大阪の市場に人間の臓器放置か、瓶多数見つかる 医療廃棄物の可能性
小島弘之 黒田陸離
大阪市中央卸売市場(大阪市福島区)の敷地内で9月、人間の臓器のようなものが入った多数の瓶が放置されていたことが、捜査関係者への取材でわかった。
大阪府警は、瓶の形状や特徴などから、病院などで保管されていた医療廃棄物の可能性があり、何者かが不法投棄した疑いがあるとみて調べている。
捜査関係者によると、市場の清掃作業員が9月18日午前、敷地内のゴミ置き場付近で、段ボール箱に入った多数の瓶を見つけた。それぞれの瓶の中には人間の臓器のように見えるものが入っており、別の市場関係者が府警に通報したという。
感染症病原体が含まれる可能性がある臓器などは、専門業者に委託して処理する必要があり、府警は廃棄物処理法違反容疑を視野に調べている。
市によると、市場では野菜や水産物が取り扱われ、施設の延べ床面積は西日本最大という。