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書籍「はじめての老い」のまえがき - はじめに-を公開します

書籍「はじめての老い」がとうとう出ます 出ました!

というわけで、まえがき的なものを公開します。こんな本デスヨーということを書いています。

はじめに


こんにちは、伊藤ガビンです。
この本は、編集他いろいろ業を行っている61歳男性(2025年1月現在)の私が、自分の心や体から発見している「老い」を新鮮な驚きとともにレポートしているものです。

私自身は「老い」についての専門家でもなんでもありません。ズブの素人です。
調べる気もない素人です。
そのズブがなぜに「老い」についてイケシャーシャーと書くのか。
ひとつには、毎日自分の身に起こっている変化が、もうむちゃくちゃに面白いということです。あれ? 瓶の蓋が開けられない!!  とか、え、対向車のライトが眩しすぎるんですけど!! ということに、いちいち驚いているのです。
子どもの頃、毎日が発見に満ちていた感動を、この年にして再度味わっているんです。世界はこうなっていたのか! (ご年配の方々にとっては)
老いることは、成長することと同じような発見があるわよね、ということです。
それを書かない手はないですよね。

もうひとつは「これ聞いてへんかったな〜」の連続であるということなんです。
聞いていたことはたくさんあります。年取ると徹夜はできなくなるで〜、集中力もたへんで〜、むちゃくちゃ早起きになんで〜、とね。
でも、聞いてなかったこともあるのよ。
歯茎が痩せて食べ物がアホほど挟まりまくる、とか、手がかさかさすぎてスーパーでどう頑張ってもビニール袋がめくれないとか、これ今くるんだ、この順番でくるんかーい、と。もうね、毎日毎日、もー毎日毎日ね、びっくりすることだらけなんですよ。
で、あるからして、これはある種の使命感のようなもので書いておきたいわけです。おーい豪雨がくるぞーと村人に伝えるように、わたしよりちょい年下の方々にケイショーを鳴らしておくべきかな、べきとも、と思ったのです。
ちなみに「ケイショー」のように時々むやみにカタカナが交じるのは、昭和軽薄体へのオマージュなのですが、そこから脱することができないという「老害」の自覚・戒めでもあります。なにより老いについて書くには最適でR(あーる)。

さて年寄の話は長くなりがちという思いつつ、もう少しだけ続けるわよ。
私の年齢について書きます。立ち位置立ち位置。立ち位置大事。
あのー、私、さっき自分が61歳だと書いたじゃないですか。若い人にとってはまごうことなく「おじいちゃん」だと思うのですが、年上の方々からするとまったく「老人」カテゴリーに入れてもらえない年齢なんですよ。わからないでしょう?
実に微妙なお年頃なんです。
説明しますね。
高齢者医療制度では、前期高齢者は65歳から74歳。後期高齢者が75歳以上というのが基本。つまり私は前期高齢者でさえない。高齢者になっていなっていないのです。
年齢的には、そういう立ち位置なんです。世の中の定義上全然老人ではないんです。

にもかかわらず、なぜこんな本を書いているのかというと、心身の衰えは待ったなしで進んでおるわけです。
老いているのに老いてない!
という、実に実に実に味わい深い年齢の味わい深さを味わっているところなのです実に。
50代の後半あたりからは首が折れるほどの老い加速度があがってきます。
「完全にはじまったなこれ」と、感じることでしょう。
聞いてへんかったことが山ほど出てくる。
いや詳しく調べればそれは「老いの諸症状」として書かれているものを見つけられるんです。でも、ぼーっと生きていると目に入ってこないんですよね。

また、この本の文章のところどころに私の職業や生活環境について触れてしまっています。俺がなにものなのかとかどうでもいいと思うのだけど、この本を読み進むときの基礎知識解いて手短に書いておきますね。

まず職業として名乗っているのは「編集者」なのですが、大学教員でもあります。でも領域がちがうので書いてあることを信頼しないでくださいね。エデビデンスはないまったくないデンス。

そんな老いのド素人による「はじめての老い」をお楽しみください。

まえがきここまで!

というような内容の本です。
お楽しみくださいませ。

書籍化そのものについては、こちらをどうぞ


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