圧力どこまで…観光業で“中国依存”見直す動き かつて対立した国々の対応に「共通点」
■京都で「売り上げ的に問題ない」声も 各地で“脱中国依存”の動き
中国が日本への圧力を強めるなか、国内のホテルには影響が出ています。
愛知県にあるホテルを訪ねると、中国人観光客からのキャンセルの通知だという紙の束を見せてくれました。
――全部で何枚?
国内ホテルの社長
「何枚かな。すごくたくさんで数え切れない」
12月末までの予約で、2000人のキャンセルが出ているといいます。
このホテルでは過去、東日本大震災や尖閣諸島国有化の際などに、あわせて1万500人ほどの中国人観光客のキャンセルを経験しているということです。
国内ホテルの取締役
「なんとか間口を広げるようにしていて、ホテルの予約サイトにAIを導入して、お客さまがご利用いただきやすい値段に自動でなるようになりまして、そのおかげか日本のお客さまからの予約も増えた」
今は、日本人観光客の割合が全体の7割となり、中国人観光客に頼らなくても、やっていける状況になっているといいます。
こうした、“脱中国依存”の動きは、各地で見られています。
訪れる外国人観光客のおよそ2割が中国人だという京都市では、中国人観光客が減ってきているといいます。ただ、地元の飲食店に売り上げについて聞くと…
「それは変わらないです。欧米の方とかけっこう多いので、売り上げ的には特に問題ない」
「全然変わらないですよ、そこは。逆に日本人(客)が増えた。今まで日本人は行きたくても(混雑で)行けなかったのが多いと思う」
観光客を迎える商店街も――
嵐山商店街 会長
「中国も日本に行かないってなるのはリスクでしかないので、いろんな国の方に満遍なく来ていただかないと。おもてなしをしっかり頑張って、全方位で頑張ろうぜって言っています」
中国だけに頼らない動きが広がっています。
■中国と対立した国々…対応に“共通点”
今後の日中関係はどうなっていくのでしょうか。過去、中国が他国に対して、圧力をかけていた事例を見ていきます。
2017年には、韓国が迎撃ミサイル「THAAD」を配備した際に、中国の一部がレーダーの探知範囲に入るため中国が猛反発。中国国内の旅行会社に対し韓国旅行の販売を中止するよう指示するなど、報復措置をとりました。