暑い夏も終わる頃、男性いとこの孤独死の通報を警察から受けて、私と女性いとこ二人の3人で、本人のDNAの確認のために見知らぬ親族探しをしたり、孤独死となった原因や経緯を知るために奔走した記事を書きました。


どうにか大家さんの納得する妥協点を見つけて、この男性いとこの孤独死の問題は解決しました。

最後に、大家さんからバイクの廃車手続きと処分をお願いされ、夫と二人でバイクをトラックに乗せて、夫に処分のお願いをしたのです。


大家さんは、バイクの処分すればいくらかの利益はあったかもしれませんが、業者にお願いすれば結局利益にはならないと判断され、トラックのある私にわざわざお願いする配慮はありがたいことでした。

何故なら、私が苦労する分、ほんの僅かですがバイクの代金になるからです。


休日、久しぶりに会った女性いとこの二人に、「本日の寿司ランチは私が全額払うよ。それから、これは亡くなったお兄ちゃんからのみんなへのお礼だよ」と、6枚の封筒を出しました。


「実は、大家さんからお兄ちゃんのバイクの処分をお願いされてね、その代金が僅かだけどあるから、お兄ちゃんのために頑張ってくれた人みんなに渡そうと思うのよニコニコ


そう言って、「これは、叔父さん(いとこのお父さん)へ、そして叔母の私の母へ、そしてこれはいとこAちゃんへ、そしてこれはいとこBちゃんへ。そして、私とバイクの処分に力を貸してくれた私の夫だよ」


中には、平等に一万円づつ入れました。


「夫がね、バイクをディーラーに持っていったら『あれ?おじいちゃんのバイクだ!おじいちゃんどうしたの?元気なんでしょ?』と、若い男性店員に聞かれたんだって。

お兄ちゃん、バイクを大事にしていてね、よくそこのディーラーには行ってたんだって。お兄ちゃんのバイク、カードキーの紛失で高い値はつかないけど大切に預かりますって、それが売れたんだよ

みんなに渡す分と今日のランチ代くらいはもらったから、これはお兄ちゃんからのお礼だよ


お兄ちゃんは、自分の食べる食事を我慢しても売らなかった大事なバイクなんだから、またピカピカに磨かれて誰かが使ってくれることを望むに違いないのです。

お兄ちゃんの魂は、また風を切って走るバイクに乗って旅をするんだと思います。


「献盃」

私たちは、お兄ちゃんの遺影にノンアルシャンパンでお兄ちゃんを偲んで感謝して懐かしい話をし、ランチを食べました。


遺影のお兄ちゃんはおじいちゃんだけど、私が選んだ桃色がかったラベンダーの額縁の中で私たちのかしましい話に微笑んで聞いているようでした照れ


二人は、「そんなのRちゃんが全額貰っていいよ」と言ったけど、私一人じゃ超えられなかった。

叔父にも母にもいとこ二人にも、そして夫にも助けてもらった。お陰で年内で解決できたよ。

お兄ちゃんからの感謝、確かに渡したからね。


心から、ありがとう飛び出すハート








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