天竜林業高の贈収賄事件の第2次再審請求 元市長のアリバイが焦点

有料記事

滝沢貴大
[PR]

 大学推薦入試調査書改ざんをめぐる天竜林業高校での贈収賄事件で、静岡地裁浜松支部に第2次再審請求をした元校長の北川好伸さん(77)の弁護団と検察、裁判所による初めての三者協議が先月、開かれた。北川さんにお金を渡したとされる故中谷良作・元天竜市長のアリバイが論点だ。再審制度の見直しが法務省で議論されるなか、裁判所の協議の進め方にも関心が集まる。

 「事件については怒りしかない。17年も時間がかかり、本当にやるせない」。

 校長を定年退職して福祉施設で働くことが決まっていた北川さんにとって、その通告は青天のへきれきだった。2008年、教育委員会から突然呼び出され、「あなたを刑事告発します」と言われたことをはっきりと覚えている。

 確定判決によると、北川さんは在職中の06、07年、故中谷良作・元天竜市長の孫にあたる生徒の調査書を改ざんし、謝礼として20万円を受け取ったとされる。うち10万円は07年12月10日午前11時ごろ、校長室で元市長から北川さんに手渡されたとした。

 北川さんは捜査段階から一貫…

この記事は有料記事です。残り1334文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

この記事を書いた人
滝沢貴大
静岡総局|県警・司法キャップ
専門・関心分野
静岡のニュース、地域創生、サブカルチャー