週刊エンジョイポケモン放送局   作:魔女っ子アルト姫

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エンジョイ:雪かきサンドパン

イラスト制作を行いながらもこれからどうするかを考える、長期の依頼であるがその分依頼料は弾む事にはなったが……それはそれで全く嬉しくない。これからこの仕事で毎回オモダカと会って勧誘されると思うと気が重い……。

 

「絶対に勧誘する気の視線だったもんなぁ……」

 

ねっとりしながらも重く熱い視線、あれは何が何でも欲しいと言わんばかりの物を感じた。まさか自分にそんなものを向けられるなんて……とにかく気分が重くなって来てしまった。如何するか……

 

「……一先ずポピーさんのリクエストに応えるかぁ」

 

ポケモンリーグ云々は置いておいて、折角リクエストを頂けたのだからそれに応じるのは吝かではない。しかし改めて思うとハッサクとの関連は言い過ぎだっただろうか……まあ繋がり程度とは言ったから大丈夫だろう、多分……。

 

「は~い皆さん今日もポケモン育ててますか?まだまだな貴方もこれからの貴方も、此処をきっかけに一歩踏み出して行きましょう。ナビゲーターは私、エンジョイポケモン放送局のラビがお送りします。それでは本日の取り上げるポケモンは此方、アローラサンドパンさんです」

 

 

・おっリージョンフォーム二匹目

・サンドパンか、元々とは大きく違うのか?

・リージョンって基本そうだもんなぁ

・すげえぇ冷たそうな色してるなぁ

・バカっぽいコメントだな

・ほっとけ!!

 

「喧嘩だけはしないようにしてくださいね、此方のアローラサンドパンさんですが原種サンドパンさんが地面タイプなのに対して此方は氷と鋼タイプなんです。生息しているのも砂漠などの砂地から雪山などに変わっているのも特徴で雪の降る地域に適応した姿をしているんです」

 

・氷と鋼かぁ、そりゃ冷たそうなわけだ

・もう勘弁してくれ

・しかし相性的にはキツいタイプだなぁ……

・炎と格闘が一番ネックか。

 

「そうですね、炎と格闘タイプが一番辛い所ではありますが、テラスタルを活用すればうまく補強してあげられると思います。個人的にはゴーストタイプがお勧めだと思います、格闘タイプを無力化出来ますし、サンドパンさんは地震を使えるので炎タイプには反撃出来ます」

 

・やっぱりテラスタルってスゲェな、苦手ポケモンに対して一転出来るし

・格闘が利かないし、ゴーストの苦手は……えっと

・悪とゴーストな。

・それらにも有利なる技覚えさせとけば大分良くなるな。

 

「アローラサンドパンさんの特性は雪がくれ、そして夢特性は雪かきです。何方も天候によって真価を発揮するタイプの特性です、パーティを構築する上で選択肢の一つである雪天候パーティに採用出来る一角でもあります。サンドパンさんは技も中々面白い物を取り揃えています、個人的にはメタルバーストと高速スピンが良いかなと思います」

 

・メタバ覚えるんだ。

・メタバ is 何。

・メタルバーストな、鋼タイプの技でカウンターとかミラーコートみたいな技。

・へぇ~じゃあ耐えて大反撃とかも出来るのか。

・鋼タイプって耐性も優秀だから面白いかもな。

・でもなんで高速スピン?

 

「はい、これは私がまだ各地を旅をしていた頃の事です。ガラル地方の雪原でアローラサンドパンさんを使うトレーナーとバトルをしたんですが高速スピンで積もった雪を巻き上げて強力な防護壁を展開してきたんです。まさかシャンデラさんの火炎放射を止められるとか思いませんでしたよ」

 

・環境利用でそこまで行けるのか。

・あれシャンデラって特攻お化けじゃなかったっけ?

・文字通りな、ゴーストタイプだし。

・氷と鋼が真っ向から炎をセーブしたんか!?

 

「技の使い方一つ、周囲の状況次第で技の性質は大きく変わる事を再認識させられた瞬間でした。その後は高速スピンで加速したサンドパンさんが雪かきも発動させてガンガン攻めてきました、シャドークローや地震で弱点を突きながらも氷柱落としで攻撃と防御しつつ、瓦割りで氷柱を破壊して飛ばしてきたり色々でした、火炎放射をドリルライナーで強行突破もされました」

 

 

・こわ、いやマジでこわ!?

・デラシャン相手にそこまで肉薄するアロパンとかマジこわ……。

・もうやりたい放題だなそのサンドパン。

・戦い方上手いなぁ……というか旅してたんか

・そりゃするんだろ。じゃなきゃバンギとかどうやって育てるんだよ。

・思えば主ポケモン凄い数持ってるな……何年ぐらい旅してたんだ?

 

「初めてポケモンを貰ってそれからですので……8~9年は旅をしてましたね。それだけの間、自分がいいなぁとか好きになったポケモンをゲットして育てて行ったら凄い数にはなりましたね。まあ私の事は置いておいて、アローラサンドパンさんだけに限りませんが本当に創意工夫一つでポケモンは大きく化けます。私のサンドパンさんは高速スピンからトリプルアクセルを繋げたりもしますね」

 

旅をして学んだのはゲームのようには上手く行かないという事だ、サトシの回避指示も笑った事があるがいざバトルをすると防御か回避の指示をしないメリットは皆無。

 

「雪かきでスピードを上げつつ剣の舞で火力を確保するという方法もありますね。おっと、思いのほか語り過ぎましたね……う~ん折角だからキュウコンさんについて紹介したかったのですが、今回は此処までとさせていただきます」

 

この辺りで配信を切った。アローラサンドパンはポピーのお気に召しただろうか、そしてハッサクさんは納得してくれるだろうか、彼の切り札であるセグレイブと同じ雪山に生息しているという繋がりしかないが、まあダメだったら次に会った時に謝ろう。

 

尚、今度来る時にはアローラサンドパンを連れて来て欲しいという要望のメールが来た。

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