5年後のために! 肌の老化を防ぐ食べ物と食べ方を管理栄養士が指南
酸化と糖化はダブル予防で相乗効果
食事から摂取した過剰な糖と体内のたんぱく質が結びつき、酸化反応などを経てAGEsへと変化するため、抗酸化成分をとることもAGEsを増やさないことに繋がる。 一方、抗酸化酵素はたんぱく質でできているため、糖化によってたんぱく質が劣化・変性してしまうと、抗酸化酵素が効力を発揮できなくなってしまい、酸化による細胞のダメージが増長されてしまう。
酸化と糖化を同時にケアする特におすすめの食事は
主食…黒米や赤米がブレンドされている雑穀米。 黒米や赤米に含まれるポリフェノールが抗酸化・抗糖化作用が期待できる。 副菜…抗酸化成分が豊富な緑黄色野菜(かぼちゃやブロッコリーなど)や、抗糖化が期待できる食物繊維やキチン、キトサンを含むきのこ。 主菜…抗酸化酵素の材料になるたんぱく質やビタミンB6、亜鉛が豊富な牛肉などの脂身が少ない肉類や、鯖や鮭などの魚類。 食後に果物…抗酸化ビタミンが豊富なゴールデンキウイ。
バランスよく食べることが酸化と糖化を同時にケアすることに繋がる。栄養素は単体で働くことができず、いろいろな栄養素が助け合って働くため、バランスよく食べることが大切。 また、野菜はサラダだけでなく、油を使用した調理法もとり入れたい。なぜなら食品には、抗酸化ビタミンも機能性成分も、脂溶性と水溶性が混在している。炒めたり揚げたり、油を使用した調理をすることで吸収がよくなる栄養成分があることを知っておこう。 野菜や果物の色素成分は抗酸化作用がある。カラフルな食卓にすることは気持ちが華やかになるばかりではなく、いろいろな抗酸化成分がとりやすくなることにつながっている。食事は楽しむことも大切。難しく考えず、かたよらず、1日3食バランスよく食べることをまずは優先してみて。
お話を聞いたのは 管理栄養士 篠原絵里佳さん
老化を予防し、いつまでも健康的に、美しく歳を重ねるためには、糖化や酸化を防ぐことが大切です。糖化や酸化は体の中で起こる反応のため、食べ物からアプローチをすることで見た目の美しさや若々しさを作ります。食事は即効性がないため、目に見える効果が感じにくいのですが、20年間、たくさんの方の食生活をみさせていただいてきたからこそ言えることは、確実に5年後、10年後に、見た目の美しさとして効果が発揮されます。「こんな些細なことでも効果があるの?」ということこそ効果的です。まずは5年後の自分の変化を楽しみにしながら、小さなことをコツコツ積み重ねましょう。 Profile●日本抗加齢医学会認定指導士、睡眠改善インストラクター、上級睡眠健康指導士、野菜ソムリエプロ。総合病院、腎臓・内科クリニックを経て独立。長年の臨床経験から、体の中から健康に美しくなる生活習慣を見い出し、わかりやすく発信することを得意とする。また、働く女性の健康支援に注力し、フィーカレディースクリニックにて、栄養相談・睡眠相談を担当。