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12月15日発売号の「なーはるのすっぱレビュー」について

今回は予定を変更して、同じnoteで執筆されている方へのお返事を掲載します。個人的なやりとりなので、恐れ入りますが転載、引用などはご遠慮いただけますようお願いいたします。

めりぴょん様
大変遅くなりましたが、お返事を書かせていただきました。

コラムへのブログ引用の経緯

どこから話そうか考えましたが、まずは経緯からお話します。私が弊誌のコラムで「国宝」について書いたのは今回が2回目で、最初のコラムのイラストが吉沢さんだったので、今回のイラストは横浜さんと決めていました。鑑賞前に、普段はあまり見ないXをたまたま見たところ、めりぴょん様のブログに関するポストが出てきたので何気なく読みに行きました。

読んでみると、内容も文章も素晴らしくて驚きました。最初は普通にファンの方が書いたものだと思っていたのですが、素人にしては文章が上手すぎんか?と思って、肩書を見たら「エッセイスト」とあったので、やっぱりプロの方かと合点しました。20年以上この仕事をしてきて、長文を書く若い方で「この才能はすごい」と思ったのは、めりぴょん様が2人目なので、10年に一人の逸材を見つけたかとうれしくなりました。


その時はコラムに取り上げるつもりは全然なかったのですが、横浜さんのイラストを描くと決めていたことや、ブログを読んだことで、いざ上映が始まると、自然に横浜さんに注目して観ることになり、「こんなに演技が上手かったっけ?」と引き込まれました。

曽根崎心中の場面では、芝居をやり切って涙で白粉が剥げてボロボロになった俊介に、思わず泣いてしまい自分でも驚きました。あのシーンの横浜さんは演技が上手いとかそんなことを超えていた。失礼ながら彼の演技を上手いと思ったことはなかったのですが、あの若さで殻を破ってさらけ出せる役者になられたのはすごいことです。

そして、その俊介の生き様が、直前に読んだめりぴょんさんのことを思い起こさせてくれました。

「あんなふうには生きられねえな」というせりふがありましたが、たしかに、誰もが何かに深く情熱を注げる人生を送れるわけじゃない。それは幸せなことと思い、コラムには「芝居に命を燃やし尽くして逝った俊介と、好きな人に情熱を注ぎ尽くして担降りしたファンの姿が重なって感動したよ…」と書きました。まあ300字しかないショートコラムなのでそのくらいしか書けないんですが…。


それから2週間経って、noteからお知らせメールが来ました。見ると、めりぴょん様からで、お怒りのようだったので驚きました。褒めたつもりでいたので、どこが気に触ったのだろうかと。

読んでみて、私の書いた内容ではなく、ブログが横浜さんの目に留まることが嫌だったのかと分かり、なるほどそういうことかと思いました。が、同時に、それって私のせいなのかな??と少々面くらいました(笑)。


お返事その1〜商業媒体について

さて、ここからがお返事になります。

「明らかに演者さんの目に留まる商業媒体に…」と書いておられましたが、弊誌の記事が明らかに横浜さんの目に留まることはまずないです。

エンタメ関連の雑誌はたくさんあり、もしご本人が読むとしたら、グラビア付きのインタビュー記事かと思います。が、「国宝」の制作にはテレビ局は入っていないので、テレビで「国宝」が取り上げられたことはなく、当然、テレビ誌でも取り上げなかった。弊誌にもご本人のインタビューは載っていないので、ご覧になる理由がありません。

また、横浜さんは今年、NHKの大河ドラマに主演されましたが、テレビ誌で取り上げるドラマは主に民放のドラマです。NHKは独自に出版ルートを持っているので、テレビ誌で取り上げてもらう必要がないのです。弊誌は毎号、大河ドラマのあらすじは載せていますが、大河の主演俳優をグラビア付きインタビューで紹介することはないので、横浜さんが弊誌をご覧になることもないはずです。

そういうわけですから、安心してください


それよりも、ネット上の記事のほうが目に留まりやすいのではないでしょうか。めりぴょん様のブログはXでポストされ、某掲示板でもトピが立って上位に入り、いわゆる「バズった」状態だったと思います。雑誌なんかより目に留まる可能性は高かったのではないですか。

素朴な疑問ですが、めりぴょん様はご本人の目に触れてほしくなかったのに、なぜブログの記事のタイトルや本文にご本人のお名前を入れたのでしょう? お名前を入れず、本文の中も全部伏せ字にしておけば、検索されることはなく、バズることもなく、私がXのポストを見ることもコラムに書くこともなかったわけです。

検索される状態でブログを掲載したのに、一転して「先方の目に留まりたくない」となったのは、掲載から今までの間に、めりぴょん様の心境が変わる何かがあったんじゃないか?と感じました。


才能とは…

ここからは、私なりに考えたことです。

検索で見つけられるような状態でブログを掲載しためりぴょん様が、「演者さんの目に留まってほしくない」と強く思うようになった理由は何なのか? 普通に考えれば、おそらく何かいろいろ言われたのでは?というのが一番ありそうなことかなと思いました。

たとえば「迷惑をかけるな」とか「彼に嫌われるよ」とか。それで強いストレスを受けていたところへ、私のコラムが発売されたので、「目に留まったらどうしてくれるのか!」という気持ちになって、私にその気持ちをぶつけたのかなと想像しました。

推測なので間違っているかもしれませんが、目立つ人が嫌なことを言われる可能性は今後あるかもと思います。私も昔、ある女優さんについて書く度に嫌なことを言われたことがありました。その時、年上の知人に相談したら、良いアドバイスをもらったので、それをここに置いておきます。

「その人はあなたの才能に嫉妬しているんだよ。その役者さんに上手い文章を書いてあげられないし、イラストも描いてあげられない。自分のほうが熱心なファンなのにできないのが悔しくて、それをできるあなたに嫉妬しているんだ。だからあなたは気にせず、やりたいようにやればいい」。

あのブログを読んだ人たちは「横浜さんっていい人なんだね」「優しいんだね」ってコメントしていましたね。めりぴょん様が彼の人柄の良さを皆に知らしめて、彼の株を上げたわけです。あなたがすごく魅力的な文章を書いたからです。誰にでもできることじゃない。特別なことです。


お返事その2〜「許可」は必要なのか?

さて、ここからお返事の続きです。

「許可なしに…」と書いておられましたが、私は長年、ドラマや映画やスポーツについて書いてきて、俳優さんや選手についても書いてきましたが、その方々に許可をとったことは一度もないんです。

また、私自身も他所に書いていただいたことはありますが、「許可をとってから書いてほしい」と思ったこともないです。それは、プロとして作品を世に出したら、批評の対象になるのは当たり前だからです。

だから、めりぴょん様の肩書が「エッセイスト」だと確認して、プロの方だとなったので書かせていただきました。治療のためにお知らせが遅くなったのは重ね重ね申し訳なかったですが。。

それから、「明確にそれとわかる形で…」という記述もありましたが、それは、引用したら出典を明記するのが出版のルールだからです。「某ブログ」みたいにぼやかしたらダメなのです。

いずれにしても、取り上げてもらえることは「ありがたい」ことであり、書いたり書かれたりはお互い様と認識しています。

ただ、めりぴょん様は「note同士ならよいけど商業媒体はちょっと…」というスタンスだとも書いておられましたね。私はそれを見た覚えがなかったのですが、担降りブログのページにそのスタンスは書いてありましたっけ? もし私が見落としたのだとしたら、大変申し訳なかったです。

私の知っているブロガーさんは「転載しないでください」という断り書きをページの一番上に載せたのに転載されたと怒ってブログを閉鎖しましたが、ブログを再開した時、ページの上下2箇所にがっつり断り書きを入れてました(笑)。それ以来、転載事故は起きていません(笑)。

そんな感じで断り書きは上下2箇所入れておいていただけると見落とさずにすむと思います。


それと、これは私の感想ですが、「商業媒体の人は許可をとってね」というスタンスはそういうご希望なのだから全然ありとしても、「noteは商業媒体じゃないから自由に書きます」というのはちょっと不公平なんじゃないかなとも思いました。

何が言いたいかと言うと、あんまり「許可」「許可」と主張すると、「じゃあ、あなたは横浜さんに書いてもいいか許可をとったの?」ってツッコまれる可能性が高くなっちゃうと思うんですよ(笑)。

なので、そのあたりはもうちょっとボヤかして、曖昧路線にしといたほうがぜったいだと思います(笑)。

というわけで、長くなりましたが、私のコラムがご本人の目に留まる可能性はほぼゼロであることをわかっていただけましたか? なので撤回はしなくてよろしいでしょうか。約2週間後に私のコラムは雑誌ごと消えます。ネットと違って雑誌の命は儚いのです。

めりぴょん様には末永く活躍されますよう。

柳澤なーはる

*この記事の転載、引用などはご遠慮いただけますようお願いいたします

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「国宝」より娘道成寺

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