「片脚は人工関節で、ろくに睡眠も取れていない」 激ヤセが不安視される高市首相の体調

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維新の要求を丸のみ

 かろうじて法案が衆院を通過したとしても、その先には参院での審議が控えている。会期延長を行ったところで、年内に法案が成立する見込みはほとんどない。

「来年通常国会での継続審議が落としどころでしょう。その通常国会でも定数削減の審議がいつ始まるのかは皆目見当がつかないと言わざるを得ません。ほとんどの議員は、定数削減なんてやれないだろうとタカをくくっています。茶番劇が演じられている状況です」(前出のデスク)

 先の青山氏の話。

「維新の本丸は、来年通常国会での副首都構想関連法案の成立ですからね。定数削減法案が継続審議になっても連立離脱は選ばないでしょう」

 高市首相は連立のために維新の要求を丸のみした。ゆえに苦境を招いたといえようが、健康状態も懸念されている。7日の能登視察でも、頬のこけ方がやけに目立っていた。

「高市首相はかねて関節リウマチにかかり、診断が遅れたため片脚は人工関節だと明らかにしています。本人は“大阪大学発のお薬のおかげで元気になりました”と言っていますが、実情は異なる。夜は疲れ切っていて、周囲は情報の報告もしづらい。ろくに睡眠も取れていないようです。一部には、脳梗塞で倒れた石橋湛山元首相のように健康問題で退陣を余儀なくされるのではと心配する向きもあります」(官邸関係者)

 政権維持の波風、中国からの威圧。加えて8日には青森県で最大震度6強の地震が発生、高市首相は相次いで対応に追われている。

 国の内外に憂いあり。首相に「身を削って」打開に努めよ、と言うに言えないのが目下の状況だ。思わぬ国難が今、そこに。

 前編では、首相就任から46日目にして初めて行われた夜の会合の場で、麻生太郎副総裁が高市首相に呈した苦言の内容について報じている。

週刊新潮 2025年12月18日号掲載

特集「激やせ『高市首相』を悩ます悪名高き『定数1割削減』の実現度」より

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