2026年1月版 主なアップデート

アップデート実施日:2026年1月11日

1月11日に実施されるアップデート内容をご紹介します。

APIの更新内容の詳細は、APIアップデート情報をご覧ください メンテナンスにおけるkintone APIのアップデートはこちら

本アップデート内容は情報公開時点のものであり、今後変更される場合があります。
その他の変更点は、定期メンテナンス情報をご覧ください。 メンテナンスにおける変更点はこちら

検索
アプリの説明でアプリを検索可能に

アプリの説明でもアプリを検索できるようになりました。これまでは、アプリ名による検索しかできませんでした。これにより、アプリ名のみの検索ではアプリがヒットしにくい場合でも、アプリを見つけやすくなります。

アップデート前

アップデート前のアプリ検索画面

アプリ名にキーワードが含まれるアプリのみが、検索結果に表示されていました。

アップデート後

アップデート後のアプリ検索画面

アプリ名に加え、アプリの説明にキーワードが含まれるアプリも、検索結果に表示されます。上から「アプリ名にキーワードが含まれるアプリ」「アプリの説明にキーワードが含まれるアプリ」の順に表示されます。

ファイル読み込み
CSVファイルの読み込み機能が、桁区切りがある数値に対応

CSVファイルの読み込み時に、数値に桁区切りがあるファイルを読み込めるようになりました。これにより、外部システムから出力されたCSVファイルの数値が桁区切りされているかどうかによらず読み込みを行えるようになります。

アップデート前

アップデート前のCSVファイル読み込み画面

数値に桁区切りがある場合(例: 1,800)、記載形式のエラーとして扱われ、読み込むことができませんでした。

アップデート後

アップデート後のCSVファイル読み込み画面

数値に桁区切りがあるファイルをそのまま読み込めるようになりました。

現在、数値の桁区切り記号として「カンマ」および「ピリオド」の読み込みに対応しています。

JavaScript API
(アプリ)
現在の作業者を変更ボタンの表示・非表示の変更と表示状態の取得がJavaScript APIでできるように

PCのレコード詳細画面に表示されるプロセス管理の「現在の作業者を変更」ボタンに対して、表示・非表示の変更と表示状態の取得をJavaScript APIで行えるようになりました。

現在の作業者を変更ボタンの表示・非表示の変更と表示状態の取得 JavaScript API(PC):
現在の作業者を変更ボタンの表示・非表示の変更API kintone.app.record.showChangeAssigneeButton()
現在の作業者を変更ボタンの表示状態の取得API kintone.app.record.getChangeAssigneeButtonDisplayState()

詳細はdeveloper networkをご覧ください。

JavaScript API
(アプリ)
レコード一覧を切り替えるパーツの選択肢の表示・非表示の変更と表示状態の取得がJavaScript APIでできるように

レコード一覧・グラフ画面に表示される、レコード一覧を切り替えるパーツの選択肢に対して、表示・非表示の変更と表示状態の取得をJavaScript APIで行えるようになりました。

レコード一覧を切り替えるパーツの選択肢の表示・非表示の変更と表示状態の取得 JavaScript API(PC):
レコード一覧を切り替えるパーツの選択肢の表示・非表示の変更API kintone.app.showViewSelectorItems()
レコード一覧を切り替えるパーツの選択肢の表示状態の取得API kintone.app.getViewSelectorItemsDisplayState()
レコード一覧を切り替えるパーツの選択肢の表示・非表示の変更と表示状態の取得 JavaScript API(モバイル):
レコード一覧を切り替えるパーツの選択肢の表示・非表示の変更API kintone.mobile.app.showViewSelectorItems()
レコード一覧を切り替えるパーツの選択肢の表示状態の取得API kintone.mobile.app.getViewSelectorItemsDisplayState()

詳細はdeveloper networkをご覧ください。

JavaScript API
(アプリ)
グラフを切り替えるパーツの選択肢の表示・非表示の変更と表示状態の取得がJavaScript APIでできるように

レコード一覧・グラフ画面に表示される、グラフを切り替えるパーツの選択肢に対して、表示・非表示の変更と表示状態の取得をJavaScript APIで行えるようになりました。

グラフを切り替えるパーツの選択肢の表示・非表示の変更と表示状態の取得 JavaScript API(PC):
グラフを切り替えるパーツの選択肢の表示・非表示の変更API kintone.app.showReportSelectorItems()
グラフを切り替えるパーツの選択肢の表示状態の取得API kintone.app.getReportSelectorItemsDisplayState()
グラフを切り替えるパーツの選択肢の表示・非表示の変更と表示状態の取得 JavaScript API(モバイル):
グラフを切り替えるパーツの選択肢の表示・非表示の変更API kintone.mobile.app.showReportSelectorItems()
グラフを切り替えるパーツの選択肢の表示状態の取得API kintone.mobile.app.getReportSelectorItemsDisplayState()

詳細はdeveloper networkをご覧ください。

JavaScript API
(アプリ)
グラフの一覧をJavaScript APIで取得できるように

レコード一覧・グラフ画面で、グラフの一覧をJavaScript APIで取得できるようになりました。これによりグラフを選択するパーツの選択肢の表示・非表示の変更JavaScript APIと組み合わせて、表示の切り替えが行いやすくなります。

グラフの一覧を取得する JavaScript API:
グラフの一覧を取得するAPI kintone.app.getReports()

詳細はdeveloper networkをご覧ください。

JavaScript API
(アプリ)
レコード一覧の一覧を取得するJavaScript APIがグラフ画面で利用できるように

2025年9月版で提供済みの、レコード一覧の一覧を取得するJavaScript APIを利用可能な画面を拡大し、レコード一覧画面だけではなくPCのグラフ画面でも利用できるようになりました。

レコード一覧の一覧を取得する JavaScript API:
レコード一覧の一覧を取得するAPI kintone.app.getViews()

詳細はdeveloper networkをご覧ください。

JavaScript API
(プラグイン設定)
ダイアログ・通知バナー・ローディングの表示JavaScript APIがプラグイン設定画面で利用可能に

個別のプラグインの設定画面で、ダイアログ・通知バナー・ローディングの表示JavaScript APIが利用可能になりました。これにより、個別のプラグインの設定画面でのユーザーからの入力の受付や、ユーザーへのフィードバックが行いやすくなります。

ダイアログ・通知バナー・ローディングの表示JavaScript API:
ダイアログの作成API kintone.createDialog()
確認ダイアログの表示API kintone.showConfirmDialog()
通知バナーの表示API kintone.showNotification()
ローディングアニメーションの表示API kintone.showLoading()

詳細はdeveloper networkをご覧ください。

検討中の機能

検討中の機能をご紹介します。
kintoneシステム管理の「アップデートオプション」画面で、各機能を有効化することで、実際の動作をお試しいただけます。
「検討中の機能」にて提供している各機能に対して、皆様からのフィードバックをお待ちしております。
検討中の新機能に対するフィードバックは、kintoneの改善に協力するフォームにて募集しています。

開発基盤 フロントエンド基盤の刷新(「通知」画面)

※なお検討中の新機能は、定期メンテナンス以外のタイミングでも随時、仕様変更やアップデートオプションの提供開始・終了が実施されます。

開発基盤
フロントエンド基盤の刷新(「通知」画面)

kintone開発チームでは、今後の製品改善スピードの向上を目指し、リリース当初から利用してきていたフロントエンドの技術基盤の刷新を、各種画面で順次進めています。今回、新たに「通知」画面のフロントエンド基盤が刷新され、それにあわせてデザイン変更や機能追加を行った「新しい通知画面」を開発中です。検討中の新機能オプションで有効にすると、従来の通知画面に新しい通知画面への切替ボタンが表示され、それを有効にしたユーザーのみに反映されます。従来の画面にはいつでも戻すことができます。

従来の「通知」画面

従来の通知画面

刷新後の「通知」画面(※開発中の画面です)

刷新後の通知画面

フロントエンド基盤刷新の取り組みの詳細は、過去のお知らせ「現行デザインへの移行と画面パーツ・レイアウトの共通化を実施」をご覧ください。


画面構成に関する考え方

画面の刷新にあたり、機能の拡張性向上や、幅広いユーザーにとっての学習コスト軽減を図るため、画面構成をより一般的なものへと見直しています。

従来

従来の画面構成
  • 通知の中身によってレイアウトが異なるタイル表示
  • 「未読のみ」と「既読のみ」を区別して表示
  • あまり一般的ではない画面構成

刷新後

刷新後の画面構成
  • 通知の種類や一覧をリスト形式で整理して表示
  • 「未読と既読」の通知全体を表示した上で「未読のみ」を絞り込み
  • 機能拡張を行いやすい画面構成

通知の種類や絞り込みの切替操作

通知の絞り込み切替が画面左列に表示されます。通知の種類や、指定した条件で作成した絞り込みを切り替えながら、通知の中身を確認していくことができます。また、上部の「未読のみを表示する」にチェックを入れておくと、どの絞り込みでも、常に未読の通知のみを確認していくことができます。

通知の種類や絞り込みの切替操作

通知の検索機能

通知内を任意のキーワードで通知を検索できるようになります。キーワードのほか、送信者や期間で絞り込むこともできます。

通知の検索機能1
通知の検索機能2

一括操作機能(一括既読)

複数の通知を選択し、一括で既読にすることができるようになります。

一括操作機能

「グループ化された通知」の展開表示機能

「他X件」とグループ化された通知を、ワンクリックで展開して表示し、それぞれの通知を手軽に確認できるようになります。

展開表示

アップデートオプションの変更内容

アップデートオプションの変更内容は以下の通りです。

kintoneのアップデートオプション
新機能の無効化
変更なし
「kintone AI:AIラボでスレッドのコメントをAIで要約する機能」を無効にする
2026年2月の定期アップデートが実施されるまで無効化可能です。
変更なし
「レコードの絞り込み条件で、添付ファイルの有無を指定できる機能」を無効にする
変更なし
「アプリ管理画面でアプリ管理者数を確認できる機能」を無効にする
変更なし
「モバイル版のレコード詳細画面で『現在の作業者』を確認できる機能」を無効にする
変更なし
「JavaScript APIの拡充(2025年7月版~8月版)、およびkintone全体のカスタマイズとJavaScript APIの動作対象画面の見直し」を無効にする
変更なし
「JavaScript APIの拡充(2025年9月版~11月版)」を無効にする
変更なし
「kintone AI:レコード一覧画面に表示されているレコードの要約や分析をする機能」を無効にする
変更なし
「日付や日時を、日月年の順で表示する変更(特定の言語設定の場合のみ)」を無効にする
変更なし
「数値の桁区切りをピリオド、小数点をカンマで表示する変更(特定の言語設定の場合のみ)」を無効にする
変更なし
「日付をスペイン語、タイ語、ポルトガル語(ブラジル)で表示する変更(特定の言語設定の場合のみ)」を無効にする
変更なし
「ファイルの添付に対応したリッチテキストエディターで、クリップボードの画像やファイルを貼り付けできる機能」を無効にする
変更なし
「kintone AI:検索AIをモバイルアプリ(iOS/Android)で利用できる機能」を無効にする
変更なし
「kintone AI:AIにアプリ設定をレビューしてもらえる機能」を無効にする
2026年5月の定期アップデートが実施されるまで無効化可能です。
変更なし
「新しいファイル読み込み画面」を無効にする
変更なし
「読み込まれたファイル画面のフロントエンド基盤の刷新」を無効にする
内容変更
「JavaScript APIの拡充(2025年12月版~2026年1月版)」を無効にする
追加
「アプリの検索時に、アプリの説明を検索対象にできる機能」を無効にする
追加
「CSVファイルの読み込み時に桁区切り付きの数値を読み込める変更」を無効にする
新機能の先行利用
なし
検討中の新機能
変更なし
「kintoneシステム管理のデザイン改善:『ヘッダーの色』画面のデザイン・レイアウト変更」を有効にする
変更なし
「Excelファイルからアプリを作成する画面のフロントエンド基盤の刷新、および読み込みエラー発生時の処理の変更」を有効にする
変更なし
「kintone AI:AIでアプリを検索する機能」を有効にする
追加
「新しい通知画面」を有効にする
定期アップデート以外のタイミングでも更新されます。最新の状況はシステム管理内の「アップデートオプション」画面を確認してください。
cybozu.com共通管理のアップデートオプション
提供中のアップデートオプションはありません。

アップデートオプション機能の詳細や、提供中の各項目(新機能)については以下のヘルプページを参照してください。