12月後半とは思えぬ暖かさに 高温に関する早期天候情報
気象庁は12月15日に高温に関する早期天候情報を発表しました。北海道から奄美にかけて、12月21日頃からかなりの高温となる可能性が高くなっています。寒波ならぬ暖波がやってくる理由と、「かなりの高温」とは実際どのくらいまで気温が上がるのかを詳しく解説します。
偏西風が北に蛇行し暖波襲来
12月21日からの5日間の平均予想図を見てみます。500ヘクトパスカルの高度は、日本付近で大きな正偏差の予測です。これは偏西風が平年よりも北寄りを流れることを示しています。加えて、日本の西側にトラフ(気圧の谷)が予想されており、「西谷」と呼ばれるパターンとなります。このパターンの時は、日本付近では南西の風が吹きやすく、暖かい空気が流れ込みやすくなります。偏西風の北偏や西谷は、寒帯前線ジェット気流の大きな蛇行が一因となっています。
850ヘクトパスカルの気温偏差は、北〜西日本で+5度前後が予想されています。これは10月後半並みの気温の高さで、地点によっては12月後半としては記録更新の可能性があるほどの強い暖気です。
北海道から奄美の広い範囲で著しい高温
今回、高温情報が出ているのは北海道から奄美にかけての広い範囲です。対象期間は21日頃からの5日間で、この時期としての「かなりの高温」の基準は図に示した通りです。この基準を超える見込みのため、今回の暖波は平年差が非常に大きくなることが予想されます。
12月後半なのに20度超えも 雪国は落雪など注意
では、実際に予想されている気温を見ていきましょう。北海道でも今週末は最高気温が10度以上の予測が出ており、多雪地域では落雪や雪崩に注意が必要です。東北〜九州では15度以上の地点も多く、西日本では20度以上となる所もあるでしょう。南西諸島では25度近い予想もあります。農作物の管理には十分注意してください。
なお、年末は著しい高温はいったん収まる見込みで、むしろ強い寒気が襲来する可能性もあります。今後の予報に注目しておきましょう。
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