FAエンジニアの仕事は、ものづくりの総合格闘技。
・ゼロからの構想、仕様設計
・客先との見積、価格交渉
・ハード設計、盤の組立、配線
・PLCソフト設計、現場調整
これら全てを一人でこなすのは不可能に見えます。
ですが、「PLCスキル」をセンターピンに据えることで、全てが自己完結できるようになります。
(※もちろん、ハード設計や配線技術そのものには別途訓練が必要ですが、制御を知ることで「どう動かせばいいか」という設計の解像度が段違いに上がります)
なぜ、メカ系ではなく「制御」なのか
ここには決定的な理由があります。
それは、「体が資本の仕事」から卒業できるということです。
メカ設計や組立はどうしても現場作業が必須で、体力勝負。
年齢とともに現場が辛くなり、リタイアを選ぶ人も多いのが現実です。
対して、制御(PLC)エンジニアは違います。
現場で培った「制御の勘所」さえあれば、最終的には構想設計や仕様書作成など、机上だけで完結する「希少性の高い仕事」にシフトできるからです。
3D CADのようなハイスペックPCも不要。
ノートPC一台あれば、リモート環境でも、その経験値だけで会社に利益をもたらす存在になれる。
現に私の職場でも、メカ系のエンジニアが引退していく中、制御を根幹に持つエンジニアだけは定年後も高待遇で再雇用され、現場の知恵袋として活躍し続けています。
よくある質問「ハードとソフト、どっちからやるべき?」
これに対する答えは、「ハード一択」です。
理由は単純。
プログラム(ソフト)とは、あくまでハード(機器)を動かすための手段だからです。
動かす対象である機器の姿、形、特性。
これらを肌感覚で理解していない状態で、まともなコードなど書けるはずがありません。
だからこそ、学習の最適解はこれにつきます。
「まずはハードを触り、少し遅れてソフトも触り始める」
ハードの特性を知り、それを制御で動かす。
この順序を守ることが、最強の「自己完結型エンジニア」への最短ルートです。