厚労省のずさんなデータ分類 新型コロナワクチン接種歴不明なら“未接種”にしていた 不可解な修正 食い違う主張【“ワクチン後遺症”を考える シリーズ3】
指摘を受けた厚労省は4月11日の週から、接種日が分からないケースを「接種歴不明」に分類するよう変更しました。 その結果、グラフの形は大きく変わったのです。 ■ワクチン接種したほうが“感染しやすい”と読み取れるデータも (名古屋大学・小島勢二名誉教授) 「4月11日からは(未接種者と2回目接種済みでは)感染予防効果が変わらないという話になってしまった。例えば、40代、60代、70代だとワクチンを接種した方が感染が起こりやすいということになった」 修正後のグラフでは、ワクチンを打たずに感染した人の数が減って、2回目接種済みの人と同じくらいになっています。 年代によっては、2回目接種済みの人のほうが、未接種の人よりも多くなっています。 そして、この修正によって「接種歴不明」の人の割合が20%近くも増えました。 CBCテレビの取材に対し、厚生労働省は「意図的な分類ではなかった」と答えましたが、結果的にこれまでワクチンの効果を高く印象づけていたことになります。 ■官房長官が“火消し”とも思える発言を… この問題は国会でも取り上げられ、ネットでも拡散されました。 (河野太郎・前ワクチン担当大臣 当時) 「厚労省のデータ改ざんですが、ワクチンの登録が間違っていて、反ワクチンの人たちに使われていますけど、データを直したとしてもワクチンの有効性が極めて高いことには何の変わりもありません。反ワクチンのデマを流して、他人に打たせないというのは、極めて問題あることだと思っております」 河野太郎・前ワクチン担当大臣が、反ワクチン論者が騒いでいるとTwitter(現X)で批判。 そして、5月30日には官房長官も“火消し”ともとれる発言を。 (松野博一官房長官 当時) 「接種日が不明であっても“ワクチン接種歴あり”と届けられた事例については、従来より“接種済み”と扱っており、“接種している”と届け出があった方を“未接種”として取り扱ったものではありません」