しばらく読み専になってたのでストックはほとんどないです。
そういやみなさんは無事にゾンビホースのマント入手できましたか?
自分は無事に入手できました。
防具立と熱源
ETOのアレコレがどこかへと消えてしばらくたったある日、スティーブは書類仕事を終え*1テクテクと歩いていた。
道中、ヴァルキューレの本署に赴いていた。
「先生、お久しぶりです。今日も犯罪者の引き渡しを?」
<スティーブ>いや、たまたま立ち寄っただけ。
最初に出迎えてくれたのは公安局にいるカンナだった。
こいつとの出会いはキヴォトスに来て2週間ほどたって犯罪者の引き取りをしてもらったのが初めだ。
それからというもの指名手配犯やらカイザーやらトリカスやらを引き取ってもらう時に必ずと言っていいほど会い、カンナからは「またですか…。」とため息をついていたっけ。
まぁ、仕事を増やしてしまってるから面倒ではあるのか。
「今月だけで検挙者は3桁以上。矯正局の定員がオーバーしてて本館の牢屋も使ってるのでだいぶきついですね。」
<スティーブ>今度牢屋か矯正局の拡張の申請でも出そうか?
「大変ありがたいですが、今は
<スティーブ>ああ、そう。
「一時期財政難でしたが、先生が資金提供をしてくれたおかげで、以前と同様…いや、それ以上に公務を取り締まれるようになりましたので。」
多少話をする仲になって、ある時資金難で連邦生徒会の半奴隷状態だったことを聞いたスティーブ。
彼の行動は早く、襲撃者トラップで余っていたエメラルドを数個寄付した結果ヴァルキューレは完全復活を果たしている。
そのため資金難を解決させたスティーブの名前はヴァルキューレ内では広がっており、頭が上がらない状態である。
と、そんな感じで軽い会話をしていると‥‥‥
「姉御、姉御、出動要請っす。」
奥からコノカと呼ばれる公安局の生徒が飛び出してきた。
「今度はなんだ?カイザーか、それとも━━」
「いや、暴動っす。それもSRTの。」
「よりによってSRTか‥‥。」
<スティーブ>ああ、特殊部隊の。
SRT、総称は『Special Response Team』
連邦生徒会長直属のエリート部隊がわんさかいる学園。主にヴァルキューレで取り扱えない事案の担当をしていたところ、今は連邦生徒会長が失踪したことによって機能不全に陥っていて、結果金食い虫になり始めたから廃校にしたとか。
まぁ元SRTは一部*2シャーレで引き取る*3ように適当に大義名分を作る予定だったので、廃校してくれたおかげで手間が省けた。そういうことなので、ある意味では連邦生徒会には感謝している。
暴動の件は大方、廃校の取りやめを求めて起こしたのだろう。
話を聞くに最初は警備局だけで対応させようとしたが完敗したとか。
<スティーブ>こういう時に元SRTをぶつければ良いものを。
「連邦生徒会長の捜索が9割でしょうね。いくらなんでもリソースの割き方が過度すぎますが‥‥‥」
<スティーブ>お互い面倒な上司を持ったな。
「そうですね…。」
さて、そんなこんなでスティーブとカンナwith本館にいたヴァルキューレの生徒数名は件の目的地である、子ウサギ公園へと来ていた。
辺りを見るに警備局の生徒が倒れている。
たたき起こして向こうの戦力を尋ねたところ、ボムドローンにサーマルカメラ、
最近武器取引しているカイザーが陰湿な妨害と言うことで武器を流してるのかね?
「お待たせしました、生活安全局のキリノです!」
「‥‥‥もう、終わってるっぽくない?これ、もはや私たちの出番じゃないでしょ。公安局も先生もいるし。」
と思ってると非番の生活安全局のキリノとフブキがやって来た。
局長命令でカンナが引っ張り出してきたらしい。
「それで、どうしますか先生?もう一度人海戦術も視野に入れていますが、同じ手を喰らいかねな━━」
パシュッ!
バン!
<スティーブ>あっっっぶね
スティーブはとっさに盾をかまえて銃弾を弾く。
公園内のどこかから銃弾が飛んできた。
<スティーブ>肉壁展開!
ウギャァー!ウギャァー!ウギャァー!
ウギャァー!ウギャァー!ウギャァー!
持ってきてよかった、スポーンエッグ。
へロブラインから入手していたスポーンエッグでゾンビピグリンを召喚し、肉壁を形成する。
スナイパーライフルと言えど一撃でゾンビピグリンは仕留められない。
なら、一発ゾンビピグリンに命中させて敵対させ、相手の位置を割り出す。
そう考えていたのだが、
パシュッ!
バシッ!
ヴッ!
‥‥‥
<スティーブ>?
スティーブは首を傾げた。
子ウサギ公園の面積は50×50ブロックほど、狙撃地点からの距離はあって40ブロックほど。
この距離ならゾンビですら感知できる範囲である。
しかし、今銃弾が命中したゾンビピグリンはおろか、他のゾンビピグリンたちは敵対していない。
ありえるとすれば銃弾を放って一瞬でモブの検知範囲外に出るというのがあるが、1発目と2発目の撃ってきた方向は同じだった。
となると何かしら細工*4がありそうだ。
<スティーブ>そういや、今回の事件起こした生徒の詳細は?
「相手はSRTの1年の小隊…『RABBIT小隊』です。」
<スティーブ>ウサギか。ニンジン食べるかな。
遮蔽物に隠れながらチャットをする。
そして、アロナ*5にRABBIT小隊についてすぐに調べてもらう。
RABBIT小隊。1年の小隊の中では上の方で最高戦力のFOX小隊から面倒を見てもらっていたとか。
構成はSMG持ちの隊長、ポイントマン、スナイパー、オペレーターね。
さっき撃って来たのはスナイパーのミユという生徒だろう。
えーっと…偽装訓練で満点と‥‥なるほど、モブにも感知できないレベルの隠密能力があるなこれ。
あ、言ってるうちにマスゴミことクロノスのドローンが落ちた。
「クロノスのドローン、ロストしました。」
「ヴァルキューレの物じゃないと分かっているだろうに、それでも攻撃するのか‥‥‥雑な奴らだな‥‥‥どうしてあんなやつらが、SRTに入学できたんだ?」
<スティーブ>分からん。アリウスみたくたかが外れたか。
「…聞きそびれてましたが、結局はどうします?」
<スティーブ>ゾンビピグリンの人海戦術は多分無理。
<スティーブ>だから、単独で大立ち回りする。
「‥‥‥正気ですか。いえ、確かに先生でしたらできなくはないかもしれませんが、本当によろしいのですか?」
スティーブは首を縦に振る。
「はぁ、分かりました。では、我々は手出ししませんから。カバーしてほしいときは無線で連絡してください。」
<スティーブ>おk
そうして、スティーブは公園内に入って行った。
こうしてスティーブによる圧倒的な力の差をウサギたちは味わうことになる。
<スティーブ>まずはスナイパーから
そう思いながらスティーブは公園内をジグザグと不規則な動きをして走ったり歩いたり、途中でエモートを挟んだり盾で銃弾を防いだりというのを繰り返している。
スナイパーもそうだが、遠距離武器を使って来るモブやプレイヤーにはこの走法で対処することが多い。
予測しずらい動きに対して、予測射撃で命中させるのはほぼ不可能に近しい。
<スティーブ>(狙ってこないか…)
ここで2、3発ほど撃ってくれたらエンパ凸をしようかと考えていたが、撃ってこない。
狙撃地点を特定されるのを嫌がっている。
立ち止まった瞬間に撃って来るだろうから、あえて棒立ちすることも考えるが、変な弾丸*6撃ってきたら面倒くさい。
<スティーブ>あ、そうだ!
そう言えば内装の整理の際に"これ"を持ってたんだった。
これと後は透明化のポーションと煙幕を組み合わせれば‥‥‥
side:ミユ
「(な、なんなんですか、あの四角い先生の持つ盾は‥‥)」
霞沢ミユは驚嘆の感情であった。
シャーレの先生ことスティーブ、体が四角く、奇抜な行動と不可思議なアイテムを使う人かどうか怪しい*7なにか。
公安局の生徒と公園前で作戦会議をしているところをめがけて銃弾を放った。
が、結果銃弾は防がれた。それも一昔前の淵が金属でできている木製の盾によって。
しかもこちらが撃ったのはライオットシールドすら貫通する特殊弾だ。
にもかかわらず、反動も無しにあの四角い先生は防いでみせ、おまけにブタ人?を肉壁にしていた。
人の心ないんか、ワレェ…とも思った。
「(‥‥‥ん?急に立ち止まった‥‥?)」
と、スティーブが突如として立ち止まった。
そして、スティーブの手には煙幕を張る手榴弾が握られていた。
それを地面に投げるとスティーブの周囲は白煙に包まれた。
一瞬何考えているのだろうと首をかしげるミユであったがすぐにスコープをサーマルに変えてレンズをのぞき込む。
「(あれ‥‥う、動いてない‥‥。)」
レンズを除くと煙幕の中に一つの
間違いなく
それはともかく絶好の狙撃が出来る瞬間だった。
あれが罠で熱を持っているダミーの可能性もあったが、そんなのすぐには用意が出来な上、先生の姿と同じ人型の熱源であったため迷わずミユは銃弾を放った。
バシュッ!
「(ヒット‥‥!)」
放たれた弾丸は見事熱源に命中した。
そして、熱源は命中と同時に"消えた"。
一瞬戸惑うミユであったが、常識が通じない相手だ、そういうものだろうと思い無線に手を掛けようとしていた、その時だった!
パシュッ!
「え‥‥‥。」
真後ろを振り返るとそこにはあの四角い先生が立っていた。
side:スティーブ
賭けに勝った。
そう思いながらスティーブはエンダーパールを投げる。
今回は相手がサーマルスコープと言う豪華な装備を持っているから起こったことだ。
まず、そこら辺のコンビニと言う村人よりも有用性の高いアイテムを打ってくれるところにあった煙幕手榴弾を自分の真下に投げる。
そうすることで視界がいったんリセットされ相手のスナイパーはサーマルスコープを起動しようとする。
その一瞬の隙を突いてエンダーパールを数十ブロック先の茂みに投擲、それと同時に自分のいたところに防具立を設置した。
防具立と言うのは文字通り防具を立てる道具ではあるのだが、マインクラフターの中でもコマンド班はこう言う。
『コマンドのためのモブ』と。
防具立もモブなのだ。
そのためクラフターと形がほぼ同じ見た目のやつなら騙せるのではないかと考え行動に移した。
結果は見事大成功。騙されて銃弾を放ってくれた。
そうして、スティーブは狙撃地点を特定し、再度エンダーパールを投擲した。
「な、何で‥‥‥。」
飾り耳を付けたミユと言う少女が少しおびえながらサブ武装の拳銃を構える。
しかしながらここまでの近距離はマインクラフターの方に分があった。
ポッ ポッ
「ッ…!」
いきなり雪玉が顔面にヒットする。
そして、若干空中に浮いた。
パシッ パシッ パシッ パシッ
そこからフルエンチャネザライト剣による斬撃を4回放つ。
パシッ パシッ パシッ パシッ
さらに4回放つ。
パシッ パシッ パシッ パシッ
こいつらの防具硬すんぎ。
sharpⅤのネザライト剣だぞ。
さらに4回切り刻んだことでようやくミユがダウンした。
<スティーブ>あと3匹
ロープでミユを引き釣りながらスティーブはさらに公園へ攻めていく。
中途半端ですがいったんここで区切ります。
原作とは違ってここではヴァルキューレがスティーブの資金援助によって完全復活を果たしています。
それによってカンナも現状カヤ派閥に付いていますが、スティーブに密告して裏切る気満々です。
序盤のゾンピグのシーンはご意見板のほうで募集した案でエンダー・ニル様の『カルバノグで中立モブけしかけるけど、ミユに攻撃されても敵対しなくて首を傾げるスティーブ』というのを採用しました。
百花繚乱編とかカルバノクもネタ切れが起こっているので良ければ案を描いていってほしいです。
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=330431&uid=482700
用語解説:
・防具立…文字通り防具を立てかけておくための"エンティティ"であるが、マインクラフターからはコマンドのお供と言う認識になりつつある本来の用途とは全くいがう使い方をされている物。棘の鎧を付けている防具を付けた際には防具立を壊そうとするとダメージを喰らう。
・エンダーパール…毎度おなじみ(ではない)チートアイテム。投げたところにワープする(ただし0.5ダメージ喰らう)。スカイウォーズやらベッドウォーズで大変お世話になる。
最終章の難易度
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イージー(ほぼ原作通り)
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ノーマル(マイクラのボスモブ追加)
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ハード(原作ボス&マイクラボス追加)
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ハードコア(原作ボス&MODボス追加)
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ルナティック(ハード+ハードコア)