全国的に季節外れの暖かさの中、なぜ関東だけは寒いのか? #エキスパートトピ
南から暖気が流れ込んで、きょう20日(土)は、ほぼ全国的に季節外れの暖かさとなるでしょう。平年より10度以上高い所も多く、西日本や北陸では20度超えが続出する見込みです。また札幌でも12月後半としては34年ぶりに10度以上まで上がる予想で、多雪地帯ではなだれや融雪に要注意です。そんな中、関東だけは暖かさから取り残されてしまい、東京は10度そこそこの寒さが予想されています。これはどうしてでしょうか?
ココがポイント
週末は雨で気温上昇 北海道は記録的な暖かさ予想 雪解けが急速に進むおそれ
出典:ウェザーマップ 2025/12/19(金)
今週末は季節外れの高温で10月並みも 影響は?
出典:藤枝知行 2025/12/19(金)
20日~21日は広く雨 季節外れの暖かさの所も 積雪の多い地域では融雪災害に注意
出典:tenki.jp 2025/12/19(金)
きょう(土)の天気 雨でも気温上昇 西日本は20度超えも 札幌は46年ぶりの暖かさか 多雪地は落雪やなだれなどに注意
出典:ウェザーマップ 2025/12/20(土)
エキスパートの補足・見解
気象庁が発表したきょう20日(土)の最新の予想最高気温は、福岡、熊本で22度、米子、大分で21度、金沢、山口で20度などとなっていて、まさに12月後半としては季節外れの暖かさとなるでしょう。そんな中、東京は13度の予想で、師走らしい寒さとなりそうですが、これは関東地方の地形が影響しています。
タイトル画像に示したのは、きょう20日(土)午後2時の気温の予想です。小田原、館山、勝浦など、沿岸部では15度以上の黄色が広がっていますが、東京、さいたま、つくばなどの内陸は10度以下の水色が広がっています。
これは沿岸部では暖かな南風が吹き、気温が上がるものの、暖かい空気は軽いため、関東平野にたまった冷たい重たい空気をどかすことが出来ずに、冷気の上に滑昇してしまうためです。ですから東京は地上の気温より上空少し高い所(200メートルから300メートル付近)の方が南風で暖かいという逆転現象が起こってしまっているのです。
この現象は、広大な関東平野にたまりやすい滞留寒気とも呼ばれていて、しつこく冷気が残るため、全国的に南風で昇温しても、関東平野だけは冷たい空気が残り、寒さが続くことがよくあるのです。