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ラズパイ(Pi 5)でスマホとBluetoothテザリング

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この記事は最終更新日から10か月経過しています。適切な内容ではない可能性があります。

Bluetooth通信によるテザリング(tethering)は速度が遅い反面、端末の消費電力が少ないのが特徴です。
Pi 5はWi-Fiの他、Bluetooth通信も搭載されていますから、容易に接続することができます。

Wi-Fiでのテザリングも可能で、そちらの方が簡単に設定ができますから、あまりBluetoothでのテザリングは試していないかもしれません。

今回はPi 5とスマホ(今回はiPhone)をBluetoothで接続してiPhoneのインターネット共有(テザリング)を設定してみます。

今回の環境

  • Raspberry Pi 5 bookworm 64bit
  • iPhone SE
  • iPhoneのMACアドレスの確認が必要

ここではMACアドレスは伏せています。名称はiPhoneSE2020としました。

ペアリング(pair)

現行のRaspberry Pi OSなら、Bluetooth接続は最初から設定可能です。
デスクトップ画面からマウスによる操作も可能ですが、イマイチ不安定なので、確実なコマンドで実行しました。

ペアリングにはiPhoneのMACアドレスが必要です。
iPhoneの例だと、設定 --> 一般 --> 情報の中で確認できます。
この記事ではXX:XX:XX:XX:XX:XXとしてあります。

スマホのMACアドレスが確認できたら、次のコマンドでBluetooth接続の設定をします。

sudo bluetoothctl

ターミナルのプロンプトが[bluetooth]#に変わります。以後、exitコマンドを実行するまでbluetoothctlのコマンドを実行できます。

次の順番で実行して設定していきます。

  1. power on
  2. discoverable on
  3. scan on
  4. pair XX:XX:XX:XX:XX:XX
  5. trust XX:XX:XX:XX:XX:XX
  6. scan off
  7. exit

powerとdiscoverableが成功となった後、scan onの前にスマホのインターネット共有をオンにしておきます。

scan onを実行すると、接続できるBluetoothデバイスが次々と表示されていきます。
その中に接続したいスマホのMACアドレスが見つかったらコピーしておきます。
スマホに名称が設定されていればそれも合わせて表示されるので、すぐに見つかるでしょう。

ペアリングしていきます。(以降、[bluetooth]#

pair XX:XX:XX:XX:XX:XX

すると、[agent] Confirm passkey 993028 (yes/no): といったパスキーの確認で止まります。
その時、iPhone側の画面では「Bluetoothペアリングの要求」ダイアログが表示されているでしょう。

iPhoneのペアリングを押下するだけです。
同じようにターミナル画面でもyesと入力してEnterで確定してあげてください。

成功すると次のようにPairing successfulとなります。

[agent] Confirm passkey 993028 (yes/no): yes
[CHG] Device XX:XX:XX:XX:XX:XX Bonded: yes
[CHG] Device XX:XX:XX:XX:XX:XX Paired: yes
Pairing successful
[CHG] Device XX:XX:XX:XX:XX:XX ServicesResolved: yes

続いて、毎回ペアリングしなくて済むように信頼(Trust)でデバイスを登録しておきます。こちらもtrust succeededとなればOKです。

[bluetooth]# trust XX:XX:XX:XX:XX:XX
Changing XX:XX:XX:XX:XX:XX trust succeeded

scanをオフにして確認してみます。
infoに続けてMACアドレス、または接続している状態ならinfoだけでも表示されます。

[bluetooth]# scan off

[bluetooth]# info XX:XX:XX:XX:XX:XX
Device XX:XX:XX:XX:XX:XX (public)
    Name: iPhoneSE2020
    Alias: iPhoneSE2020
    Class: 0x007a020c
    Icon: phone
    Paired: yes
    Bonded: yes
    Trusted: yes
    Blocked: no
    Connected: no
    LegacyPairing: no

前半部分にペアリング、トラストがyesになっていますね。
これでペアリングができました。
最後に、exitでbluetoothctlから抜けます。

スマホに接続する

接続するのにデスクトップ画面のBluetoothアイコンからメニューで接続もできます。
やはり確実に接続してメッセージも見たいので、最初だけコマンドやってみました。

sudo nmcli dev connect XX:XX:XX:XX:XX:XX

成功するとデバイス 'XX:XX:XX:XX:XX:XX' が '96c055a2-4afc-4568-a94c-f62926cdbc92' で正常にアクティベートされました。のように表示される筈です。

iPhone側の画面も変更されています。
上部色が付き、時計の隣にインターネット共有のアイコンが追加されているのが分かります。

ラズパイのデスクトップ画面でも同じような

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他の接続を切断する

この状態だと、既にWi-Fiに入ってるパターンでしょうから、Bluetooth接続のみの速度が分かりません。
一旦Wi-Fiをオフにします。
こちらもコマンドで実行しました。

sudo nmcli radio wifi off

もし、有線LANケーブルを繋いでいるならそれも抜いて、Bluetooth通信だけにしてみましょう。

速度は期待できない

Bluetooth通信だと回線速度はあまり期待できません。その分だけ消費電力が少ないのが利点ですから仕方ありませんね。
速度ならWi-Fiでのテザリングには敵いません。

Bluetooth通信はWi-Fiを別の用途に使う場合に有効な手段です。

ラズパイのデスクトップでテザリングすれば、それなりにパケットを消費します。言うまでもありませんが、契約されているスマホのデータ量には注意してください。

以前、bt-panを使う方法でPi Zeroでも試しました。現行はNetworkManagerに変更になったこともあり、bt-panは使えません。参考までにご覧ください。

Raspberry Pi Compute module 4/5でも!

寄稿しているPiLink株式会社のページでは、CM4/5でこの記事と同じことをしました。どちらも無理なく利用が可能でした。

気になる方は合わせてご覧ください。

USB型Wi-Fiアダプタは、Raspberry Piで使い勝手が良さそうです。

この記事を書いた人

学べる楽しむ便利になる。小さいくせにヤケにパワフル!
様々な場所で利用されているRaspberry Pi を知って「あっ、これもラズパイだっ!」
だから、ラズパイダ!

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