移植のリスク、説明義務違反 死亡女性の遺族側逆転勝訴、日赤と医師に賠償命令
2025年12月19日 21時37分 (12月19日 22時49分更新)
日赤愛知医療センター名古屋第一病院(中村日赤、名古屋市)で骨髄移植を受けた後、死亡した県内の女性の遺族が日赤などに損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、名古屋高裁(片田信宏裁判長)は19日、移植のリスクなどについて説明義務違反があったと認めた。請求を退けた一審名古屋地裁判決を変更し、当時の医師と日赤に連帯して150万円の支払いを命じた。
高裁判決によると、女性は急性リンパ性白血病を発症し、別の病院で化学療法を受けた後、骨髄移植を行う中村日赤を受診。型の一部が不一致のドナーが見つかり、2018年11月に造血幹細胞の移植を受けたが、合併症が起き翌年2月に死亡した。
判決は、一部不一致の移植の内容や危険性について...
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