クマ駆除数、9765頭で最多更新 ハンターに負担、処理どうする?

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岸めぐみ 大山稜
【動画】クマなどの死骸を処理する減容化装置=宮城県七ケ宿町
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 全国のクマの駆除数が4~10月末時点で9765頭(速報値)となり、統計を始めた2006年度以降で最多となったことが環境省のまとめでわかった。生活圏への出没数の増加に加え、市町村判断で市街地での発砲を許可する「緊急銃猟」が9月に始まったことなどを背景に駆除数が急増した。

 東北地方が6579頭と突出しており、全国の7割近くを占めた。これまで年間を通じて最も多かったのは23年度の9099頭で、今年は半年余りで最多を更新した。

 捕獲の現場では、死骸の処理が課題となっている。駆除したクマは従来、解体して焼却施設で処理するか、穴を掘って埋めるが、ハンターへの負担も大きい。新たな処理方法を模索する自治体が出始めている。

 白い外壁の建物のシャッターを開けると、巨大な「箱」が目の前に現れた。10日、宮城県七ケ宿町。緑色の「箱」は、長さ7メートル、高さ1.5メートルほどだ。

 何が入っているのか。ふたを…

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この記事を書いた人
大山稜
仙台総局|行政担当
専門・関心分野
気象、防災行政、労働
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