雑記 【お詫び】 アバラ骨にヒビが入ったと以前の後書きでお知らせしましたが、二日前に風邪引きまして咳が止まらなくなったのです。で、アバラ骨を刺激してしまって物凄く痛いのです。 強めの鎮痛剤を今日お医者さんで処方してもらって服用したら頭が朦朧としていま... 2025.12.16 雑記
halloween 「気分は下剋上 ハロウィン 2025」15 旧館は、この大学病院が設立されたときの本館だったこともあり、由緒と威厳を備えた建物だ。祐樹は来るたびに感心して見上げるのだが、今日はそんな心の余裕はない。ただ、すっかり時代の波に取り残された建物のため、人の出入りが極端に少ない。... 2025.12.15 halloween「気分は下剋上 ハロウィン2025
短編 「気分は下剋上 今年限りのもの」後編 「あの照明にも電気代がかかるだろう?『経費の無駄遣いだ!』と真殿教授は判断したというのが建て前だ。本音は並川教授を思い出す物など見たくないということだそうだ。だから今年限りであの電飾は撤去される。個人的には教授会でよく会話... 2025.12.14 短編tanpen
halloween 「気分は下剋上 ハロウィン 2025」14 「『だめです』という言葉だけは、はっきりと聞こえた。それ以外はよく聞き取れなかったが、否定的な寝言だったことは確かだ」 その怜悧な声には、わずかながら案ずるような響きが混じっていた。それよりも、その程度の寝言で本当によかったと心の... 2025.12.14 halloween「気分は下剋上 ハロウィン2025
短編 「気分は下剋上 今年限りのもの」中編 「そうか。野戦病院みたいな修羅場ではなくて本当によかったな。疲れているのならこのまま帰宅して暖かい寝室で眠りたいだろう?」 最愛の人が気遣うように首を傾げ、祐樹を見上げた。マフラーにくるまった細い首が、夜目にも際立つ白さだった。「... 2025.12.13 短編tanpen
halloween 「気分は下剋上 ハロウィン 2025」13 今、艶かな素肌を目にすれば最愛の人の貴重な睡眠時間を削って三度目の愛の交歓になだれ込んでいくことはは必至だった。「貴方のスーツやネクタイを買いに行くとき、お供したことがあったでしょう?」 最愛の人は「教授職として無難だから」とい... 2025.12.13 halloween「気分は下剋上 ハロウィン2025
短編 「気分は下剋上 今年限りのもの」前編 「祐樹、救急救命室の勤務明けの午前三時に病院の職員専用の門に迎えに行ってもいいか?」 最愛の人が作ってくれたふわふわのフレンチトーストを食べていた祐樹は、予想外の「お誘い」に驚いた。彼は朝食に相応しくポタージュスープをカッ... 2025.12.12 短編tanpen
halloween 「気分は下剋上 ハロウィン 2025」12 「呉先生をハロウィンの仮装に誘うだけなら私だけでも大丈夫だと思うのです。今夜川口看護師が快諾してくれたでしょう?皆がしているというのは、心のハードルを下げますからね。しかし、呉先生を浜田・内田教授へのお披露目を兼ねていますよね、来... 2025.12.12 halloween「気分は下剋上 ハロウィン2025
halloween 「気分は下剋上 ハロウィン 2025」11 「祐樹、今夜もものすごく感じた。ほら、まだ手足が愛の交歓の余韻で震えている」 最愛の人が望むので繋がりは解いたものの、後始末はしていない状態で腕枕をした。祐樹の手で乾かした髪の毛も、再び汗の雫を宿らせているのが情交のあとという感じ... 2025.12.11 halloween「気分は下剋上 ハロウィン2025
halloween 「気分は下剋上 ハロウィン 2025」10‐C(18禁) 【ハロウィン本編とは無関係の恋人時間──川口看護師と別れたあとの時系列です】 ―――――――――― 「いいですよ……」 祐樹は、耳朶を甘く噛みながら指の動きより繊細かつ大胆に動かした。彼の... 2025.12.11 halloween「気分は下剋上 ハロウィン2025