読売新聞の世論調査に狼狽える男系固執派の方が配信した番組の情報をいただきました。

女性･女系天皇を目論む“内なる敵”が動き出した【門田隆将チャンネル】

門田氏は、NoBorderNewsで、上杉隆氏も言及していた方。

文字起こし　女性天皇“愛子さま”時代は訪れるのか？皇位継承の歴史と掟⋯そして日本の課題とは⋯【NoBorder NEWS #014】

文字起こしでお伝えします。

0:49～
これ昨日のですね、読売新聞なんですけど、女性天皇の世論調査、「女性天皇に賛成が69%」で「皇位継承に不安を感じてるのが68%」だという記事が出ておりましてですね。
それでこのトレンド、Xのトレンドその他で愛子天皇とか皇位継承とかそういうのが色々と出てるわけです。ああ、また来たなということで私は今日はですね、これをお話ししたいわけでございます。

「内なる敵の目的」でございます。皆さん、これが内なる敵の目的。まあ、今中国のこの中国の認知戦に呼応してですね、日本の左翼、媚中派がもう一斉に色々やって、高市批判をやっているということを皆さんこのチャンネルでずっと言ってきた通りなんでございますけども、その内なる敵が、いろんな中国問題、いわゆる台湾有事、そんなことだけじゃなくて、いろんなところで攻勢を仕掛けてきてるのは、これは、皆さんご承知の通りなんですけど。

ここでにわかにですね、読売新聞が女性天皇に賛成っていうのは、これ聞き方次第でいくらでも数字は変わりますので、この数字っていうのはあまり重視はしなくていいんですけど、それでも69%っていうのはこれは読売新聞が、女性天皇を進めている読売新聞にとっては、これ出したいものなんでしょうね。

それでですね、なんでこの女性天皇、そしてそこから連なる女系天皇、これがダメなのかっていうのは実は私もうね、これでございます。もう4年前にですね、竹田恒泰さんと「そこまで行って委員会」仲間の竹田恒泰さんと「なぜ女系天皇で日本が滅ぶのか」っていうの（本）をもうすでに4年前に私、出してるんですよ。それで「リベラル勢力の久仁親王の廃嫡、その策略とは」ということで、実は中身はもう今日話す中身はすでに詳しくもうこの本に書いてあります。

いずれにしても内なる敵がこれ、目的があるわけですよ。これなんで女性天皇を作りたいのかっていうのがありますので、詳しくはこれだけの本でございますので、これだけ分厚いのであれですけど、簡単にお話をさせていただきます。

それでですね、皆さん、日本が最古の国っていうのは皆さんご存知ですよね。「嘘言うな。エジプトがどうしたとか、中国がどうしたとか、なんとか文明がどうしたとかって何が日本が最古なんだよ。嘘言うな」ってよく言われるんですけど。

皆さんそのネットでも世界史の年表、出てますので、それから教科書の裏には世界史の教科書の裏には必ずあのドーっと広がるやつで出てますけど、これ皆さんずっと日本だけ国名変わっておりません。じゃあ、例えばこのローマ帝国、これずっと国が変わっております。そして中国もそうです。これ三国時代だなんだかんだ、それぞれのところ、これずっと国名変わっておりますよね。

日本だけなんで日本なんですか？
それは天皇、天皇陛下、これが王朝変わっていないからです。日本国はずっと日本国なんです。王朝が変わってないから。なぜ王朝が変わってないんですか?攻め滅ぼされてないからです。

中国ではもう前の代の王朝は次々次々と、王朝の関係者は根絶やしにされるぐらい、ずっとそういう悲惨な歴史を繰り返してきましたよね。

しかし日本は違いますよね。日本はずっと天皇陛下がこれ万世一系と言ってずっと続いてます。だから日本はずっと日本なんです。だから最古の王朝であり最古の国なんですよ。これは世界の誰もが認めることです。

左翼の人がバンバンバンバン文句言ってきますけど、これは仕方がありません。事実ですから。するとなんで日本は最古の国、そして最古の王朝を持つようになったんですかと。それがこれですよ。私のこの問いかけは「なぜ日本が最古の国なのか」ってことなんですけど、それは先人の知恵です。

ここをね、皆さんちょっと分からないと女性天皇、女系天皇のことがどうしても分かってもらえないんです。それは権力と権威の分離なんです。それを日本だけが行ったんです。これ「先人の知恵」なんです。権威と権力を日本人は分離したんです。普通は権力と権威は一緒ですよね。この王朝が次々と変わり、権威と権力を一緒に持ってこれどんどんどんどん変わっていくんですけど、日本はこれ権威と権力を分離することに成功いたしました。

権威は天皇、権力はその時々の権力者。それがこういうことです。「なぜ信長や家康は天皇になれなかったのか」ということですよね。それは天皇になる資格がなかったからですよね。なぜなんですか?それは権威と権力を分離したからです。どういうやり方で分離したんですか?それが皇統です。

皇統というのはたった1つだけルールがあります。これは「父方を遡っていけば神武天皇にたどり着く」という、これだけが皇統の唯一のルールです。これが父系。これ男系の皇統です。日本はそれを唯一のルールとしてきました。

そうするとお父さんお父さんそのまたお父さんと辿どっていけばこの神武天皇にたどり着くと。そうすると信長とか家康は父方を遡っても神武に行きつきませんよね。私もそうですよね。皆さんもそうですよね。

別に天皇陛下というのは選挙で選ばれるわけではありませんので。これは父親を遡っていくとこれは神武天皇にたどり着くと。

そうすると今、悠仁親王殿下、これお父さんをたどっていくと秋篠宮をずっとこう辿どっていくと、これ神武天皇にたどり着きます。
愛子さま、愛子内親王殿下もこれはお父さんが今の天皇で今上天皇であらせられますので、これがずっと辿どっていくと神武天皇にたどり着きます。

これが女性天皇と言って、今まで歴史上8人10代いたこの女性天皇ですよね。これは臨時的なもので、これは男系男子の方に、男子の天皇が成長してきた時、いわゆるワンポイント、今の言葉で言うとワンポイントとして女性天皇が8人10代いますけど、歴史上ね。

今は悠仁親王殿下がいるわけですよね。成人されている悠仁親王殿下がおられるわけなんですけど、それでも愛子天皇にせよというそのこと。それがこの読売新聞が言う、これ69%の人が女性天皇に賛成しますよということですね。

そうするとその女性天皇、愛子さまにお子様、ご結婚されてお子様ができた場合、その人が次の天皇になった場合はどうなるわけですか?これが女系天皇ですよね。女系天皇というのは父方を上がっていっても全く関係ありませんよね。

そうすると女性天皇を今、一生懸命言ってる人は女系天皇にするためにいわゆる皇統を途絶させるために言っているということが分かりますよね。これそこまで分かった上で皆さん、女性天皇に賛成って言った人は、それ分かって賛成と言ったかどうか今胸に手を当てて考えていただきたいわけです。

これどういうことかと言うと皆さん今、共産党が女性天皇容認なんです。それなんでだと思いますか?だって共産党ってこれ天皇制という言葉を作って、共産党は天皇制打倒ということでずっとやってきたわけでしょ。

それがなんと2019年のですね、この赤旗（新聞）にですね、突然、出たんです。志位委員長のこれです。皆さん、赤旗の2019年6月4日（記事）でございます。「天皇の制度と日本共産党の立場（タイトル）」と言って突然今までのテーゼをかなぐり捨てて共産党が「天皇の退位、そして女性、女系天皇について憲法に照らして認めることに賛成する」って書いてます。

突然、女性天皇を容認する立場を表明したんです。これすごいですね。今までもう天皇制打倒をずっと言ってきた日本共産党が急に「女性、女系天皇なら認める」ってどういうことですか?ここが重要ですよね、皆さん。

これどういうことかと言いますとね、皆さんこれちょっと詳しい話になってくるんで簡単に言いますけどね。雑誌「世界」の2004年8月号にですね、「天皇の世継ぎ問題が孕むもの　万世一系と女帝論を巡って」というこの東大名誉教授で日本共産党のブレイン中のブレイン、奥平康弘さんという憲法学者がいたんですけど、その人が「世界」に論文を発表したわけ。

それでこれ読むと「女帝容認論」ということでここに書いてるんですけど、「天皇制のそもそもの正統性、根拠であるところの万世一系、イデオロギー由来において、これを侵食する因子を女性、女系天皇は含んでいる」んだと。「男系男子により皇胤が乱れなく連綿と続いてきた。そのことに覆うべからざる亀裂が入るのである」っていうことで、「女性、天皇を実現すれば天皇はそこで途絶する」ということを雑誌「世界」に共産党のブレインである奥平康弘さんが2004年の8月号で書いてしまったわけです。

それで要するに天皇を打倒するということはもう今不可能に、日本人の中で不可能になってきてるから、ここで女性、女系天皇を実現することによってその皇統を途絶させる意味を書いてるんです。分かりますよね、皆さん。

そうすると、この皇統唯一のルールが父親父親父親、「父系を辿どっていくと神武天皇にたどり着く」というこれが唯一のルールです。野球で打ったら1塁へ向かって走っていくのと同じ。こんな例を出すと怒られるから、やめときますけど、とにかくルールというものは皇統の唯一のルールはそれなわけです。これを途絶させれば脈々たる日本の天皇、ご皇室、これの皇統が途絶えるということでございます。

そうすると今、皆さんはその天皇のこの皇室がこの1人では心配だということで、いろんなことをおっしゃってるんですけど、ここで皆さん、この非常に重要な「旧宮家の養子縁組」。男系男子でずっと来た旧宮家の養子縁組。これございますよね。それと「女性宮家の創設」ということで、この2つがせめぎ合っているというか有識者会議でも両方出てきたわけなんですけど、これ皇室の皇位の安定化ということで出てきてるんですけど当然、皇位の安定化と言っても「女性宮家の創設」っていうのは女系天皇への準備でございますので、これはあの安定にはなりませんよね。

そうすると「旧宮家の養子縁組」が重要になってきますよね。そうすると皇室典範の第1章第1条、1番重要な「皇位は皇統に属する男系の男子がこれを継承する」って書いてますよね。で、これを変えようということが今、左翼勢力、「内なる敵」によって、色々運動がされてるわけです。

そうすると「皇位は皇統に属する男系の男子がこれを継承する」これを改正せよと。それで
「愛子天皇を実現しろ」と言ってるんですけど、これもう何のためか分かりますよね。日本を日本でなくすわけですよね。要するに女系天皇を実現したいわけですよ。

愛子天皇、あ、愛子内親王殿下は父親父親を辿っていけば、それは神武天皇にたどり着くわけですけど、そうするとそのお子さんが継がれた時に女系天皇になって、そこで日本の皇統は途絶えるということなんです。それをやればもう皇統と関係なくなるから、2代、3代続いた時にもうこれいいじゃないか、皇室いらないんじゃないかということで、これがなくなっていくだろうというのが、この共産党をはじめとする奥平安東大名誉教授をはじめとするこの左翼の人たちの考えたことで。

それに今、朝日新聞も読売新聞も毎日新聞もみんなそっちに行ってるわけです。これは皆さん考えてみたら分かりますよね。これ中国とか他の国がもう何年も、7年も経ってきましたからだいぶ前になってきましたけど、今の今上陛下が即位の時に各国の方々が列席してくれましたよね。その時にそのものすごいその歴史と伝統の平安貴族の皇族の格好でバーっとおごそかに出てきて、みんなあのテクノロジーの国、日本がこんなに伝統を重んじるのかってみんなびっくりしてましたよね。けどこれが日本のすごさでしょ。日本ってなんてすごいんだと。

この世界最古の長編小説を持つ国。紫式部の「源氏物語」ってのは世界最古の長編小説ですよね。それを持つ国が世界最先端のテクノロジー国家ですよね。それが脈々と男系によって皇位を継いできた。この皇統を守ってきたということが、ものすごい重要なことですよね。

久邇宮家と東久邇宮家と天皇家との姻戚関係。男系男子の宮家っていうので、ものすごくその天皇家と近いというかですね。これちょっと字が小さいので私が読み上げますけど、例えば終戦時の総理大臣・東久邇宮稔彦（ひがしくにのみや なるひこ）親王（→王）がいるじゃないですか。これは天皇陛下が終戦の詔勅を出して、そして4人の宮家を呼び出して、終戦の詔勅というのは武装解除命令ですから。朝香宮には南方、支那派遣軍、南京に。竹田宮には関東軍の長春、新京の方に。南方面軍には朝香宮（閑院宮）を派遣して武装解除命令を伝えましたと。

それで東久邇宮稔彦親王（→王）殿下を総理大臣に天皇が指名したわけですけど、その東久邇宮稔彦親王（→王）の奥さんは、明治天皇の第9皇女、第9番目のお嬢さんなわけですよ。それが東久邇宮稔彦、終戦時の総理大臣の奥さんです。その2人の間にできた東久邇宮盛厚王（もりひろおう）、これは戦争にも従軍した方なんですけど、この人の奥様は、照宮成子内親王（てるのみやしげこ　ないしんのう）と言って昭和天皇の第1皇女なんです。

要するに明治天皇のお嬢さんを奥さんにもらった男系男子の東久邇宮稔彦さんの子供は、その奥さんは今度は昭和天皇の第1皇女をもらってるわけです。男系男子で、それでそのままその一家はずっと男系男子を今も繋いでおられます。

という風に宮家には男系男子が結構いるわけですよ。それで今、この旧宮家の皇族への養子縁組、これを可能にしようじゃないかと。男系男子に限って、養子縁組を可能にしようじゃないかということで、今、これは高市首相もこの麻生副総裁もこれをやろうとしてるわけです。これで安定化を図ろうとしてるわけです。

これは脈々と続いてきた皇統の連綿と続くものを守るためです。皆さん、そうするとそれをさせまいとするこの「内なる敵」。そして、これを守っていって最古の国・日本を守ろうとする人たち。これとの、激しいせめぎ合いのこの結果、こういう読売新聞の世論調査の結果とか、色々、出てきたわけです。

それを私、今回、皆さんに、理解して欲しいなと思って、あまりにも安易に「女性天皇賛成」って言ってますけど、そういうものと違いますよということを私はちょっと言いたかったわけでございます。

これが1番重要なんです。皆さん、なんで日本は最古の国になったんですか?なぜ日本は最古の王朝を持ってるんですか?それは「秩序と伝統　歴史を守り抜いた日本人」がいるからですよね。

逆に言えば、なぜ日本人以外のところではこういう脈々とする王朝を守り抜くことができなかったんですか?それは権力者が権力だけじゃなくて権威も一緒にもぎ取ろうとしてきた。自然と言えば自然なんですけど、それがずっと人間の歴史だったわけですけど、その歴史を日本人だけは、秩序と伝統と歴史を重んじ、そして京都御所行っても分かるように、京都御所、今ちょっと小さな堀みたいなのできてますけど、あれはほんの最近のことですから、近代のことですから。あれお掘りも何もなかったんですよ。

塀の向こうにいる天皇陛下を延々と守り続けてきた日本人。これのおかげで日本は最古の王朝を持ち、最古の国となり、他の国が「悔しい。なんで日本人だけこんな伝統があるんだ」って。それ言われても私たち日本人のこの秩序と伝統と歴史を守り抜いた民族である私たちの結果が今の天皇陛下でございますよ。

それを突き崩そうとするこの「内なる敵」のこの日本を「なんとかして、やっつけてやろう」というこの左翼とか媚中派の人たちとか、いろんな人たちのやり方に騙されないようにして欲しいということを、ちょっと今日長くなりましたけど、「なぜ女系天皇で日本が滅ぶのか」という（本）4年前に私、出しましたけど、竹田さんともう何十時間も話し合ってこれ出しましたけど、改めてこれを言わせてもらったわけでございます。

皆さん、この女性天皇、女系天皇の、このことを考えて欲しいと思います。女性天皇ができたら、そのお子さんができたら、それはそこに、っていう風に世論がなることはもう分かってるわけですから、この女性天皇を実現しようとする勢力の目的というものは、絶対に見誤らないようにしてください。今日はそういうことを言わせていただきました。どうもありがとうございました。

何と申しますか…すでに論破されつくしている言説の数々を開陳しておられるのは、本を出版された四年前から全くアップデートしていないと自ら証明しているようなものですね。

読売新聞の世論調査についても、激しいせめぎ合いとは、国論を二分すると同意と思われますが、7～9割と1割には当てはまらない言葉です。

それでも、こういった方に群がる方々もいらっしゃるようですので、あとは皆さまの御采配にお任せしたいと思います。

「愛子天皇への道」サイト運営メンバー　まいこ