世話人を務める「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」は、二〇一八年八月から毎月欠かさず、日本原子力発電本店(東京都台東区)前で東海第二原発(茨城県東海村)の再稼働に反対する集会を開いている。八月で六十一回目で、最近は毎回七十人ほどが参加している。どこの会社でもそうだが、やはり本社に直接訴えかけることが一番効果的だ。
東海第二の再稼働に反対する理由は複数ある。営業運転開始から四十五年たつ老朽原発であることや、建屋の耐震性能が低く地盤が軟弱で地震に弱いことに加え、事故や故障などのトラブル件数が多いのも不安材料だ。運転期間中には計二百六十一件のトラブルが報告されており、これは日本でもトップクラス。最近は火災も非常に多い。
電気代が高騰しているから原発の再稼働を求める人たちもいるが、再稼働しても電気代は安くならないと言いたい。東京電力の電気料金が高いのは、いまは一ワットも電気を生まない原発に対するこれまでの巨費の投資や、東海第二の安全対策工事にかかっている費用負担などが電気料金に含まれているからだ。トータルで見れば、原発は廃炉にした方が電気料金は下げられる。
東海第二は来年九月には現在進めている工事を終え、再稼働を強行してくるだろう。東海第二で過酷事故が起これば、茨城だけでなく首都圏全体が放射能まみれになる。このことは随分と訴えてきたつもりだが、東海第二の危険性については東京圏ではまだ十分に浸透していない。よく知らない人が多いため、最近では「東京に一番近い原発」と紹介するようにしている。
八月下旬には、東京から約五十人でバスに乗って東海村に現地見学に行った。東海第二や、...
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