文化施設を「トランプ・ケネディ・センター」に改称 ケネディ家は反発「常軌を逸している」
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【12月19日 AFP】米ホワイトハウスは18日、首都ワシントンの総合文化施設ケネディ・センターの理事会が「トランプ・ケネディ・センター」への名称変更を「満場一致」で決定したと明らかにした。
ドナルド・トランプ大統領は今年、「ウォーク(目覚めている、の意。社会問題や人種差別、性差別などへの意識が高いことを示す)」過ぎると見なした施設への取り締まりの一環として、同センターの新たな理事を自ら選び、自ら理事長に就任した。
だが、同センターの名称の由来となった、暗殺されたジョン・F・ケネディ元大統領の親族は、名称変更を「あまりにも常軌を逸している」と非難し、議会の承認なしに改名することはできないと述べた。
トランプ氏は名称変更に繰り返し言及していたにもかかわらず、理事会の決定発表後、「驚いているが、光栄だ」と記者団に語った。
ホワイトハウスのキャロライン・レビット報道官は、同センターの「非常に尊敬されている」理事会が、存命の大統領にちなんで名称を変更するという異例の措置を「全会一致で」決定したと発表。
「トランプ大統領が過去1年間にわたり施設を救うために尽力してきた驚異的な功績」によるものだとして、「ドナルド・J・トランプ大統領、そしてケネディ元大統領にお祝いを申し上げる。このチームは未来永劫、真に素晴らしいチームとなるだろう!」と付け加えた。
同センターのウェブサイトにはその後、「トランプ・ケネディ・センター」の新しいロゴが掲載された。
だが、この名称変更は、米国で最も名高い政治家一族であるケネディ家から激しい非難を浴びた。
ケネディ元大統領のめい、マリア・シュライバー氏はX(旧ツイッター)で、「ここで何が起きているのか分からないのか? さあ、米国民の皆さん! を覚まして!」と投稿。
さらに、トランプ氏がケネディ元大統領の名前の前に自分の名前を加えることが許されると考えるのは「あまりにも常軌を逸している」と付け加えた。
ケネディ元大統領の弟ロバート・ケネディ元司法長官の孫、ジョー・ケネディ3世元下院議員は、同センターは大叔父の「生きた記念碑」であり、「誰が何と言おうと、リンカーン記念館の改名ができないのと同じように、改名など許されない」と述べた。
同センターの正式名称「ジョン・F・ケネディ舞台芸術センター」は連邦法で定められている。同センターは1958年に連邦議会によって設立され、ケネディ元大統領暗殺後に法律によって改名された。(c)AFP