広陵だけでなくPL、明徳でも…強豪で繰り返される不祥事 高校野球に根強く残る「暴力」

取材に応じる広陵高の堀正和校長(左)=10日午後、兵庫県西宮市(成田隼撮影)
取材に応じる広陵高の堀正和校長(左)=10日午後、兵庫県西宮市(成田隼撮影)

全国高校野球選手権大会に出場している広陵高(広島)が10日、2回戦以降の参加を辞退することになった。同校野球部では今年1月に暴力行為があり、日本高野連から厳重注意を受けていた。過去には他の強豪校でも同様の不祥事が発生しており、高校野球に根強く残る「暴力」の実態が浮き彫りになっている。大会を主催する日本高野連と朝日新聞社は「暴力やいじめの撲滅に引き続き努力していく」としている。

広陵の硬式野球部は春の選抜大会で3度優勝するなど高校野球の強豪校として知られる。プロ野球にも有原航平(ソフトバンク)、宗山塁(楽天)ら多くの選手を輩出している。

広陵では今年1月、寮で1年生(当時)が禁止行為を行い、2年生(同)4人が暴行に及んでいたことが判明した。日本高野連からは3月に厳重注意を受けた。

高校野球では過去にも強豪校で暴力にからんだ不祥事が繰り返されている。

清原和博(元巨人)ら多くのプロ野球選手を輩出してきたPL学園高(大阪)では2013年、複数の2年生部員(当時)が1人の部員に対して集団で暴行する事案が発生。その後6カ月間の対外禁止処分を受けた。

また、02年に全国制覇した明徳義塾高(高知)では05年、夏の甲子園出場が決定した後に部員の暴力行為や喫煙などが発覚。大会直前になって大会への出場を辞退した。

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