールインするという記事も彼の手による[4]。
1998年、一連の同氏の記事を見かねたニューヨーク在住の女性を中心とする日本人7人が、これまでの日本関連記事から最も誤解の酷い10の記事を選んで検証・批判した『笑われる日本人 -- ニューヨーク・タイムズが描く不可思議な日本』を日米同時に自費出版し[5]、「米国メディアの日本報道に見る誤解」と題するパネルディスカッションを左派系の学者上野千鶴子らを招い開催した。上野は「米国が捏造する日本」、「米国だけが世界だなんて狭すぎる」と厳しく批判した[6]。また、同著の編集長である大竹秀子はAERAの取材にて「どの記事も、色眼鏡を通して日本を見ていることが問題だ。全体像を見せることなく、センセーショナルな見せ物的報道をばらばらに報道されると、それが積み重なって『日本ってヘンな国だ』という認識が出来上がり、ステレオタイプを助長してしまう」と同紙の報道姿勢を厳しく批判している[7]。
この伝統はいまでも息づいている。
以前、東京支局で記事を書いていた田淵さんとかもクリストフを尊敬しているとツイートしていたことがあった、と思う。
アメリカのリベラルというのは、リベラルナショナリストであって、そのナショナリズム的偏向加減は、産経やWillに近い、と考えておいたほうがいい。
日本の人が言う左翼というのは、アメリカでは、チョムスキーといった感じかな。