自衛隊への災害派遣要請めぐり牧之原市長が県に苦言「齟齬があるのはどうなの?」 県幹部「意思疎通できていなかった」 静岡県
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自衛隊の派遣要請をめぐり、疑義の声が上がっています。台風15号で被災した牧之原市に自衛隊が派遣されなかった問題で、牧之原市の杉本基久雄市長は静岡県、自衛隊ともに「現場を見てから判断すべきだった」と強調しました。 国内最大級の竜巻により、甚大な被害が出た牧之原市。 杉本市長は発災直後に静岡県が自衛隊に災害派遣を要請しなかったと苦言を呈していました。 これに対し、鈴木知事は…。 鈴木康友知事 「自衛隊に打診した。しかし、自衛隊としては今回の案件については派遣の条件を満たさないということで、派遣をしないという方針だった」 「自衛隊が派遣を断った」と説明していた静岡県。 これに対し、異なる見解を示したのが陸上自衛隊のトップです。 陸上自衛隊 荒井正芳陸上幕僚長 「自治体等により対応が可能であると34連隊と県との間で認識共有がなされたことから、災害要請が発出されなかったと承知している」 正式な派遣要請は受けていないとして、事前調整の段階で災害派遣の要件を満たさないことを静岡県とも共有していたとの認識を示しました。
牧之原市 杉本基久雄市長は
牧之原市 杉本基久雄市長 「齟齬(そご)があるのはどうなの?と思う。7日に知事が来た時に知事に直にお願いした。そしたら知事は『分かりました。要請します』と言ったが、結果的に自衛隊の発表だと要請は来ていない」
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