一部廃線の久留里線、JRが18年間代替バス負担 高校生は通学無料
JR久留里線の廃線予定区間(久留里―上総亀山、9.6キロ)で走行する代替バスの運行費用を、JR東日本が18年間にわたって全額負担することが22日わかった。君津市が同日の地域公共交通会議で公表した。JR東は「バスに転換する初年度に生まれた子供が成人する間の期間」と説明しており、それ以降の費用負担は市と協議する。
代替バスを通学に利用する高校生に無料パスを発行する。通学費用の増加を懸念する保護者の声を踏まえた。中学生なども対象とするかどうかは今後検討する。
JR東は24年11月に君津市内の久留里―上総亀山間をバス交通に転換する方針を表明した。国土交通省に鉄道事業廃止の届け出を今後提出する。君津市はバス事業者を入札で選定し、運行開始へ準備を進める。